【書評】新幹線お掃除の天使たち 遠藤功/著
サブタイトルは、『「世界一の現場力」はどう生まれたか?』
通称「てっせい」と呼ばれている鉄道整備株式会社の新幹線の清掃スタッフのお話である。
清掃というやるべき仕事をやりきって、その先にある、さらなるお客様の満足のために、自分たちが出来るサービスをとことんまで追及していった結果、誰もが満足し、いや感動するような仕事になったということである。
それを本著では、お客様の声、現場のエンジェルレポートなどからあぶり出し、それがどうして生まれてきたのかの経緯をとても分かりやすく書かれています。
新幹線に乗ったお客様の多くが感動し、世界中から視察に来たり、取材に来たりする。
この日本人の細やかで一生懸命なサービスぶりが世界からも賞賛される。
日本て凄いなって思えます。
そして、同じ日本の一員として、同じ仕事をしている社会人として、このより良い仕事をするためにとことん追求していく姿勢は見習わないと思いました。
それを実現するには合理的でシンプルな仕事の仕組み(システム)を作り上げ、それにより生まれた余裕を使って、さらなる高いレベルを実現していく。
今の私もある意味できていると思いますが、その余裕のほとんどは、自分のランニングに投入していますがね(笑)
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