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2013年11月

2013年11月29日 (金)

さくら道国際ネイチャーランに選考されました!(つまり出場決定)

名古屋城から金沢市兼六園までの250kmを36時間以内で走りぬくという「さくら道国際ネイチャーラン」が平成26年4月19日(土)スタートで来年も開催されます。

2013年大会は選考で漏れましたので、再チャレンジということで2014年の大会に申込みしていたところでしたが、本日参加決定の通知が自宅に届いておりました。

私は仕事で不在だったので、嫁さんに開封してもらうと、参加決定通知だったのです!

ばんざい!です。やっと出場できます。

この大会は、一般公道を走る大会ということもあり、参加人数枠が140人と少なく、主催者は全員完走を目指しているため、抽選でなく過去実績等に基づく選考があり、その選考基準レベルが高いので有名な大会なのです。そのため、参加できるだけで名誉であり、ウルトラマラソンランナー憧れの大会なのです。(100kmなら8時間前半のタイムが必要らしいです。)
タイムでは選考基準外ですが、スパルタスロンを完走すれば選ばれるというような励ましをいただいていたので、今年こそはと期待するところはあったのですが、無事選考されて安堵しました。

人々の幸せを願い、太平洋と日本海を桜のトンネルで結ぶことを夢見た旧国鉄バス車掌、故佐藤良二氏の遺志を繋ごうと平成6年に始まった「さくら道国際ネイチャーラン」の第21回大会に出場がかなったことに加え、妻の実家である金沢に向けて走るという意味でも、参加し甲斐のある大会なので、選考の結果、参加できることになってとてもうれしいです。

飛騨の山を越えて太平洋から日本海に抜けるというタフなコースなので、気合を入れて練習して、無事完走できるよう頑張ります。

追記:無事完走できました。関係者の皆様ありがとうございました。

追記:さくら道は1ステージ制のウルトラマラソン大会としては実質最長250kmの日本で2つある大会のひとつ。もう一つは萩往還マラニック250kmで2011年に完走。そちらは制限時間48時間なので時間的に完走はかなり楽なのですが、さくら道は36時間とスパルタスロンと同じなので、かなり厳しいレースとなります。※なお、1ステージ制の最長レースはTJAR(トランスアルプスジャパンレース距離420km)だと思われますが、優勝者でも5日間かかりますし、制限時間も8日間と寝て休むことが前提のレースなのでとりあえず除外しました。(もちろんTJARの完走の難しさは桁違いで、まさに命を賭けて挑む異次元のレースです。)

2013年11月28日 (木)

spartathletes(2013年スパルタスロン完走者一覧写真)

Spartathletes
ギリシャ語のfacebookにスパルタスロン参加者の顔写真が載っていた。

左上は優勝したハンガリーの選手だ。ところどころに見知った顔が載っている。
パッと見、私の顔は見当たらないのだが、55位だったので、55番目の写真を数えて探してみると、写っていた。(笑)

50kmくらいの地点をやや視線を上にして走っているときのななめ顔だ。

全員を数えてみると148人写っていた。今年のスパルタスロン完走者数と同じだ。
見知った完走者はみんな写っていることからして、完走者(SPARTATHLETE)全員の写真のようだ。

それにしてもこれを編集するには相当に大変なことだったろう。

ありがとうございました。私も写っているし、使わせていただきました。

2013年11月27日 (水)

韓国の平昌オリンピック(2018年次期冬季五輪)は大丈夫か?中止返上か?(世界情勢への歴史的考察1)

「これは一介のサラリーマンがマスコミやネットの情報を基に世界情勢を考察しようとする無謀な試み。
そのわずかで偏った情報と私の中にある限られた歴史認識からの帰納(歴史は繰り返す)によって導き出した仮説は真実に近づけるのか?(かずさん)」

あと2か月ちょっとで、私を含む多数の日本人が大好きなオリンピックが始まります。
場所はロシアのソチというところで、2014年2月7日から開催されます。
今回は女子フィギュアスケートの浅田真央ちゃんの金メダルに期待大ですね。

そんな中、ソチ五輪に批判的な映画をロシア政府が1億円で上映中止にしようとした事件が最近報じられましたが、私が心配しているのはソチ五輪の次の五輪、2018年の冬オリンピックがどうなるかということなのです。

その2018年の冬のオリンピックは大韓民国(韓国)の平昌(ピョンチャン)と決まっています。
Map_korea_2
なんだか名前もかわいくて、しかも日本から近くて立地的には良さそうなのですが、実は大きな問題をはらんでいるのです。

その問題とは、当地での全競技開催がどうやら絶望的であるらしいということなのです。

その主な要因は以下のとおり
1 雪不足(平昌の年間積雪量はわずか26cmとか)
2 施設整備困難
(1)アルペン競技開催困難(特に滑降のコース設定は標高差不足で絶望的)
(2)ボブスレー・リュージュ施設なし
(3)宿泊及び輸送力の不足(高速鉄道建設白紙を政府が発表済み)

これらの問題が潜在的に存在することは2011年の開催都市決定時にすでに分かっていた話であるのに、なぜ他の立候補都市のフランス(アヌシー)やドイツ(ミュンヘン・ガーミッシュ)に競り勝てたのか?

過去の同種の事例から推測すると、IOC委員を強力に口説き落とした(買収)としか解釈することは不可能であろう。

その際に、潜在的な問題の解決策としては、冬季オリンピック開催実績のある日本の協力によって解決できるというような説明がなされ、それをIOC委員は善意に解釈して、開催決定の後押しになったと私は推察する。それは次の記事に繋がるのだろう。

【参考記事】
日韓が五輪成功へ全面協力 18年冬季と20年夏季 両国会長が会談 2013.9.10 11:26 産経ニュース
 日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長と韓国オリンピック委員会(KOC)の金正幸会長は東京五輪決定翌日の9日、ブエノスアイレスで会談し、韓国で開催される2018年平昌冬季五輪と20年東京夏季五輪の成功に向け、全面的に協力することで合意した。
 日韓関係が冷え込む中、東京の五輪招致成功を機に新たな動きが生まれる可能性もある。日本には過去2度の冬季五輪を開催したノウハウがある一方、韓国は昨夏のロンドン五輪で日本の倍近い金メダル13個を獲得するなど近年は競技力で勝っている。両者は選手の交流も促進させる。(以上、引用)

 スポーツで日韓が協力することは良いことだと思うが、サッカーでの韓国側の反日の振る舞いなどを考えると、この韓国(KOC)から日本(JOC)への協力の呼び掛けは何か魂胆があると思わざるを得ない。日本のノウハウに期待しているということなのであろうが、肝心の韓国政府や国民からはそんな期待があるような感じはしない。

 いや、韓国は日本に協力をお願いする気はさらさらなさそうだ。(オリンピック関係者を除き)。むしろ、日本政府が何度呼びかけても日韓首脳会談をする気はないし、東京オリンピック招致の際には、原発の危険性を世界に訴えて、東京を追い落とそうとしたくらいだし。
 とすれば、比較的良好だった以前の日韓関係ならともかく、今の日本は韓国に協力する雰囲気も出てこない。

 さらに調べてみると、平昌オリンピックの公式サイトHPに掲載している世界地図にはまるで日本が存在して無いかのように、隠されて表示されているのである。
SiteSite2

朝鮮半島を大きくした結果、日本が見えなくなったということなのだろうが、普通の感覚なら国を隠されるような描き方にその国民が不愉快になるであろうことは想像がつくはずだし、普通はそうまでして自らを目立たそうと思わない。万に一つでもこれが意図的でないなら、直ちに修正するなり配慮してしかるべきなのではないか?(ちょっと怒り!)
注:なお朝鮮半島全体を大きくしているがこれは、大韓民国領土は憲法において朝鮮半島全体と明記してあるからだと思われる。副次的に南北共催的な意味合いも持たせているものと思いますが・・・。

ちなみに本記事を書き始めたときには、どうすれば平昌でオリンピックが開催できるのかとの思いだったが、世界地図から日本を消去することを何とも思わない人々に対し、人間形成が不十分な私としては、韓国を快く助けようという気がどうしても起きませんね。

という私的な怒りは置いておいて、2018年の冬のオリンピックはどうなるんだろうか?

結論は、結果的に2018年冬季と2020年夏季の連続日本開催となる。たぶん、そうなるでしょう。

【歴史予想】
 財政事情を理由に韓国はオリンピックの施設整備を遅々として進めない中、2015年末ついにIOCが平昌オリンピックでの全競技開催に不安を覚え、日本に水面下でアルペン競技などの実施可能性を打診。
 それに対し、日本は運営の難しい競技の実施を可能と回答し、IOCと国際スキー連盟は韓国の返上を待つが一向に返上しないので、一部競技開催は困難と判断し、それらの日本での開催を韓国に要請。韓国は表面上は日本での一部競技の開催に反対しつつ、自国選手の活躍が期待できず、運営も難しいスキー競技などを日本で開催してもオリンピック憲章上、共催扱いとならないことを確認してIOCに返上回答し、日本に譲る。
 オリンピック開催に先立つ聖火リレーでは共催でないからと日本には立ち寄らず、逆に竹島(韓国名「独島」)には立ち寄って、韓国領であるかのごとく振る舞って世界に大々的にアピール。
 終了後は、韓国で初めて開催された平昌オリンピックは大成功と韓国は発表。
 韓国で開催できなかった競技はIOCの要請に応じて日本が快く引き受けて実施するも、オリンピックの大会名称に日本の名は残らず、日本で開催した競技の運営が世界から賞賛されれば、日本は韓国で出来る競技を横取りしたと反日材料になり、逆に万一、競技運営に失敗(死亡事故の多いアルペン競技やリュージュでの事故など)でもすればここぞとばかりに日本を非難するだろう。

 私の歴史予想はこんな感じです。(というか誰でも想像できる予想ですね(笑))

 それでも日本は世界のために韓国での開催できない競技を引き受けるべきであろう。
 誰が見ても損な役割を引き受ける、それこそが日本国であり、日本国民の真骨頂である。

さて、みなさま、いかがでしょうか?

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【追記】日本人てホントに損しています。
↓俊夫くんのけなげさに涙が出て、本当に複雑な気持ちになるお話はこちら
僕は死んで当然の日本人です。

【追記2】(2014/07/22)
いよいよ韓国・平昌冬季五輪返上か?

世界情勢は、ウクライナでのマレーシア航空機撃墜やイスラエル・パレスチナ紛争の激化が大きな問題となっているのだが、その陰で衝撃的な辞意表明がなされた。
「韓国・平昌冬季五輪の組織委会長が辞意表明」

【追記3】(2014/11/21)
 IOCの責任回避の魂胆丸見えの救済策(共催容認)が動き出しましたね。

2013年11月25日 (月)

ゆるキャラ ふなっしー NHKニュースで激白!

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全国的に夜間は暴風雨ということで早く帰宅して、NHKニュースを見ていると、千葉県船橋市の非公認ゆるキャラの「ふなっしー」がテレビ出演していた。

NHKがふなっしーを扱うとは驚きだ。しかも単独インタビューで激白という、スター扱い。
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ふなっしーが誕生当初の苦労から成功への道のり、そしてファンへの感謝を真面目に答えている(語尾に「なっしー」と付けて、おちゃらけてはいるが・・・)のが、なんともおかしくもあり、それでいてある意味、感動的でもあった。(入浴シーンの動画は受けた(笑))

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しかも歌を歌っていてCDデビューもしていたんだ。

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すでに歌番組にも出ているようだし、年末の紅白にゲストで出るんじゃなかろうか・・・。

チーバくんと違って、非公認ゆえ一人で自由にテレビに出て、しかもしゃべれるというのが売れた要因の一つだと思った。

ゆるきゃらグランプリには出られないが、ゆるきゃらとしては、一番人気かもしれないね。

2013年11月24日 (日)

【書評】七つの会議 池井戸潤/著

七つの会議 池井戸潤/著
この会社でいま、何かが起きている―。
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ"で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。
いったい、坂戸と八角の間に何があったのか? パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。
どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。
「夢は捨てろ。会社のために、魂を売れ」「僕はどこで人生を間違えてしまったのだろうか」……筋書きのない会議(ドラマ)がいま、始まる。(引用)

すでにNHKでドラマ化されており、多くの人が知っているお話であるが、私はドラマを見ておらず、今回の読書で小説としての面白さを十二分に堪能できた。NHKドラマ好きの私としてはドラマを観ていないというのは奇跡的な神の思し召しだ。
著者は直木賞作家・池井戸潤、私はすでに「ルーズベルト・ゲーム」を読んでいるが、今年の大ヒットドラマ「半沢直樹」の原作者と言えば、本を読まない人も知っている今をときめく作家であろう。

一見脈絡のない7つの会議を舞台にして、物語が進むという形式がとても面白かった。普通は会議はあまり面白くないはずだが、背景となるこれまでの流れや心情がきちんと描きこまれていて、がぜん会議を傍観する意味を持たせてくれて、わくわくできるのである。それに加えて、新たなキャラクターが会議に登場した際に、かならずその人の生い立ちや生き様が簡潔に説明されていて、読み進める会議に向けた心の準備ができるとともに、私のようなノンフィクション好きの者にとっては、リアリティさを感じさせてくれるのだ。(一般的には、この手法は小説の作風としてはいかがなものだろうかとも思ったが、どうなんだろうか・・・。)

そんな感じで劇的な展開を楽しんでいるうちに、いつのまにか終盤になって、本当の最後になってやっとわかったのは、この作品の主人公は、この人だったのか、と驚かされたのがとても印象的だった。
筋書きのないドラマには、やっぱり筋があったのだなあってね(笑)
本作もそうなのですが、面白い小説はさいごの最後がもっともいかしてますね。

2013年11月22日 (金)

【書評】空飛ぶ広報室 有川浩/著

【書評】空飛ぶ広報室 有川浩/著
航空自衛隊の広報室が舞台の話。有川浩らしい爽やかで優しい文章に厚みのある新刊ですが読書が一気に進む一冊です。
ご承知のとおり、すでにテレビドラマ化されていますが、綾野剛と新垣結衣が主演だったテレビドラマはほとんど見ていなかったので実に楽しめました。(なおテレビドラマのキャスティングは原作のイメージばっちりですね。)
私が好きなストーリーそのものの、喪失からの立ち直りの話なのですが、現代の青春群像とも呼びべき、なりたかった職業からの離脱というプロローグから始まります。
航空自衛隊の広報室に着任した空井は、ブルーインパルスのパイロットに内定した後に、不慮の事故により、パイロット資格を喪失。
東都テレビの新人ディレクター稲葉は、記者失格の烙印でのディレクターへの異動。
そんな二人が、立場は違えども、徐々にお互いの立場や仕事を理解していく様は、実に暖かい眼差しの筆者らしい物語だ。

最後の章は、東日本大震災後に追加されたものであるが、その大震災を経たことによるエピローグは、事実誤認していた私の傲慢な思いをきれいに昇華させてくれたし、個人的にはとても素敵なお話だった。ノンフィクションに思えるほどの素晴らしい小説でしたね。

しかし、これほど主要キャラが多士多彩で、エピソードの多く、しかもテレビ局が舞台とは、まさにテレビドラマのための小説のようでした。(だからすぐにテレビドラマになったのか(笑))

追記:本作品は、航空自衛隊にとって、多くの理解者を一気に増やすことができ、すばらしい広報効果を得られたことでしょうね。

2013年11月21日 (木)

【雑誌】RUN+TRAIL vol.6 UTMB特集

スパルタスロン246km完走、次はさくら道国際ネイチャーラン250kmの出走(現在選考待ち)とすっかりウルトラマラソンランナーみたいになっている私ですが、久しぶりにトレランの雑誌を購入しました。

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なぜならUTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)特集があったからです。
※モンブランの麓フランスのシャモニーをスタートし、イタリア、スイスを経由してモンブランを一周してシャモニーにゴールするという世界一の100マイルのトレイルランニング大会。

UTMB特集だけで約3分の2あります。
まあ、それにしても絵になる大会ですね。
山好きの私としては、その風景写真だけで大興奮ですわ。
仮に本番で走ったらドンだけ写真とって、風景眺めてしまうんだろうか・・・(笑)
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今年の大会には抽選で外れました。来年のエントリーは恐らく来月12月から始まるはずです。もちろん申し込みます。

鏑木さんは、UTMBはUTMFの1.5倍キツイと書いていました。
うーん、1.5倍か・・・。UTMFギリギリだった私には厳しいってことだ。

とにかく、UTMB、当選して、挑戦したいな。

2013年11月20日 (水)

【書評】鍵のない夢を見る 辻村深月/著

【書評】鍵のない夢を見る 辻村深月/著
短編小説集で第147回直木賞受賞作。
・仁志野町(にしのちょう)の泥棒
・石蕗(つわぶき)南地区の放火
・美弥谷(みやたに)団地の逃亡者
・芹葉(せりば)大学の夢と殺人
・君本家の誘拐

本編は女性でなければ書きえない小説である。男性では及びもつかない細やかでありながらちょっと異常な女性特有の粘着性のある執着や愚直な感情の発露は読めばそんなものかと理解できるが、私の内側からは決して湧いてこないものであった。
それでいながら、推理小説的な作風によって醸し出される本短編の特徴的な雰囲気は、推理小説をあまり読まない私には、実に新鮮に感じるとともに心地よく読めた。
著者が若さのみならず、現代社会、特にネット社会の出現による新たな社会的な課題、それをまさに同時進行と言えるほどに小説の背景として違和感なく抽出して物語として構成された完全な現代小説であり、それが今の私の感性にはまった感じだった。

どれもお薦めであるが、恋愛と結婚について、普通の人の普通な感覚に極めて近いながらも、それゆえに嵌ってしまう不可思議さを男性の私でも十分に納得できたのは、次の2作であった。
「石蕗(つわぶき)南地区の放火」と「君本家の誘拐」である。

私も若い才能を素直に素晴らしいと思えるような年齢になってしまったようだ。(笑)

2013年11月19日 (火)

ギリシャ旅行記02(ドーハからアテネ)

2013/09/22
カタール・ドーハ空港からギリシャ・アテネに向かいます。

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カタール・ドーハ空港の夜明けです。

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21番ゲート、やっと搭乗開始です。

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ドーハ空港はカタール航空の飛行機数にターミナルゲート数が追いつかず、ほとんどがバスで駐機地点に向かいます。

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窓際の席でした。

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機内はだいぶ日本人が少なくなりました。隣もその隣も外国人(いわゆる白人さん)でした。

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窓からドーハの街を望みます。(空港施設かも)

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離陸の滑走路と着陸の滑走路が同じ気がするんですが・・・。しばし、待機です。

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眼下にドーハの街が見えました。砂漠の街ですね。

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ペルシャ湾です。きれいです。石油積み出し港でしょうか?

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何も無い砂漠の上を飛んでいます。

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機内食(オムレツとソーセージ)

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レース前でコーヒー断ちしていたのですが、ついつい一杯いただいちゃいました。

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紅海が見えてきました。青く美しいです。

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無人島が見えました。対岸にも街はありそうに無いですね。

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とっても美しい海です。

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シナイ半島上空通過中です。ドーハからイスラエル上空はスエズ運河見えるかな?

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そのシナイ半島です。初めて雲が出てきました。川床みたいな地形も見えてきましたね。

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翼の直下がスエズ運河です。

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エジプトに入りました。農作地でしょうか?

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地中海が近づいて雲が増えてきましたが、まだ地表が見えます。

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ナイルデルタだと思います。奥に地中海が見てきました。

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地中海をしばらく進むとギリシャ最大の島、クレタ島の東端上空を通過しました。

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湿度が上がって霞んできましたね。地中海の島々がかすかに見えます。

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エーゲ海の島々です。サントリーニ島どこかな?

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エーゲ海の島(名前不明)

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エーゲ海突っ切ってきました。

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エーゲ海の島、最後です。

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イスラエル付近避けて飛んでますね。危ないのかな?

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ヨーロッパ・ギリシャ本土が見えました。

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ギリシャ・アテネ郊外の町です。

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ギリシャ・アテネに着陸しました。

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ジェット燃料を給油してます。初めて見ました。

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お世話になった機体です。

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ギリシャへようこそ!

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入国審査待ち

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入国ゲートです。これを通り過ぎれば、ギリシャ入国です。

それにしても5時間の飛行中、ずっと外を見ていました。なぜなら、昼間で雲が無かったからです。初めての経験でしたね。
空港からアテネ市街、まずはホテルに鉄道(地下鉄)で向かいます。

ギリシャ旅行記(簡潔編)はこちら

次>ギリシャ旅行記03(アテネ市街散策ランニング)
前<ギリシャ旅行記01(ドーハでのトランジット)

2013年11月18日 (月)

【映画】もうひとりの息子

Mou
テルアビブに暮らすフランス系イスラエル人の父アロン(パスカル・エルベ)と母オリット(エマニュエル・ドゥヴォス)の息子が18歳になり、兵役検査を受ける。その結果、彼は実の息子ではないということが明らかになる。湾岸戦争で混乱していた18年前、生まれた病院でパレスチナ人家族の赤ん坊と取り違えられていたのだ。2人の息子たちが動揺し、2人の父が葛藤するなか、2人の母は……。

<作品データ>
原題 Le fils de l'autre
製作年 2012年
製作国 フランス
配給 ムヴィオラ
上映時間 101分
公式サイト

<スタッフ>
監督 ロレーヌ・レヴィ 
脚本 ロレーヌ・レヴィ 、 ナタリー・ソージョン 、 ノアム・フィトゥシ 
原案 ノアム・フィトゥシ 
エグゼクティブプロデューサー イタイ・タミール 
製作 ヴィルジニー・ラコンブ 
制作主任 フレデリック・グルネンウォルド 
撮影監督 エマニュエル・ソワイエ 
美術 ミゲル・マルキン 
音楽 ダフェール・ ユーセフ 
音響 ジャン=ポール・ベルナール 
編集 シルヴィー・ガドメール 
衣裳 ロナ・ドロン 、 ヴァレリー・アッダ 
キャスティング ミハエル・ラゲンス 
アソシエイト・プロデューサー エリック・アムーヤル 
助監督 ソフィー・ダヴァン 
スクリプト イザベル・ドラクロワ=ドゥクセ 、 カレン・スターンフェルド 

<キャスト>
オリット(ユダヤ母) エマニュエル・ドゥヴォス 
アロン(ユダヤ父) パスカル・エルベ 
ヨセフ(ユダヤ→アラブ息子) ジュール・シトリュク 
ヤシン(アラブ→ユダヤ息子) マハディ・ザハビ 
ライラ(アラブ母) アリーン・ウマリ 
サイード(アラブ父) カリファ・ナトゥール 
ビラル(ヤシン兄) マフムード・シャラビ 
ダヴィッド ブリュノ・ポダリデス 
ラビ(ユダヤ教司祭) エズラ・ダガン 

【ひと言】
極東の島国で、ほぼ単一民族の日本では、絶対に味わうことが出来ない同じ地域における民族(ユダヤとアラブ・パレスチナ)間の対立という生存すら厳しい生活の中で、最悪とも言える敵対する民族間における赤ん坊の取り違いが18年後に判明するというのが本作品のシチュエーションかつプロローグである。
18歳という大人になりたての青年が病院での赤ん坊の取り違えの発覚により、自らの父母に加え、今まで信じてきた民族、宗教までも反転してしまうことなど、私には想像できない世界である。
それを乗り越えることは、文字にすると絶対不可能に思えるが、この映画を観るとなんだか実現可能な気になった。
本映画を評するにはそれが全てだと思う。悲しみの涙を流すことも無く、熱い感動に打ち震えるわけでもない、ただ心に平穏が静かに満ち満ちた。愛情とはあらゆる変化に耐え、包み込める素晴らしいものだということだ。
平和な世界では繊細に(【映画】そして父になる)、刺々しい世界では力強く(「もうひとりの息子」)、どちらも親子の情を超えた大きな愛がある素晴らしい映画でした。

2013年11月17日 (日)

一番過酷なマラソン大会(トレラン&ウルトラ)は?

Bad
私も購読しているトレランのメールマガジンを発行されている安藤大(あんどうひろし)さんがずいぶん前にツイッターで以下のとおりつぶやいていた。

安藤大(トレイルランガイド)
‏@andohiroshii 2013年2月27日 - 20:22
  一番過酷なレースは?UTMF、ハセツネ、おんたけ、信越など国内外の20以上のレースを完走している方に聞いたら、「間違いなく昨年の八ヶ岳100。」と即答された。

なるほど、一番過酷なレースは2012年の八ヶ岳100マイルですか・・・

挙げられたレースのうち信越五岳トレランのみ私は参加していませんが、それ以外は出走しており、その中で私が唯一リタイアしたのは昨年の八ヶ岳100マイル(今年の八ヶ岳100マイルは完走いましたが・・・)だけなので、かなり納得の話である。
昨年の八ヶ岳100マイルの様子はこちら

その八ヶ岳では夜間は氷点下5度以下となり、給水用のハイドレーションのチューブが凍って、飲めなくなったとか、防寒不足で低体温症になって動けなくなって救急車フル出動だったとか、厳しい寒さに苦労したようだ。(私は序盤に転倒し、膝とメガネを損傷し、心身のペースが狂ってリタイアした。)
今年の八ヶ岳は9月開催で寒さから開放されたが、コース設定は厳しくなったし、大雨長雨で気持ちが折れた。その結果、制限時間が3時間も緩みながらも完走率は34%と異常に低い中、私はその制限時間の緩みのおかげでなんとか完走できた。

では、ウルトラマラソン最難関(と思っている)スパルタスロン246kmと比較するとどうなんだろうか?

ポイントは気温と時間制限だ。

まず気温から言うと、寒さの方は何とかなるはずだ。(エベレストや南極などの酷寒は除く)
一方スパルタスロンは逆に暑さが問題だ。気温30度超の日中10時間、計20時間近く走らなければならないから大変なのだ。今回私は運良くその暑さを克服できたが、発汗能力の高い人が走るしかない制限時間で熱中症を克服するのはかなり厳しいだろう。
そして、実はもう一つの思った以上の厳しさがあった。それは路面がとてつもなく硬いことだ。(台地が固い上に舗装自体が日本より硬いと思う。)しかも、ストック(ポール)を使えないし、制限時間が短く、レース平均時速が7km必要なため、とにかく走りつづけるしかなく、その結果、ひざ、足裏が確実に壊されてしまうのだ。

次に時間制限であるが、スパルタスロンの優勝者のタイムは概ね24時間程度である。時間制限36時間の約3分の2である。つまり、トップから約1.5倍の時間以内で走りきる必要がある。
八ヶ岳はどうかといえば、2012年はトップ18時間で制限時間は30時間のつまり5分の3、2013年はトップ20時間半で制限時間は33時間のつまり約5分の3弱。いずれもかなり厳しい時間制限であることは間違いないが、若干スパルタスロンの方が厳しい。
ちなみにUTMBはトップ21時間で制限時間は45時間で2分の1より緩いということになる。

また、スパルタスロンといえば、間寛平さんが3回完走して、日本では有名なのであるが、実は3回リタイアもしているのです。40代から50代前半のウルトラランナーとしては全盛時に完走率としてはなんと50%なのである。

ということで、カテゴリーとしてはトレランではないが、それゆえにスパルタスロンの方が、厳しいというのが私の結論です。

追記1:サハラマラソン(モロッコ)サハラ砂漠マラソン(エジプト)という有名なサハラ砂漠がコースのウルトラマラソンがあります。いずれも距離は230kmと250kmとスパルタスロンと同等ですが、6日間のステージ制で、ちゃんと睡眠取れるようです。テレビのドキュメントでも夜は宴会してましたし(笑)
 コースが砂漠なので過酷だとは思いますが、それほど暑そうに無い時期(4月初めと10月末)開催ですし、制限時間も緩く走ることなく完走できますし、実際、完走率が高い。(90%くらいとか)
 むしろアメリカのバッドウォーターウルトラマラソン(距離220km)の方が過酷な気がします。7月中旬開催で、気温は50度超で制限時間48時間、コースは海抜下86mから標高2548mまで上るという、書いているだけで気持ち悪くなりそうなコースですね。
 サポートカーが必須で、相当に実力者しか出場しないせいか完走率が高い(2013年83%)のですが、スパルタスロン完走者が多く参加しているようですので、過酷さは一番なのかも?

追記2:ちなみに私の中では、ゴールが近づかない時間走が一番きついと思っています。私は24時間走しか出た事がありませんが、ぐるぐる走るのに飽きて、過去2回とも途中で寝てしまいます。ちなみに48時間走や6日間走なんてのもあります。6日間走はかなりマイナーですね。その6日間走の世界記録は1000kmちょっと。私のスピードで世界記録を狙うならこれしかないのですが、1日平均170km。それを6日連続はやはり無理ですね。(笑)

追記3:ウルトラランナーとして有名な岩本能史さんはブログでこう書いています。
「ウルトラマラソンにはワールドクラシックというカテゴリーがあり、シングルステージのレースでは5レース。このスパルタスロンも、コムラッズ(南ア)、ウェスタンステイツ(米)、Badwater(米)、UTMB(欧)と一緒に名前を連ねています。レースの厳しさを単純比較することは出来ませんが、制限時間に限ってはおそらくスパルタスロンが最も厳しいのではないでしょうか。」(ふと、スパルタスロン回顧より引用)

追記4:世界的なウルトラランナーであるフレドリック・ ウルマヴィストが地球上で最もタフなウルトラマラソン8つを紹介しているサイトがあった。スパルタスロンも含まれていましたよ。
2015.5.25 | 最もタフなウルトラマラソン ベスト8 | Adventure - Red Bull

追記5完走者ゼロという衝撃のトレラン大会が誕生!
完走率ゼロパーセント、つまり誰も完走できなかったトレラン大会が誕生しました。
トレニックワールドin埼玉越生1100マイル、つまり距離165kmのトレラン大会です。
完走者はゼロでしたし、最高到達者ですら距離110kmでリタイアと、トップの選手ですらゴールまで55km残すという誰一人惜しいランナーがいないという大会になりました。
私は同大会で同日に開催された下位カテゴリーの110kmの部に参加し、リタイアとなりました。
110kmの部ですら完走率はわずか23%。
リタイアの要因は、暑さと制限時間の厳しさでした。
完走率から言えば、この大会が世界一過酷で厳しい大会ですね。

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2013年11月16日 (土)

妻を選ぶには(どんな女性がよいのか)?

「その女性がもし男であったら、親友に選んだであろう者でなければ、妻として選んではならない。」 ジョセフ・ジュベール

抽象的ながら、男性にとって実に分かりやすいたとえだ。

Dokushin
テレビドラマ「独身貴族」の冒頭のテロップに出てきた名言でジョセフジュベールという人のものらしい。
※ジョセフ・ジュベール (1754-1824)は、生涯を読書と瞑想で過ごしたフランスのモラリスト、エッセイスト。生前は一冊も著作を発表しなかったが、死後14年経って友人のシャトーブリアンが『随想録』を刊行

この方、名言が多いようだ。以下抽出してみました。
・自分が望む人生を生きたいなら、望む人生を作り上げるために活動しろ
・人の不幸の大半は、過去を顧みることで発生する。
・教えることは、二度学ぶことである。
・子供は叱られることよりも、手本を必要としている。
・自分が行動するときは規則に従い、他人を評価するときは情状酌量しなさい。
・自分の意見をひっこめない者は、真実を愛する以上に、わが身を愛する人間である。
・妻の忍耐ほど、彼女の名誉となるものはない。夫の忍耐ほど、妻の名誉になるものはない。
・あなたが貧しいなら、徳によって名を上げると良い。あなたが裕福であるなら、慈善によって名を上げると良い。
・常に復讐は、小さな、弱々しい、憐れむべき、心の悦びでしかない。
・世の中で成功を収めるには、人から愛される徳と、人を恐れさせる欠点が必要である。欠点を見せない人間は、愚者か偽善者である。欠点の中には美点に結びついているもので、美点を告げ知らせるものであり、改めない方がよい欠点があるものである。
・肉体は、我々の存在が野営している仮の小屋である。できればにこにこ笑いながら死ななければならない。
・我々の信用は、我々の財産のひとつである。
・目的は、必ずしも達成されるために立てられるものではない。標的の役目をするために立てられるものである。
・若い人たちの情熱も、老人にとっては悪徳に見える。
・才能ある者は、称賛の声のある方へと赴く。称賛の声は才能ある者を惑わす人魚である。
・快楽は、肉体のある一点の幸福にすぎない。真の幸福、唯一の幸福、完全な幸福は、魂全体の平穏な状態に存在する。
・私は、知恵を貨幣のように鋳造したい。つまり、知恵を鋳造して、覚えやすく、伝えやすい箴言と格言とことわざとにしたい。
・我々の改革者たちは、経験に向かって「お前は時代遅れだ」と言い、過去に向かっては「お前は未熟者だ」と言う。
・若者に聞いてみなさい。彼らはすべてを知っていますよ。
・すべての庭師は美しい場所に生きている。なぜなら、彼らは庭をそのような美しい場所にするために活動しているのだから。
・学ぶことをせず空想する者は、翼を持つ。しかし、足を持っていない。空想は魂の眠りである。

2013年11月15日 (金)

韓国の反日自省の真の目的にあ然・・・

 韓国の朝鮮日報が自国の対日批判に自省を促す社説を掲載したと日本の新聞各紙が報じていた。
 韓国が反日を反省するとは思えなかった私はさっそく調べてみると、社説は日本を理解し日本を許そうというような日本人がホッとする内容ではなかった。
 以下、朝鮮日報の日本語版の記事です。長いですが韓国の考え方が如実に現れていますので、ぜひともお読みください。

【コラム】日本を見る目、世界が馬鹿なのか
 韓日関係が悪化して以降、米国ワシントンの当局者、専門家の考えは「韓国が強硬過ぎる」という方向に傾いているという。韓国人にとって、日本の集団的自衛権行使容認は戦犯国家による再武装の企てだ。その戦犯国家と実際に戦争した米国、英国、オーストラリアが日本の集団的自衛権行使を歓迎する立場を取った。オーストラリアは日本の降伏後、戦犯リストに天皇を含めるほど強硬だった国だ。ロシアも日本の集団的自衛権行使を「理解する」との立場を表明した。日本帝国主義による被害を受けた東南アジア各国も日本軍の再登場を喜んでいる。日本の侵略軍との戦争で多くの血が流されたフィリピンの外相もメディアのインタビューで、日本の再武装を「とても歓迎している」と語っている状況だ。今や世界で日本の集団的自衛権に反対している国は韓国と中国しかない印象だ。
 各国は内心、日本が中国をけん制することを望んでいる側面もある。しかし、それに先立ち、日本が国際社会で「信頼できる国」「合理的な国」だという評価を得られなかったとすれば、国際世論の劇的な転換も不可能だったはずだ。国別の好感度を評価する国際調査で、日本は常にトップ圏内に入る。集団的自衛権は国連憲章で保障された権利だが、万一中国が日本より世界の尊敬を受ける国だったならば、日本が国際社会で「武力行使」といった話を容易に切り出すことはできなかったはずだ。
 同じ戦犯国家でありながら、ドイツが誠実なざんげを行ったのは、相手が米国、英国、フランスだったことが大きいと考える。日本がドイツと異なる行動を取るのは、相手が韓国だからだ。日本に関する問題を根本的に解決する方法は、韓国がもっと合理的で信頼できる国、言い換えれば、英国やフランスのような国になるしかない。韓国を軽視する国際社会の見方が変われば、日本を重視してきた目も変わることになる。
 ところで、韓国は今、そういう道を歩んでいるだろうか。1965年6月22日に結ばれた韓日基本条約と同時に、韓日は請求権に関する問題が「完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」との点で合意した。「1945年8月15日以前に生じた事由に基づくものに関しては、いかなる主張もすることができないものとする」とも明記された。韓国は当時受け取った3億ドルの経済協力資金で浦項総合製鉄(現ポスコ)の製鉄所、京釜高速道路、発電所を建設し、経済の奇跡の足掛かりを築いた。ところが、韓国の裁判所は最近、日本に再び賠償を命じる判決を下した。韓国と同様の内容で日本と請求権協定を結んだアジア4カ国ではそういうことは起きていない。韓国が日本帝国主義によって受けた被害が他国よりはるかに大きいのは事実だが、国際社会は韓国を状況次第で国際的な約束まで覆す国として捉えているようだ。
 多くの韓国人が放射能を恐れ、日本旅行を避けている。さらには全く無関係の韓国の魚まで食べないというありさまだ。しかし、世界は福島からそう遠くない東京で五輪を開催することを圧倒的支持で決定した。世界が愚かなのか、それともわれわれの度が過ぎているのか。福島を除く日本の大半の地域では放射能が基準値以下だ。韓国の方が高い数値を示すこともある。韓国では公式の調査結果よりもインターネット上での根拠のないうわさが威力を発揮する。国際社会は韓国で子どもたちまで「米国産牛肉を食べると脳に穴が開いて死ぬ」と泣きながらデモ行進する姿を見守った。世界で韓国人を合理的で信頼できると考える人がどれだけいるだろうか。
 1995年に韓国の大統領が独島(日本名・竹島)問題をめぐり「日本の不作法を正してやる」と公言した際、韓国人は留飲を下げた。しかし、香港で世論調査を行ったところ「日本に共感する」との回答が60%に達した。
 韓国は日本帝国主義による最大の被害国だ。しかし、加害犯罪国が被害国より高い評判と信頼を得ている。加害国日本は、被害国である韓国には認められていない核再処理まで行っている。この腹立たしい現実は結局韓国自身のせいと言わざるを得ない。興奮しやすく感情的な気質、理性的な態度が求められるときに非理性的な行動を取ること、他人が何を言おうと、われわれが内輪で万歳を叫べばそれまでという態度、これらを放置していては日本をめぐる問題は克服できない。
 「北も南も韓国人は感情的で衝動的な人々だ。その衝動的で好戦的な人々が事件を起こさないようにしなければならない」
 72年に米国のニクソン大統領(当時)が中国の周恩来首相(当時)に語った言葉だ。韓国戦争(朝鮮戦争)の渦中にあった53年に韓国を訪れたニクソン副大統領(当時)が、李承晩(イ・スンマン)大統領(当時)に停戦方針を説明すると、李大統領は怒って声を張り上げたという。ニクソン大統領はその印象を持ち続けた。外部から韓国を見詰める目には、われわれが隠したいわれわれの姿が映っていることがある。ここまで到達したわれわれに残された最後の関門は合理性、理性、礼儀、冷静さだ。最後の関門だが、最も高いハードルだ。

 楊相勲(ヤン・サンフン)論説室長
 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

【ひと言】
 韓国は日本を貶めたいとともに世界から尊敬される国になりたいんだ。
 嘘をつき通してでも日本を貶めれば、世界からの尊敬までも手に入ると思っていたのか・・・。
 それがうまく進んでいないことを新聞記者ら知識人は当然に察知し、次は世界からの信頼を先に勝ち取った後に、日本を貶めようという戦略を提示し、賛同してもらおうということらしい。
 このわが隣人たるや、最終的には単に日本人を貶めたいだけとは、まさに末恐ろしい執念ですね。
 そのエネルギー、世界平和に役立てませんかね。

2013年11月14日 (木)

【映画】そして父になる

【映画】そして父になる
是枝監督の作品は彼の初監督作品「幻の光」で鮮烈な衝撃を受けて以来、18年ぶりの鑑賞である。監督がメジャーになると作品を観なくなるという私らしいいつものパターンだ。(笑)
そんな私がなぜ今回、「そして父になる」を観たかと言えば、こどもの取り違えという同じテーマの海外で撮られた【映画】もうひとりの息子という作品を観たいからだ。
奇しくも同じテーマでそれぞれに評価の高い映画ができている偶然はそうそうあるものでなく、両作品の趣の違いを味合うのが楽しみである。

<あらすじ>
学歴、仕事、家庭といった自分の望むものを自分の手で掴み取ってきたエリート会社員・良多(福山雅治)。自分は成功者だと思っていた彼のもとに、病院から連絡が入る。それは、良多とみどり(尾野真千子)との間の子が取り違えられていたというものだった。6年間愛情を注いできた息子が他人の子だったと知り、愕然とする良多とみどり。取り違えられた先の雄大(リリー・フランキー)とゆかり(真木よう子)ら一家と会うようになる。血のつながりか、愛情をかけ一緒に過ごしてきた時間か。良多らの心は揺らぐ……。

<作品データ>
製作年:2013年
製作国:日本
配給:ギャガ
上映時間 121分

<スタッフ>
監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
エグゼクティブプロデューサー:小川泰 、 原田知明 、 小竹里美
製作:亀山千広 、 畠中達郎 、 依田巽
プロデューサー:田口聖 、 松崎薫
撮影:瀧本幹也
美術:三ツ松けいこ
録音:弦巻裕
照明:藤井稔恭
編集:是枝裕和
衣装:黒澤和子
アソシエイトプロデューサー:大澤恵
ラインプロデューサー:新野安行
助監督:熊谷悠

<キャスト>
野々宮良多:福山雅治
野々宮みどり:尾野真千子
斎木ゆかり:真木よう子
斎木雄大:リリー・フランキー
野々宮慶多:二宮慶多
斎木琉晴:ファン ショウゲン
織間忠治:大河内浩
野々宮のぶ子:風吹ジュン
上山一至:國村隼
石関里子:樹木希林
野々宮良輔:夏八木勲

【ひと言】
 一応、私も子どもが三人いる父親である。子どもの取り違えがあるなんてことは、今まで夢想だにしたことがない。何せ三人三様ながら結局のところ私に似ているからだ。
 それでももし自分がそんな立場に置かれたならと思うと、鑑賞する人の経験や立場によってこの映画はいかようにも感じることができるであろう。
 本作品では、2組の夫婦のそれぞれの夫が出てくるし、彼らはどこにでもいるような父親でありつつも非常に際立ったキャラクターを持ち、それぞれに共感できる。
 浅ましくも私の父親としての在りようは、理屈っぽくてクールなところは、福山雅治扮する野々宮に似ているように思えるし、家族の一体感を大事にしている部分は、リリー・フランキー扮する斎木に似ている気がする。
 さて、映像の方であるが、幻の光で受けた独特の映像美は進化していると思ったが、幻の光の時のような衝撃はなかった。
 カメラアングルや構図で心情を描くという映像表現は初めて体感したときに比べれば私の中で色褪せてしまうのは、ある意味仕方ないだろう。
 日本映画らしいきめ細やかなエピソードを少しずづ紡いで重ねていくような繊細な物語を飽きさせることなく魅せてくれる演出はさすがでした。
 そして母親は絶対的に母であり、もちろん受け入れがたい真実に悩み苦しむものの、二人の息子を受容し、愛することがごく自然にできるのに対し、父親にはもどかしいほどそれができない。
 この不条理による試練がなければ、主人公野々宮は父になることができなかったという意味では、自分を含む多くの父親が見るべき映画であると思う。

【ネタバレ(エンディング)】
 結局、野々宮(福山)は6年間息子だった慶多と血のつながるわが子琉晴の両方を引き取ることをあきらめ、交換により琉晴のみを引き取るのであるが、その経緯は、恐らくは裁判をちらつかせるなどの強引な手法であったと思われるが、それについて映画では全く映像もなく語られることもない。
 唯一描かれていたのは、慶多が新しい家族となった斎木家とは交流断絶という選択をしたということ。
 その断絶の中で琉晴との新しい野々宮家を構築する過程の中で、野々宮の一眼レフデジカメに6年間息子だった慶多が密かに撮影した自分の寝顔の写真を見たとき、自分の考えの甘さと彼の本当の気持ちを知ることになる。
 やがて琉晴が野々宮家を家出し、斎木家にお世話になっていることを知った野々宮は妻と迎えに行く。今度は、野々宮を見た慶多が斎木家から飛び出す。野々宮は慶太を追いかけ、初めて父らしく接して、新たな親子の関係が結ばれた。最後は全員が、斎木家の中に入り、画面は古びている斎木家をロングショットに引きながらのハッピーエンドを暗示するエンディング。
 野々宮がその後どうするかは、観客の判断に任されることとなった。

2013年11月13日 (水)

いよいよ千葉スイーツマラソンです。

大会名:第14回全国スイーツマラソンin千葉
日 時:2013年11月17日(日)8:00〜17:00
場 所:稲毛海浜公園

昨年の様子はこちらから↓
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-070a.html

楽しみは2つ
 エイドで提供されるスイーツとレース後のスイーツ屋台(スイーツ物産展)での買い食い。

コースは車の走らない公園内の周回コースなので安全かつ、緑豊かで海沿いも走る楽しいコースです。
単独でも良し、リレーでも良しとマラソンを始めたい人に最適なレースです。

なお、私ですが今年も多くの友人が出走しますので、応援に行こうかと思っていたのですが、子どもが県大会に出場する日と重なったので、行けなくなりました。

みなさん、がんばってスイーツ食べまくってください(笑)

2013年11月11日 (月)

【書評】世界から猫が消えたなら 川村元気/著

Neko
先輩から1年近く前から借りていた本。スパルタスロンが終わったので読みました。先輩すいませんでした(笑)

あらすじのあらすじは以下のとおり。(本著からの引用)
「余命わずかとなった僕、その前に現れた悪魔、世界から何かを消す代わりに与えられた1日の命。あまりに不思議な日々だった。」

ひょうきんな悪魔との契約で自分の1日の命の代わりに消されるものは以下のとおり。
 電話、映画、時計、猫、そして僕

最愛の猫は消せなくなって、自分を消すことになった主人公とひょうきんな悪魔とのやりとりは本小説の中でイチバン真面目で印象的なシーンだった。
(主人公)「僕はこれで良かったんでしょうか・・・」
(悪魔)「それをアタシに聞かないでくださいよ」
(主人公)「死ぬときに後悔したりするんでしょうか」
(悪魔)「きっとするんでしょうね。やっぱり生きたい!悪魔を呼び戻してくれ!とかね。人間というのはとかく、選んだ人生から選ばなかった方の人生を眺めて、羨ましがったり後悔したりしている生き物ですから」
(主人公)「その気持ち、分かります」
(悪魔)「ただあなたの場合は、ひとつだけいいことがあると思いますよ。それは、何も考えないでただ今の世界を生きている日常と、その世界を支えている無数の事柄や不思議な仕組みについて想像を及ばせたうえで生きている日常はきっと大きく違うからです」
(主人公)「でも、僕はもうすぐ死にます」
(悪魔)「そうかもしれない。でも、あなたは最後の最後で、大切な人や、かけがえのないものに気付き、この世界で生きていることの素晴らしさを知った。自分の生きている世界を一周まわってみて、あらためて見る世界は例え退屈な日常であったとしても、十二分に美しいということに気付いたんです。それだけでもアタシが来た意味はあったのかもしれません」

【ひと言】
 日本が得意とするファンタジー小説。軽妙な文体と荒唐無稽なキャラクター設定と常識的な主人公の組み合わせに笑える展開ながら、内容は結構重いし、考えさせられる。
 心の底から共感できる不思議な男の子向けの小説でした。

2013年11月10日 (日)

成田POPラン大会の観戦に行きました。

今日は神宮外苑24時間走大会と成田POP ラン大会があり、どちらも知り合いが出走しておりました。
両方の応援は無理なので、結果的に近い方の成田にしました。
グーグルで家からの距離を調べると32km あったので、スタート後2時間となる午前12時前に到着できるように自宅を8時10分に出発しました。
自宅近くの磯辺茂呂町線を北上し、大宮台を抜け、御成台を抜けて、国道51号線を成田に向かいました。
スパルタスロン以来の長距離ランニングになりました。
(ランキーパーでは距離34.2kmで3時間45分でした。)

大会でもないのに走るのがこんなに辛いとは思いませんでしたね(笑)

それでも信号と補給以外は走りきれました。

何とか12時前に成田市中台運動場に着きました。
Imgp6146
ハーフマラソンのランナーと併走して運動場内に入りました。

競技場入り口にいると初ハーフマラソンの知人が予定より10分遅れで通過していきました。
Imgp6148Imgp6150 

途中上り坂を歩いたようですが、まずは完走できて何よりでした。

スパルタスロンでお世話になりましたS浦さんがおられるかもと探しましたが出走されてなかったようでした。
競技場内には成田市のゆるキャラうなりくんのブースがありました。
Imgp6153

帰りも走るつもりでしたが、雨も降り始めたので電車で帰りました。

往きの34kmでへたるとは、身体がすっかりなまったようで、来週から気合い入れて走ることにします。

追記:結局帰宅後に8.5km走りました。(笑)本日のランニング計42.5km

2013年11月 9日 (土)

女性の一人暮らし危険度チェック

女性の一人暮らし危険度チェック10項目をテレビの音楽番組でしていた。
なるほどと思ったので情報提供しておきます。

1 歩きながら携帯電話・メールする
2 カーテンは女性柄である
3 行きつけのコンビニがある
4 SNSによくアップする
5 同じ時間・車両の電車に乗る
6 予定時間に届く宅配は直接受け取る
7 エレベータを乗る位置にこだわりがない
8 トートバックを使っている
9 ゴミだし等の時に鍵を掛けない
10 窓を開けて寝る

いずれも危険なことなので該当項目が少ない方が良いらしい。
ちなみに私は4つ該当しているが、男性だし関係ないか(笑)

いずれもちょっと考えてみれば危険な理由は容易に想像できるが、3の「行きつけのコンビニ」はとくに注意したほうがよさそうですね。

買い物の内容から一人暮らしが判明しやすく、家が近いことから狙われやすいですからね。

2013年11月 8日 (金)

最近の日韓関係

●韓国朴大統領の欧州歴訪最後の報道
 欧州歴訪中の韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は8日、欧州連合(EU)のファンロンパイ欧州理事会常任議長(EU大統領)らと会談した。

 朴大統領は会談後の共同記者会見で、いわゆる従軍慰安婦問題を巡り「日本には後ろ向きの政治家がいる」などと重ねて批判した。安倍首相との会談については、「(2国間関係の改善が期待できないならば)逆効果」と言明。「日本の指導者は考え方を変えるべきだ」と述べた。

 ファンロンパイ氏は「日韓の協力を支持する」と関係改善を促した。島根県の竹島問題を念頭に「領土問題は国際法に従って解決されるべきで、平和的解決を目指すよう求める」と述べた。同氏は19日に安倍首相と東京で会談する予定だ。

●今回の欧州歴訪に先立っての報道
 韓国の朴槿恵大統領は2日、欧州歴訪を前に日本との歴史問題に触れ、第2次大戦の敗戦国ドイツが周辺国と和解したことで欧州統合が実現したと指摘、日本はこれを見て「(今とは)別の態度を見せてほしい」と述べた。歴史問題で欧州からの支持を取り付けたい思惑とみられ、大統領が欧州で日本批判を展開する可能性がある。

 フランス紙フィガロとの会見での発言を聯合ニュースが報じた。

 朴氏は「日本の一部政治家が歴史問題で盛んに過去に逆戻りする発言をしており遺憾だ」と批判。ナチス犯罪を徹底的に追及しているドイツを念頭に、欧州統合は「ドイツが過去の過ちに対し積極的な態度を見せた」ため可能だったと述べ、日独の戦後処理の対応は対照的だと強調した。

 朴氏は2月の就任後、米中などへの外遊時にも首脳会談などで日本をけん制する発言をした。日本訪問の見通しはなく、日韓首脳会談を拒みながら、第三国に自身の主張を訴えている。

 朴氏はフィガロとの会見後、空路フランスへ出発した。フランス、英国とベルギーを訪問し首脳会談を行う。ベルギーでは欧州連合(EU)本部も訪れ、9日に帰国する。朴氏の外遊は年内最後になるとみられる。

【ひと言】
 ここのところ日本の韓国に対する無関心化は確実に進展している気がする。
 歴史に篤い辛口の私ですらそうなのであるから、巷の日本人はいわんやであろう。

 さて、そんな日本の態度に業を煮やしたのか、韓国の朴大統領は有言実行そのものに欧州歴訪で事あるごとに日本を批判しまくった。
 日本人的な感覚として、どうにもしっくりしない。というかみっともないという感じしかない。
 昼メロのちんけな悪役のような一方的な告げ口には、多様な価値観を有する日本にまだそれなりにいるであろう韓国好きの人々も頭を抱えているのではないか・・・。

 さて、世界の情勢はどうかというと、今回の会談後のEU大統領の発言が典型的な受け止め方だと思われる。そしてそれは韓国の意に反した内容であった。
 「日本と仲良くしなさい。領土問題は国際法に従いなさい。」との発言は(この日本語訳が正しいとすれば)韓国にとって不利な、日本びいきとしか聞こえない内容であろう。
 この内容に韓国がおとなしく従うとも思えず、また新たな戦略・方法で日本批判をしてくるんでしょうね。
 あー、面倒くさい。

最後に、こんなアメリカンジョークがあるらしい。

神が日本を創るとき、勤勉な人間と美しい風景とすごしやすい気候を与えた。

天使が言った。「神様、これでは日本が恵まれすぎています!」

神は言った。「心配するな。試練は与えてある。日本の隣に韓国を作ったから」

2013年11月 4日 (月)

スパルタスロン(ウルトラマラソン)を完走するためには

Spartathlon
スパルタスロンとはギリシャはアテネからスパルタまでの246kmを36時間以内で走る世界屈指のウルトラマラソン大会。
それを完走することは、ウルトラマラソンランナーの夢であり憧れだと思う。(少なくともフルでサブ3.5どまりの私にとっては至高のレースである。)

夢や憧れになるということは、この大会がいろんな意味でレベルが高いということで、そのうちの一つにランナーがもっとも望む完走自体が相当に困難であるということがある。(完走率 2010年36% 2011年不明 2012年23% 2013年44.6%)

100kmなら10時間(早い人は7時間)走ればゴールするし、完走するだけなら7時間も走ればあとは歩きでも大丈夫かもしれないが、スパルタスロン246kmでは最低でも20時間走り、残り15時間歩いてやっとゴールできるかどうかという困難さだ。

では完走するために20時間以上走るにはどうすれば良いのか?特別な準備や練習方法があるのか?

まずは参加して走って体感してみることなのであるが、日本からギリシャに遠征するとなるとそう何度も行けない。(私も2013年の大会が最初で最後の覚悟で臨み、実際にそうなりそうです。)
※なお、必ずしも完走することが全てではないが、それ相応の準備をして臨むのが礼儀であろう。

さて私は幸運にも今回1回目で完走できたのであるが、今回の参加や過去のブログの記事などから得た情報から言えることは、フルマラソンを2時間40分で走れる人も、一ヶ月で1800kmを走った人も、さくら道で優勝や入賞した人も、何度もスパルタスロンを完走した人までもリタイアとなってしまうという厳然たる事実が存在するということである。
灼熱地獄だった昨年より遥かに涼しいと言われた今回、昨年完走した人は余裕だったかといえば、なんと完走できていない人が何人もいるのである。

これはスパルタスロンにおける厳しい外的要因が暑いという単純なものではなく、もっと複雑で多様な克服すべき外的要因が存在し、走力があっても、それらをうまく抑えていかなければ完走できないことを如実に示していると思う。

ではこのスパルタスロンを完走、特に最初の一回目で走りきるためには何が必要なのか?
完走できる最低限の走力を身につけるとともに、スパルタスロンではどんなことが起きるのか?それに特化した対策はどうするのか?といったことを心して、十分に周到な準備をして臨む必要があるということだと思う。

では、どんなことに注意して、怠り無く準備する必要があるのか?大きくくくると次の2つだと思う。

一つ目は、自分の走力、そして強みと弱点をしっかりと把握しておくこと
二つ目は、スパルタスロンの大会特性、外的要因といった特徴をしっかりと把握しておくこと

この二つをできるだけ正確かつ精緻に把握したうえで、参加者個人にとって合理的で有効な対策を練り上げ、実行できるようにして本番に臨むということだ。
(少なくとも、アスリートじゃあるまいしと言われるほどトレーニングして自分の走力を上げつつ自分の特性を見つめなおし、日本でのこれまでの漫然とした成功体験を一度捨て去って、スパルタスロンを机上ながらも研究し、導いた仮説に基づく対策を揺るぎなく実行することだと思うし、私は根拠は無かったがそうした。(笑))

言うなれば、「己を知り、コースを知れば、完走危うからず」ということだ。
(孫子の兵法の「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」のアレンジ。)

ではどうすればそれができるのか?

今考えると、私にとってもっとも有益だったのは、無念にもリタイアされた方々が自己と外的要因を詳細に分析された記事であった。
独立独歩で走ってきた私にはスパルタスロン出走者の知己が無く、当然リタイアした人など知らないので、得てきた情報はもっぱら書籍やブログの記事なのであるが、それらの方々の記事は日本人の特性なのか、正直かつ細かく状況や原因分析などが記述されているのである。(無論、直接知っている人に聞ければそれに越したことは無い。)
ちなみ参考にしたブログや書籍のいくつかを上げておきます。

<ブログ>
バカロードさんhttp://medicomm.jp/article/0348594.html
走るソフト部員の練習日誌http://matsutake.seesaa.net/category/3896209-1.html
走ることは考えることhttp://blog.livedoor.jp/payuta/archives/51984691.html
<書籍>
四万十ウルトラからスパルタスロンまで 中野友喜/著
100kmマラソンは誰でも快走できる 岩本能史/著

<今回現地で知り合ったランナーで無念のリタイアのことを綴ってあるブログ>
私がウルトラを走る理由http://ultramarathon.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-09db.html
愉悦のランナーhttp://ulkatsu.blogspot.jp/2013/10/blog-post_11.html
マロン君のスパルタスロンへの道http://ameblo.jp/sanma09091/entry-11634149284.html

懸命に走ったものの力尽きたランナーこそ、スパルタスロンの厳しさをきちんと把握し、その大会特性を丹念に物語ってくれるのだ。
一方完走した者は、完走の嬉しさが先立つこともあり、何が完走できた理由なのかはっきりとわかっていない場合がある。私も結局のところそうなのだ。単に自分のランナー特性と今回のスパルタスロンとの相性が偶然に合ったというような運が良かったことが完走要因なのかもしれないのだ。
しかしながら、したくもないリタイアをしたランナーにはその原因がはっきりわかっている。
それこそが、初めて参加する場合において未だ知らないスパルタスロンの大会特性を少しでも把握するのに役立つのである。(なお、レース後半部分は完走者のブログしか情報が無く、終盤の厳しさは完走者ブログから得る必要がある。)

ただし、難しいのはそれらの問題の特性が自分にとってどのような影響を与えるかは、各個人のランナーの特性との相対的な因果関係ということになり、一人一人異なる対応が必要となり、天候により振れ幅もあるとともに、さらにこうした一次的に取った対応により、また新たな課題も生じてくるという点なのである。

例えば、もっとも重要な暑さ対策にしても、給水、塩分補給、日差し、ペース配分、冷却などいろいろあって、偏った対策では別のところで軋みが生じる。単に水を飲めばよいだけでないのは、誰もがわかっていて、塩分補給等さらなる対策を取っていても、なお多くのランナーが脱水症状に陥っている。

それらを上げればきりが無いだろうし、私もわかっている訳ではないし、そもそも科学的、生理学的な考察はできない。

私が自己の唯一の経験から抽象的に言えることは、自分の走力を極限まで高めた上で、自分の特性とスパルタスロンの大会特性をきちんと踏まえ、多面的、総合的にバランスよく対策を行う必要があるということだ。(参考まで私の分析結果とその対策の考え方や実際に実行した方法についてはあとで記述していきたい。)

追記:
今回私と同室だったS浦さんは出走した8回全てで完走されている。
ご丁寧に後でDVDでわざわざ写真を送っていただいたがレース中の写真はなんと700枚以上もあった。
私もレース中の写真は200枚以上とそれなりの数の写真を撮りましたが、まったく敵いません。
ご本人の話では、薬の類は飲まないし、特段の対策もしていない、まさに自然体で走っているとのことでした。
一方でレースやコースの状況を詳細に記憶されていて、それを惜しげもなく私に教えていただき、大変助かりました。
柔和な笑顔に物静かな雰囲気がアスリートっぽくなくて、それで完走率10割という驚愕の結果を残されている尊敬できるランナーでした。
スパルタスロンの完走にはいろいろ個性というか拘りのやり方があるということだと思います。
スパルタスロンの完走に限らず、世の中にはいろいろな方法論があり、私のスパルタスロン完走論もそのひとつであり、唯一のものではないということなのです。

2013年11月 3日 (日)

東北楽天イーグルス日本一! 田中将大投手、まさかの胴上げ投手でした。

昨日160球投げて、4失点で巨人に敗れた田中投手がまさかの9回ストッパーで出場してきました。

解説の古田さんと工藤さんも信じられないというコメントしかありませんでした。

これは、東北のための志願のピッチングでしょう!

凄いぞ、マー君。日本一だ!おめでとう!

大リーグに行っても活躍してください!ありがとう!

緑区ふるさとまつりに出店中です

緑区ふるさとまつりに出店中です
恒例となったフリマ(フリーマーケット)に一家総出で出店しています。

天候に恵まれ、お客さんの出も多く、だいぶ放出できましたです。(笑)

追記:会計係を担当しました。売り子たちが優秀でお客さんは120人も。1円の狂い無く、売り上げの帳簿をつけました。忙しかったです(笑)。

2013年11月 2日 (土)

【書評】新幹線お掃除の天使たち 遠藤功/著

Sin
サブタイトルは、『「世界一の現場力」はどう生まれたか?』

通称「てっせい」と呼ばれている鉄道整備株式会社の新幹線の清掃スタッフのお話である。

清掃というやるべき仕事をやりきって、その先にある、さらなるお客様の満足のために、自分たちが出来るサービスをとことんまで追及していった結果、誰もが満足し、いや感動するような仕事になったということである。
それを本著では、お客様の声、現場のエンジェルレポートなどからあぶり出し、それがどうして生まれてきたのかの経緯をとても分かりやすく書かれています。

新幹線に乗ったお客様の多くが感動し、世界中から視察に来たり、取材に来たりする。

この日本人の細やかで一生懸命なサービスぶりが世界からも賞賛される。

日本て凄いなって思えます。

そして、同じ日本の一員として、同じ仕事をしている社会人として、このより良い仕事をするためにとことん追求していく姿勢は見習わないと思いました。
それを実現するには合理的でシンプルな仕事の仕組み(システム)を作り上げ、それにより生まれた余裕を使って、さらなる高いレベルを実現していく。

今の私もある意味できていると思いますが、その余裕のほとんどは、自分のランニングに投入していますがね(笑)

2013年11月 1日 (金)

UTMF抽選結果報告

チームメイトでもある、ランニングのお師匠様から来年2014年のウルトラトレイルマウントフジの抽選結果の報告があり、無事当選とのこと。

自分はスパルタスロンぼけで申し込み損ねましたが、とてもうれしい報告でした。

チーム★秋の道主宰 かずさま

おつかれさまです。

本日UTMFの抽選結果発表があり、当選しました。

再び世界遺産の富士山を自分の脚で一周できるチャンスを得ることができました。

ここのところ不調で、膝の調子が良くないままですが、大きな目標に向け、気合をいれなおそうと思っております。

まずはご報告まで・・・。

私の方は同時期に開催されるさくら道国際ネイチャーラン250㎞の選考待ちで、もし当選したら、二人とも大会は違えど、今年のメインレースとなるはずです。

一緒に練習して、完走目指したいですね。

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