2014さくら道国際ネーチャーラン(距離250km制限時間36時間)の完走記録(簡略版)です。
前週のトレラン(ハセツネ30k)での筋肉疲労で脚はパンパン、五十肩で腕が満足に動かない状態での出走に、自身の完走は難しいと思いながらスタートし、中盤まで最下位で進みながら、最後まで気持ちを切らさなかった結果、ラストスパートしてゴールという我ながら見事な完走に、さらなる自信と100%の満足を得たさくら道でした。その完走までの道のりをご報告します。
コース概略図です。スタートは名古屋、ゴールは金沢までの250kmです。
高低図です。最高標高は約900mです。
05:59 スタートラインの名古屋城本丸御殿前で整列中にスパルタスロンで一緒だったS藤さんに写してもらいました。脚は不安なれど、ここまで来たらやるしかないです。笑顔でスタートします。
06:00 第1グループ20人が名古屋城本丸御殿前からスタートです。
その後、3分毎にウェーブスタートして行きます。私は第6組、つまり6時15分スタートです。最終は7組です。
実績のあるランナーは最終組で、まさにウルトラマラソン界のレジェンドチームとなっていました。
06:16 スタート直後の名古屋城内を走る第6組を最後尾から写しました。実は名古屋城内に入れるのは選手・スタッフのみです。
06:17 名古屋城大手門を過ぎると応援の人だかりで、その歓呼の中を進みます。
06:31 3分遅れスタートの7組先頭を切っているK内さんに早々に颯爽と抜かれました。さすがです。
07:05 名古屋市街を抜け、清洲城跡前を通過します。最終7組の大半のランナーに抜かれ、すでに最下位争い中です。
07:30 最初のエイド(No.2 11.3km地点)です。脚の調子が悪く長い道のりでした・・・。
08:04 ついに第7組の最終ランナーに抜かれました。ここでビリになりました。約16km地点
さくら道の看板が道案内してくれます。日本人なら迷うような場所はなかったです。
10数台の大会車両がコース上を行ったり来たりしていて、特に夜間走行中はさくらマークの大会車両を見るとホッとしました。
09:24 木曽川を渡り、岐阜県に入りました。家族総出のボランティアが岐阜県入りを祝ってくれます。約27km地点
10:11 岐阜城下を通過します。約34km地点
11:28 サクラがありました。左の表示板には「2014さくら道国際ネイチャーラン 国道156号線ランナー通過中、通行注意」との表示が出ていました。何だか嬉しいです。
13:31 いよいよ上り坂が始まりました。また左の温度表示は21度となっています。暑かったです。
13:55 濃尾平野も終りに近づき、初トンネル(立花トンネル)です。約66km地点
14:25 第1チェックポイント道の駅美並(67.2km地点)に到着です。到着順位は128位、後ろから2番目の到着(3名リタイア)で、実は過去の記録からゴールできない時間での到達だったようです。そんなことも知らず、トイレ休憩も含めて16分も休んで、出発順位は129位の最下位で14:41分にここを出発しました。(笑)
15:22 長良川と長良川鉄道に沿ってぐんぐん上っていきます。
16:47 あまりに到着が制限時間ギリギリのため、どのエイドでも撤収中でした。(笑)ちなみにここは17エイド(85.3km地点)です。
17:47 満開のサクラです。
18:47 約100km走って、日が暮れました。
19:44 第2チェックポイントの白鳥ふれあい広場公園(No.21 106.9km地点)に到着です。到着順位は122位。(完走者のうちここも最下位到着でした。)整体師の先生に2度目のマッサージをしていただき生き返りました。
22:00 道に迷ったという外国人ランナー(ベルギー)と併走します。何度も振り向いて、私の顔にライトを当てて、前後にランナーがいないが、本当に道に迷っていないのか?と聞くのがムカつきました。(笑)
23:30 コース最高地点、ひるがの分水嶺(標高900m)通過です。約128km地点で、やっと半分通過です。
00:45 夜間のエイドでは冷気が入ってこないようにビニールで入口が囲われています。137.4km地点
01:55 気温表示は1度でした。寒かったですが、防寒対策もバッチリ決まり、快走できました。約146km地点
02:14 疲労と眠気で多くのランナーが温かいエイド(No29 147.8km)で休んでいました。ちなみにこの方は私が尊敬するバカロードさんです。話をした後、寝てしまいました。後で宿で話をすると、私の満面の笑みでのエイド到着を見て戦意喪失したよとのことでした。
04:50 夜が明け始めました。鳩ヶ谷ダム湖畔から飛騨の雪山が見え始めました。約164km地点
05:27 世界遺産白川郷を通過します。約169km地点。調子よく走っていたら真っ暗で見られないところでした。(笑)
05:53 第4チェックポイント道の駅白川郷(No34 172.6km地点)です。到着順位91位
07:32 長かった岐阜県も終り、富山県に入ります。約180km地点
10:32 最大の難所、五箇山トンネルへの長くキツイ上りです。(約197km地点)
10:59 延長3000m超の五箇山トンネルは長く、空気が汚れているうえに、狭い歩道に疲れました。(約204km地点)
11:23 トンネルを抜けて激下るとやがて富山平野が見えてきました。約208km地点
14:16 桜並木の向こうに先行するランナーが見えます。約230km地点
14:40 とうとう最後の石川県に入りました。約232km地点
14:49 No46エイド(たけまた友愛の家 232.5km地点)です。左にいる女性は、女子1位だったジェス・ベイカーさん(オーストラリア)で、まだゴールしていないボーイフレンドの応援に来ていました。
このあと、尻が痛いし、ゴールも見えてきたので、だらだら歩いていたら、ベテランランナーS山さんに喝を入れられ、気持ちを切り替えて35時間切りを目指して、必死で走りました。よって、写真があまりありません。
金沢市街に入って、スパルタスロンで仲良くしていただいたMさんと逢って、一緒にゴールしようとを走り出しました。
16:48 兼六園前の交差点で信号待ちです。正面に見える坂を上っていきます。
いよいよゴールが見えてきました。
16:51 金沢兼六園の佐藤桜にタッチして、ゴールです。(Mさんと一緒にゴールしたのですが、記録では3分遅れのゴール16:54となっていました。理由不明です(笑))
一緒にゴールしたMさんとの記念写真です。(ゴール後)
とりあえず、34時間39分で完走しました。出走132人中、62位でのゴールでした。
平均時速は7.2km(全休憩込み)
序盤は脚の腫れ、終盤は和式トイレでお尻の筋肉を傷めるという体調不良と事故で苦しみましたが、笑顔で走り抜き、笑顔でゴールできました。満足です。
詳しい完走記は、また後ほど、記事にします。
・さくら道完走記1(開会式編)
・さくら道完走記2(スタート編)【全ランナーのスタート時の写真あり】
・さくら道完走記3(スタート-No.5エイド25.9km)
・さくら道完走記4(No.5エイド-第1CP)
・さくら道完走記5(第1CP-第2CP)
・さくら道完走記6(第2CP-第3CP)
・さくら道完走記7(第3CP-第4CP)
・さくら道完走記8(第4CP-第5CP)
・さくら道完走記9(第5CP-ゴール)
・さくら道完走記10(ゴール後風呂・移動・宿泊)
・さくら道完走記11(植樹・閉会式編)
教訓
1 レース直前のハードトレーニングは加齢により回復時間が以前より長くかかる事を計算して実施し、レーススタート時には100%の状態に調整すべし
2 テーマとした、全エイド45ヶ所での飲食、ボランティアスタッフと会話を実行し、楽しんだのですが、結局それで休憩総時間は2時間以上かかったと推測されるので、ほどほどにすべし
3 足腰が疲労困憊での和式トイレは事故の元。コンビニを活用します。
最近のコメント