【映画】籠の中の乙女
一切外の世界との接触を絶ち、家の中だけで子どもたちを育てる家族の姿を通じて、極限状態にある人間の心理を描いたシュールなドラマ。カンヌ国際映画祭"ある視点"部門でグランプリを受賞し、アカデミー賞では外国語映画賞部門にノミネートされた。出演は「パパにさよならできるまで」のクリストス・ステルギオグル。
【作品データ】
原題 KYNODONTAS
製作年 2009年
製作国 ギリシャ
配給 彩プロ
上映時間 96分
【スタッフ】
監督 ヨルゴス・ランティモス
脚本 ヨルゴス・ランティモス 、 エフティミス・フィリプ
製作総指揮 イラクリス・マヴロイディス
製作 ヨルゴス・ツルヤニス
製作補 アティナ・ツァンガリ
撮影 ティミオス・バカタキス
美術 エリ・パパゲオルガコプル
録音 レアンドロス・ドゥニス
編集 ヨルゴス・マヴロプサリディス
衣裳デザイン エリ・パパゲオルガコプル
【キャスト】
父 クリストス・ステルギオグル
母 ミシェル・ヴァレイ
娘(姉) アンゲリキ・パプーリァ
娘(妹) マリア・ツォニ
息子 クリストス・パサリス
クリスティーナ アナ・カレジドゥ
【感想】
現代を描く難しさに直面してしまったのか?オリジナルさに拘るクリエイターの行き着く先は、こんな前衛映画となって現れたといったところか。
日本では、不可思議な世界をファンタジーに傾斜するが、リアリティに拘る欧米は、ありえない世界を現実として描くのだろう。
下界と接しなければ、人間というのは、いとも簡単に社会性が欠如する。まあ、それは容易に想像が出来るのだが、シュールというには、受け入れがたい自分に少し満足した。
エンディングの唐突感は、金返せ!とみなが言うレベルなだけに、逆に天晴れかも(笑)
追記:映画鑑賞していたのは、私を含め男性3人。そのうち。一人は知り合いだった。そんな出来事もこの映画に負けず劣らず現実離れしていましたね。
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