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2013年11月14日 (木)

【映画】そして父になる

【映画】そして父になる
是枝監督の作品は彼の初監督作品「幻の光」で鮮烈な衝撃を受けて以来、18年ぶりの鑑賞である。監督がメジャーになると作品を観なくなるという私らしいいつものパターンだ。(笑)
そんな私がなぜ今回、「そして父になる」を観たかと言えば、こどもの取り違えという同じテーマの海外で撮られた【映画】もうひとりの息子という作品を観たいからだ。
奇しくも同じテーマでそれぞれに評価の高い映画ができている偶然はそうそうあるものでなく、両作品の趣の違いを味合うのが楽しみである。

<あらすじ>
学歴、仕事、家庭といった自分の望むものを自分の手で掴み取ってきたエリート会社員・良多(福山雅治)。自分は成功者だと思っていた彼のもとに、病院から連絡が入る。それは、良多とみどり(尾野真千子)との間の子が取り違えられていたというものだった。6年間愛情を注いできた息子が他人の子だったと知り、愕然とする良多とみどり。取り違えられた先の雄大(リリー・フランキー)とゆかり(真木よう子)ら一家と会うようになる。血のつながりか、愛情をかけ一緒に過ごしてきた時間か。良多らの心は揺らぐ……。

<作品データ>
製作年:2013年
製作国:日本
配給:ギャガ
上映時間 121分

<スタッフ>
監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
エグゼクティブプロデューサー:小川泰 、 原田知明 、 小竹里美
製作:亀山千広 、 畠中達郎 、 依田巽
プロデューサー:田口聖 、 松崎薫
撮影:瀧本幹也
美術:三ツ松けいこ
録音:弦巻裕
照明:藤井稔恭
編集:是枝裕和
衣装:黒澤和子
アソシエイトプロデューサー:大澤恵
ラインプロデューサー:新野安行
助監督:熊谷悠

<キャスト>
野々宮良多:福山雅治
野々宮みどり:尾野真千子
斎木ゆかり:真木よう子
斎木雄大:リリー・フランキー
野々宮慶多:二宮慶多
斎木琉晴:ファン ショウゲン
織間忠治:大河内浩
野々宮のぶ子:風吹ジュン
上山一至:國村隼
石関里子:樹木希林
野々宮良輔:夏八木勲

【ひと言】
 一応、私も子どもが三人いる父親である。子どもの取り違えがあるなんてことは、今まで夢想だにしたことがない。何せ三人三様ながら結局のところ私に似ているからだ。
 それでももし自分がそんな立場に置かれたならと思うと、鑑賞する人の経験や立場によってこの映画はいかようにも感じることができるであろう。
 本作品では、2組の夫婦のそれぞれの夫が出てくるし、彼らはどこにでもいるような父親でありつつも非常に際立ったキャラクターを持ち、それぞれに共感できる。
 浅ましくも私の父親としての在りようは、理屈っぽくてクールなところは、福山雅治扮する野々宮に似ているように思えるし、家族の一体感を大事にしている部分は、リリー・フランキー扮する斎木に似ている気がする。
 さて、映像の方であるが、幻の光で受けた独特の映像美は進化していると思ったが、幻の光の時のような衝撃はなかった。
 カメラアングルや構図で心情を描くという映像表現は初めて体感したときに比べれば私の中で色褪せてしまうのは、ある意味仕方ないだろう。
 日本映画らしいきめ細やかなエピソードを少しずづ紡いで重ねていくような繊細な物語を飽きさせることなく魅せてくれる演出はさすがでした。
 そして母親は絶対的に母であり、もちろん受け入れがたい真実に悩み苦しむものの、二人の息子を受容し、愛することがごく自然にできるのに対し、父親にはもどかしいほどそれができない。
 この不条理による試練がなければ、主人公野々宮は父になることができなかったという意味では、自分を含む多くの父親が見るべき映画であると思う。

【ネタバレ(エンディング)】
 結局、野々宮(福山)は6年間息子だった慶多と血のつながるわが子琉晴の両方を引き取ることをあきらめ、交換により琉晴のみを引き取るのであるが、その経緯は、恐らくは裁判をちらつかせるなどの強引な手法であったと思われるが、それについて映画では全く映像もなく語られることもない。
 唯一描かれていたのは、慶多が新しい家族となった斎木家とは交流断絶という選択をしたということ。
 その断絶の中で琉晴との新しい野々宮家を構築する過程の中で、野々宮の一眼レフデジカメに6年間息子だった慶多が密かに撮影した自分の寝顔の写真を見たとき、自分の考えの甘さと彼の本当の気持ちを知ることになる。
 やがて琉晴が野々宮家を家出し、斎木家にお世話になっていることを知った野々宮は妻と迎えに行く。今度は、野々宮を見た慶多が斎木家から飛び出す。野々宮は慶太を追いかけ、初めて父らしく接して、新たな親子の関係が結ばれた。最後は全員が、斎木家の中に入り、画面は古びている斎木家をロングショットに引きながらのハッピーエンドを暗示するエンディング。
 野々宮がその後どうするかは、観客の判断に任されることとなった。

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