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2013年11月 4日 (月)

スパルタスロン(ウルトラマラソン)を完走するためには

Spartathlon
スパルタスロンとはギリシャはアテネからスパルタまでの246kmを36時間以内で走る世界屈指のウルトラマラソン大会。
それを完走することは、ウルトラマラソンランナーの夢であり憧れだと思う。(少なくともフルでサブ3.5どまりの私にとっては至高のレースである。)

夢や憧れになるということは、この大会がいろんな意味でレベルが高いということで、そのうちの一つにランナーがもっとも望む完走自体が相当に困難であるということがある。(完走率 2010年36% 2011年不明 2012年23% 2013年44.6%)

100kmなら10時間(早い人は7時間)走ればゴールするし、完走するだけなら7時間も走ればあとは歩きでも大丈夫かもしれないが、スパルタスロン246kmでは最低でも20時間走り、残り15時間歩いてやっとゴールできるかどうかという困難さだ。

では完走するために20時間以上走るにはどうすれば良いのか?特別な準備や練習方法があるのか?

まずは参加して走って体感してみることなのであるが、日本からギリシャに遠征するとなるとそう何度も行けない。(私も2013年の大会が最初で最後の覚悟で臨み、実際にそうなりそうです。)
※なお、必ずしも完走することが全てではないが、それ相応の準備をして臨むのが礼儀であろう。

さて私は幸運にも今回1回目で完走できたのであるが、今回の参加や過去のブログの記事などから得た情報から言えることは、フルマラソンを2時間40分で走れる人も、一ヶ月で1800kmを走った人も、さくら道で優勝や入賞した人も、何度もスパルタスロンを完走した人までもリタイアとなってしまうという厳然たる事実が存在するということである。
灼熱地獄だった昨年より遥かに涼しいと言われた今回、昨年完走した人は余裕だったかといえば、なんと完走できていない人が何人もいるのである。

これはスパルタスロンにおける厳しい外的要因が暑いという単純なものではなく、もっと複雑で多様な克服すべき外的要因が存在し、走力があっても、それらをうまく抑えていかなければ完走できないことを如実に示していると思う。

ではこのスパルタスロンを完走、特に最初の一回目で走りきるためには何が必要なのか?
完走できる最低限の走力を身につけるとともに、スパルタスロンではどんなことが起きるのか?それに特化した対策はどうするのか?といったことを心して、十分に周到な準備をして臨む必要があるということだと思う。

では、どんなことに注意して、怠り無く準備する必要があるのか?大きくくくると次の2つだと思う。

一つ目は、自分の走力、そして強みと弱点をしっかりと把握しておくこと
二つ目は、スパルタスロンの大会特性、外的要因といった特徴をしっかりと把握しておくこと

この二つをできるだけ正確かつ精緻に把握したうえで、参加者個人にとって合理的で有効な対策を練り上げ、実行できるようにして本番に臨むということだ。
(少なくとも、アスリートじゃあるまいしと言われるほどトレーニングして自分の走力を上げつつ自分の特性を見つめなおし、日本でのこれまでの漫然とした成功体験を一度捨て去って、スパルタスロンを机上ながらも研究し、導いた仮説に基づく対策を揺るぎなく実行することだと思うし、私は根拠は無かったがそうした。(笑))

言うなれば、「己を知り、コースを知れば、完走危うからず」ということだ。
(孫子の兵法の「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」のアレンジ。)

ではどうすればそれができるのか?

今考えると、私にとってもっとも有益だったのは、無念にもリタイアされた方々が自己と外的要因を詳細に分析された記事であった。
独立独歩で走ってきた私にはスパルタスロン出走者の知己が無く、当然リタイアした人など知らないので、得てきた情報はもっぱら書籍やブログの記事なのであるが、それらの方々の記事は日本人の特性なのか、正直かつ細かく状況や原因分析などが記述されているのである。(無論、直接知っている人に聞ければそれに越したことは無い。)
ちなみ参考にしたブログや書籍のいくつかを上げておきます。

<ブログ>
バカロードさんhttp://medicomm.jp/article/0348594.html
走るソフト部員の練習日誌http://matsutake.seesaa.net/category/3896209-1.html
走ることは考えることhttp://blog.livedoor.jp/payuta/archives/51984691.html
<書籍>
四万十ウルトラからスパルタスロンまで 中野友喜/著
100kmマラソンは誰でも快走できる 岩本能史/著

<今回現地で知り合ったランナーで無念のリタイアのことを綴ってあるブログ>
私がウルトラを走る理由http://ultramarathon.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-09db.html
愉悦のランナーhttp://ulkatsu.blogspot.jp/2013/10/blog-post_11.html
マロン君のスパルタスロンへの道http://ameblo.jp/sanma09091/entry-11634149284.html

懸命に走ったものの力尽きたランナーこそ、スパルタスロンの厳しさをきちんと把握し、その大会特性を丹念に物語ってくれるのだ。
一方完走した者は、完走の嬉しさが先立つこともあり、何が完走できた理由なのかはっきりとわかっていない場合がある。私も結局のところそうなのだ。単に自分のランナー特性と今回のスパルタスロンとの相性が偶然に合ったというような運が良かったことが完走要因なのかもしれないのだ。
しかしながら、したくもないリタイアをしたランナーにはその原因がはっきりわかっている。
それこそが、初めて参加する場合において未だ知らないスパルタスロンの大会特性を少しでも把握するのに役立つのである。(なお、レース後半部分は完走者のブログしか情報が無く、終盤の厳しさは完走者ブログから得る必要がある。)

ただし、難しいのはそれらの問題の特性が自分にとってどのような影響を与えるかは、各個人のランナーの特性との相対的な因果関係ということになり、一人一人異なる対応が必要となり、天候により振れ幅もあるとともに、さらにこうした一次的に取った対応により、また新たな課題も生じてくるという点なのである。

例えば、もっとも重要な暑さ対策にしても、給水、塩分補給、日差し、ペース配分、冷却などいろいろあって、偏った対策では別のところで軋みが生じる。単に水を飲めばよいだけでないのは、誰もがわかっていて、塩分補給等さらなる対策を取っていても、なお多くのランナーが脱水症状に陥っている。

それらを上げればきりが無いだろうし、私もわかっている訳ではないし、そもそも科学的、生理学的な考察はできない。

私が自己の唯一の経験から抽象的に言えることは、自分の走力を極限まで高めた上で、自分の特性とスパルタスロンの大会特性をきちんと踏まえ、多面的、総合的にバランスよく対策を行う必要があるということだ。(参考まで私の分析結果とその対策の考え方や実際に実行した方法についてはあとで記述していきたい。)

追記:
今回私と同室だったS浦さんは出走した8回全てで完走されている。
ご丁寧に後でDVDでわざわざ写真を送っていただいたがレース中の写真はなんと700枚以上もあった。
私もレース中の写真は200枚以上とそれなりの数の写真を撮りましたが、まったく敵いません。
ご本人の話では、薬の類は飲まないし、特段の対策もしていない、まさに自然体で走っているとのことでした。
一方でレースやコースの状況を詳細に記憶されていて、それを惜しげもなく私に教えていただき、大変助かりました。
柔和な笑顔に物静かな雰囲気がアスリートっぽくなくて、それで完走率10割という驚愕の結果を残されている尊敬できるランナーでした。
スパルタスロンの完走にはいろいろ個性というか拘りのやり方があるということだと思います。
スパルタスロンの完走に限らず、世の中にはいろいろな方法論があり、私のスパルタスロン完走論もそのひとつであり、唯一のものではないということなのです。

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