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2014年1月25日 (土)

アルツハイマー病をくい止めろ!(NHK)

アルツハイマー病は認知症を引き起こす病気で、認知症の7割を占める病因だ。
実は仕事柄、認知症については、それなりに知っているし、接する機会も多い。

本タイトルはNHKスペシャルの番組名なのであるが、これまでは小難しい文献が中心であったが、それよりもビジュアルが多く、分かり易く編集されたテレビ番組の方が、理解が進む。

さて、DIAN研究によってアルツハイマー病の発症過程が解明されたのであるが、簡潔に説明するとアミロイドβ(ベータ)というタンパク質が脳内に溜まり、それが起因でタウというタンパク質が神経細胞内に溜まり、脳細胞を破壊しはじめ、脳の萎縮が起こり脳機能が衰えていくというのがアルツハイマー病発症の一連の過程だ。
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そしてこの一連の過程が実に25年もかかるということがこの病気の特徴だ。(上の写真のとおり)
すでにアラ50である私は、アルツハイマー病への道をすでに歩みだしている可能性があるということだ。

新たな知見として、血糖値の高さとアルツハイマー病に因果関係があることが述べられていたが、それには納得だ。血糖値が低いことが人類生存の問題であったのだが、高いことが問題となったのは現代に入ってからだからだ。現代生活習慣病なのだ。

さて、気になるアルツハイマー病への対策であるが、新薬の開発の状況にまずは希望が持てたが、それよりも海馬の萎縮改善と記憶力改善が日本が開発した運動プログラムで実現したという研究結果が出たというのは驚きとともに明るき兆しだ。
また、質の良い睡眠がアミロイドβの脳内からの排出できるというのだ。寝ることは良いことなんだなあと改めて感じた。

追記
 私はスパルタスロンなどの超ウルトラマラソンに参加して、実に30時間以上も眠らずに走るのだが、その後は、筋肉痛や超疲労が起きるのだが、それに加えて、明らかに脳にダメージを受けている気がしているのだ。良い睡眠が脳の休息にもなる。実感としてそう思いますね。(笑)

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