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2014年4月 8日 (火)

アメリカは韓国を見限ったのか?【世界情勢への歴史的考察3】

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「これは一介のサラリーマンがマスコミやネットの情報を基に世界情勢を考察しようとする無謀な試み。そのわずかで偏った情報と私の中にある限られた歴史認識からの帰納(歴史は繰り返す)によって導き出した仮説は真実に近づけるのか?」(かずさん)

安倍首相の靖国参拝に対し、「失望」とまで表明したアメリカであるが、3月25日にハーグで行われた日米韓首脳会談での韓国の非協力的な態度等によって、アメリカは韓国を信頼できる同盟国として扱う努力をいったん止めたようである。
それは以下の記事から推測できる。(結論は最後に書いています。)

●米国、日本にイージス艦2隻を追加配備(2014年04月07日08時10分 中央日報日本語版)

 米国が2017年までに、日本に北朝鮮の弾道ミサイルに対応可能なイージス艦2隻を追加で配備すると発表した。
 日本を訪問中のチャック・ヘーゲル米国防長官は6日、小野寺五典防衛相との会談後に共同記者会見で「最近、北朝鮮が国連決議に違反するミサイル発射を行っている。北朝鮮の挑発と威嚇に対応する措置としてこのような決定を下した」と述べた。これに伴い、日本を拠点とする米国の弾道ミサイル対応型イージス艦は5隻から7隻になる。
 ヘーゲル長官は「昨年10月、京都に2基目のミサイル防衛(MD)レーダー施設を設置した。アラスカ地上配置型迎撃ミサイルの増強に続いて今回の日本のイージス艦追加配備を通じ、北朝鮮の弾道ミサイルの威嚇に対する日本、米国本土の防衛力は飛躍的に強化される」とし、「加えて米国が日米同盟をどれほど重視しているのか見せるものだ」と強調した。

●安倍首相の執拗な外交戦…オバマ、日本に2泊の国賓訪問(2014年04月04日07時55分 中央日報日本語版)

日本の総力外交が終盤で逆転を見せた。今月末に予定されているバラク・オバマ米国大統領の日本訪問スケジュールが1泊2日から1日増えた2泊3日に決まった。3日、共同通信によると、米国政府はオバマ大統領の訪日日程と関連して、今月24〜25日の2日間に対する国賓招待を受諾するとの立場を日本側に同日通知した。訪日後の25〜26日は韓国を訪問する。昨年12月、米国が止めたにもかかわらず、安倍晋三首相が靖国神社を参拝して冷え込んだワシントンの雰囲気も和らいだ。

★【ひと言】★
以上のように安倍総理が朴大統領に韓国語で挨拶したのを無視した日米韓首脳会談以降、アメリカは韓国に対する配慮をしなくなっている。
いや、完全無視と言えるかもしれない。
いずれも韓国の有力紙中央日報からの引用であるが、日本の記事に対し、なにかと韓国との関連した記事に仕立て上げる韓国の新聞ですら韓国のことを書けないほどにアメリカは韓国を眼中にないかのような政策を表明している状況だ。
ほんの数ヶ月前の記事と比べてみると雰囲気の違いは明白である。

◆「なぜ靖国参拝」米国で叱責された安倍首相の外交ブレーン(2014年01月20日08時46分 中央日報日本語版)

日本の安倍晋三首相の靖国神社参拝の波紋をなだめるために米国を訪問した安倍首相の外交ブレーンに米政府が強い不満と訓戒を出したと日本のメディアが報道した。
朝日新聞は19日、米政府当局者の話として「ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は17日、ワシントンで谷内正太郎国家安全保障局長と会談し、安倍晋三首相の靖国神社参拝を取り上げた」とし、「北朝鮮を巡る日米韓協力の重要性などを説明したうえで、『日本が韓国との関係改善のため何らかの措置を取ることを望む』と話した」と伝えた。
米政府はこれまで東アジア情勢安定のため日本政府に近隣諸国との関係改善を繰り返し促してきたが、韓日関係改善に向けた具体的措置を直接要求したのは極めて異例だ。同紙はまた、「オバマ政権は安倍首相の参拝が東アジア情勢に与える影響を懸念しており、こうした立場を直接伝えたもの」とした。時事通信も靖国問題が会談の話題に上がったことを伝えた。

◆韓国政府「オバマ訪韓しなければ日本の歴史歪曲黙認」(2014年02月03日10時42分 中央日報日本語版)

米ワシントンで韓国と日本が外交戦をしている。その中でも水面下で最も激しく行われているのが、オバマ大統領のアジア歴訪をめぐる外交戦だ。
(中略)
 ワシントン外交関係者の間では歴訪国に日本・フィリピン・マレーシアなどが含まれたという噂が広まった。特に日本はホワイトハウス側に2泊3日間の国賓訪問を要請した。
オバマ大統領のアジア歴訪から韓国が抜ける可能性が出てくると、韓国政府が慌ただしく動いた。
 昨年12月にバイデン副大統領の訪韓など機会がある度に韓国訪問を要請した。張成沢(チャン・ソンテク)処刑事件後に急変する北朝鮮状況も取り上げた。
こうした中、変数が突出した。安倍首相の靖国神社参拝だ。韓国・中国はもちろん国際社会の批判が殺到し、状況は変わった。政府当局者は「日本を訪問する場合、日本の歴史歪曲を黙認するというメッセージを与えかねないという論理が通用し始めた」と話した。尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は1月、ワシントンを訪問し、ホワイトハウスと国務省の関係者を説得した。
 リチャード・アーミテージ元国務副長官、ビクター・チャ・ジョージタウン大教授などもワシントンポストに寄稿した。2人は「2期目の最初のアジア歴訪で日本・フィリピンを訪問し、核心同盟国の韓国が抜ければ、北朝鮮に誤った信号を与えるおそれもある」と主張した。

★【ひと言】★
 アメリカは韓国を対北朝鮮及び対中国に対する有力な同盟国として繋ぎとめようと、日本に対し、韓国の意に沿うよう働きかけてきた。
 その結果、ハーグでの日米韓の三カ国首脳会談であったのだが、ここでアメリカは頑なな韓国こそ信用ならずと判断したのだろう。
 アメリカが、韓国を信頼できなくなった直接原因は首脳会談だとしても、その遠因は多々あると思われるが、代表的な最近の原因について韓国の新聞が自ら書いている。

◆習主席に配慮する朴大統領…安倍首相より先に会談(2014年03月24日08時51分 中央日報日本語版)

朴槿恵(パク・クネ)大統領が中国の習近平国家主席と23日午後(現地時間)、首脳会談を行った。オランダ・ハーグで開催される核安全保障サミットの最初の日程だ。韓国が25日(現地時間)に予定された韓日米首脳会談の前に中国と会談したのは、米国と中国の二兎を追う政府の悩みのためだ。
韓国国防研究院のイ・チャンヒョン国際戦略研究室長は23日、「韓日米首脳会談に先立ち韓中首脳会談を行うのは、その間、歴史問題などで協調してきた中国に了解を求めるというメッセージが込められている」と分析した。
(中略)
韓国もこうした中国の懸念を知るため米国のミサイル防衛網(MD)参加を拒否し、米国の対中国経済封鎖網と認識される環太平洋経済連携協定(TPP)加盟を遅らせるなどの努力をしてきた。昨年最も大きな外交試験台となった防空識別圏葛藤構図で、米中のうち特定勢力を支持しなかったのも同じ理由だ。

★【総括】★
 アメリカは本気で北朝鮮及び中国の核ミサイルを恐れていて、韓国が防波堤となることを期待していたのだが、韓国が急激に中国寄りとなったことから、アメリカは韓国抜きでの本土防衛を現実解として考え始めたということだと思う。
 具体的にはアメリカが望んだミサイル防衛システムを中国に配慮して韓国が設置しないこと、日本の集団的自衛権に否定的でアメリカ軍の防御を著しく損なっていることが最大の原因だろう。
 北朝鮮はもちろん、本当の目的である中国からのアメリカ本土を狙うミサイルをできるだけ近くで捕捉し破壊を目指したミサイル防衛システムを地理的に絶対優位な韓国内に設置できない以上、その代案として、自らイージス艦2隻を日本近海に増派するものである。(ちなみに日本はアメリカのミサイル防衛システムを導入している。)
 そして、その結果、自国防衛のために韓国内で守るべきものがなくなったうえに、韓国の反対で日本の集団的自衛権が確立されなければ孤立してしまうかもしれない在韓米軍は、速ければ2015年には撤退するかもしれないということだ。

 そもそも朴大統領は保守派与党出身であり、本来なら親米かつ親日であるはずなのだが、中国の台頭により、中国重視に偏って、アメリカの同盟国らしからぬ政策が行われている。
 しかも朴大統領は不正選挙疑惑が出るほどのすれすれでの当選であり、次期大統領は野党側となる公算がある。
 その韓国野党は親中国、親北朝鮮であり、政権交代ともなれば親米は望むことも出来ない。それならいっそ、朝鮮半島の非核化で利害が一致する中国主導での朝鮮統一すらやむを得ないと方針を転換しつつあるのではないかと思わざるを得ない。

 その結果がアメリカによる韓国無視にも見える揺さぶりなのである。
 それにより、韓国が反中国、親アメリカになれば、それは良し、韓国は相変わらずならば、韓国を同盟国と見なさずに対応する方策を真剣に進めるのだろう。

 そしてアメリカのオバマ大統領が日本での国賓扱いを受諾したことにより、韓国はアメリカの同盟国としてオバマ大統領をどう扱うのかという、絵に描いたような試金石が生じているのである。

 中国に配慮すれば、オバマ大統領を国賓で迎えることをできないだろう。
 そうなればアメリカの韓国不信は決定的となる。

 安倍総理は靖国参拝というハンデを負いながら、その巧みな外交手腕によりは、オバマ大統領の国賓招待によりTPP妥結の道筋までつけて(そのことは日本の農業には痛手であるが)、日米同盟関係を強化し、中国包囲網を強固にした上で、米韓関係を岐路に立たせたのだ。

 それにしても心配なのは朝鮮半島情勢だ。アメリカと中国が折り合う線はどんな状況なのだろうか?

 私の予測としては、朝鮮半島の非核化が実現できれば、アメリカは相当な譲歩、例えば北朝鮮による朝鮮統一国家樹立、あるいは中国による朝鮮併合すら認めるのではないか?前にも述べたが朝鮮半島の非核化が最大の問題であり、周辺国の共通利益なのである。その利益に沿えれば、うまく 拉致問題までも解決できるのではないか。それを期待し、そう願いたい。

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コメント

北朝鮮の非核化と拉致問題解決は実現して欲しいが、その為に朝鮮統一、もしくは中国の朝鮮併合も已む無し、というのはいただけない。リスクが高過ぎるのではないだろうか?だいいちどちらも信用出来る国では無いだろうに。政治は杞憂だと言われるくらい最悪の事態を考慮するべきだと考える自分としては、その期待は余りに甘過ぎる ように感じる……ド素人が生意気言ってすみませんでした。

松島さま、コメントありがとうございます。私もド素人です。(笑)
これは最適解ではなく、私の勝手な予測とその予測を前提とした願望です。
朝鮮半島及び日本の非核化がアメリカと中国の戦略上の共通解なのは間違いないでしょう。
そして今の韓国と北朝鮮では、それは実現しそうにないことも確かです。
だとすれば現実の歴史はどう進むのでしょうかね。

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