【書評】さよならクリストファー・ロビン 高橋源一郎/著
不思議な短編集だ。
しかしながら遠い昔、私が子どもだった頃、似たような話を空想していた気がする。
それは眠れない布団の中で、死後の世界や死の無い未来をできるだけ論理的に空想していたが、これにはそのようなことが綴られているからだ。
ただし、そのようなことをきちんとした形、つまり小説にすることは途方もなく難しいことだと思う。
見えていない世界は実際のところどんなものなんだろうか?そんなことを再び思い起こさせてくれた不思議な小説だった。
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