【映画】情熱のピアニズム
【解説】
大きな障害を抱えながらも、音楽と女性に愛されたフランスの天才ジャズピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの生涯を追ったドキュメンタリー。監督は「イル・ポスティーノ」のマイケル・ラドフォード。1962年、骨形成不全症という遺伝的障害のため全身の骨が折れた状態で生まれたペトルチアーニ。幼少期は歩くこともままならなかったが、音楽の才能に恵まれ、8歳で初舞台を踏むと13歳でプロデビューも果たす。18歳で渡米後、欧州出身のピアニストとして初めて名門ブルーノートと契約を結ぶなど、音楽家として世界的な名声を手にしていく。幼少期から98年暮れに急逝する直前までの日常や演奏風景を撮りためた貴重な映像のほか、関係者のインタビューを交え、天才ピアニストの生涯に迫る。
【スタッフ】
監督マイケル・ラドフォード
撮影ソフィー・マンティニュー
編集イブ・デシャン
【キャスト】
ミシェル・ペトルチアーニ
チャールス・ロイド
アルド・ロマーノ
リー・コニッツ
【作品データ】
原題 Michel Petrucciani - Leben gegen die Zeit
製作年 2011年
製作国 フランス・ドイツ・イタリア合作
配給 キノフィルムズ
【ひと言】
またドキュメンタリー映画を観てしまった。音楽やジャズに対する思いが少ない私にとって、ベトルチアーニその人の生き様の凄さを本作品ではじめて知った。いやはや、凄い人である。障害を持って生まれ、身長は102センチ足らずの小男なれど、陰での努力に培われた自信過剰な天才ぶりには恐れ入りました。アメリカ人の受容性の高さには、島国日本では私も含めなかなか認めがたいところである。実のところ仕事で疲れていたので、途中寝てしまったが、3度の結婚など、堅城であっても破天荒すぎる生き方を障害を持ちながらなし得ている。やはり天才と呼ぶにふさわしい人でした。
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