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2012年9月25日 (火)

【書評】現代韓国を学ぶ 小倉紀蔵/編

Kan
韓国は一個の哲学である」の著者が自分を含めた各専門分野の研究者による現代韓国の分析を試みた書である。
 その分野は、文化、言語と文学、歴史、社会、政治、経済、外交・安全保障、在外コリアンと多岐にわたり、それぞれの専門家が執筆していて、本著で現代韓国がマル判りである。
 この多彩な執筆者の一人に蓮池薫氏がおられる。ご存知、北朝鮮に拉致され帰国された中の一人である。現在は新潟大学専任講師として、言語と文学について論じている。
 拉致という自身の過去に囚われず学術的に冷静に論じている姿勢そのものが尊敬できるところである。
 言っても仕方ないことかもしれないが、日本人はもちろんのこと、中国人や韓国人にも見習って欲しいところだ。(こういう姿勢は中国人や韓国人では尊敬に値しない姿勢なのだろうか)

 さて、本著は、非常に中立的かつ学術的に論じられていて、実際小難しい話なのであるが、私なりに感じたポイントは以下のようなところだ。

1 現代韓国は日本を追い越すことを目標に国家国民一丸となって進んできたこと
2 同じ植民地である台湾に比べ朝鮮は朝鮮人の権利が優遇されていたこと
3 竹島問題は独立直後から問題となっていたが南北対立対応のため日本の協力が必要なことから韓国政府は日本に対して黙していたこと
4 法的、外交的に日本の責任は解決されているが、南北分裂をはじめとする朝鮮半島の問題の大半は日本の植民地統治が遠因であり、現代韓国にいまだ大きな影を残していること
5 その影は、実際には植民地時代に親日的に朝鮮人自らが振舞ったこと、主体的に関わったことによるものが少なくないこと

 いずれにせよ、日本は自らの歴史と朝鮮の歴史について、もう少し勉強することが必要であろう。

 それにしても、現代韓国は日本のみを意識して歩んでいて、日本否定の呪縛から逃れられない。
その一端が我われ日本側にあるにしても、我われが滅びるしかないような信念を持つ国とどう付き合うべきなのか?韓国の知識人もこうした自身の呪縛感とその矛盾を認識しているようだが、そう認識していない人たちにとっては、「日本=悪」の図式は到底覆りそうにない。

 唯一覆させるためには、竹島を譲るのか?

 それは違う気がする。
 うまく言えないが、日本人らしく地道に韓国とは違う生き方で、日本が世界に認知され続けるということなのでしょうかね。

追記:
 日本人が調子に乗ると嫌なので、記述すべきかどうか迷ったが、本ブログに、それほど影響力があるわけではないので、書くことにした。

 サムスン電子や現代自動車の隆盛により韓国って強くなったんだと日本人の多くは思っている。私もその一人だ。日本は少子高齢化もあって、先行きに明るさが無いように見え、ますますその思いを強くしがちである。
 しかしながら、韓国の国際社会での立ち居地の脆弱さは、他国の影響を直接的に受けにくい島国である日本の安定感とは隔絶の感があるようです。(そういう冷静な比較を日本人はしていないように思える。それが日本の良いところでもあるのですが、暢気なものです。)
 その結果、日本は今のように平和ボケな国となり、一方の韓国はその自らの置かれた不安定さを乗り越えるべく、強い強い意志を持つ国となったのである。

 さてその脆弱さであるが、例えばアメリカとの同盟関係を考察してみても、同じ立場の日本と韓国では、実のところ大きな違いが有ります。つまり、地勢的な位置から軍事的に日本はアメリカにとって絶対防衛ラインであるのに対し、韓国は状況によって緩衝地帯扱いに格下げになる可能性があります。(日本人はそんなことも分からずに米軍基地問題で不用意に揉めている。主張すべきところは主張すべきであるが、歴史的にも琉球が中国との朝貢関係によって、独立を保っていたことを振り返るべきであろう。世界が単純に平和でないことは、この一連の騒ぎで誰もが再認識したところであるし、韓国や中国が強気なのは、アメリカと日本の関係が普天間基地移設で悪化したことに付け入られた訳なのだから。)
 また、アメリカは北朝鮮に強い不審を抱いていたとしても、中国ともに朝鮮に統一国家が出現することを望んでいないことも、明らかである。
 それは当然に韓国の人はわかっているが、それを明らかにすることは、韓国自らがその脆弱さを晒すわけで、日本に気づかれてはならないことなのである。(それだけ、韓国の人は自国のことを考え、日本のことを分析しているのであろう。)
 だから、ある意味、韓国の知識人はその虚勢を強化するべく、そうでない人は自らの存在意義そのものとして、過去の植民地支配や従軍慰安婦という日本人がよく知らないで自虐的に恐らく悪いことであったであろう歴史認識してしまうという現代日本の心理的に脆弱な部分で揺さぶってきているのである。

 経済的に見ても、最終製品で韓国は日本を凌駕し、日本経済の脆弱性が露呈したかのような気がするが、韓国経済は、まだまだ日本製の製造機械や部品がなければ、立ち行かないのも事実である。(対日貿易収支では赤字であることや東日本大震災後の日本製品の輸出低下で明らかになったところです。)

 このように、韓国の脆弱さはあまたあるのだが、日本はそんなことを気にせずに、正々堂々と歩んでいく。(日本は自らの脆弱さを克服することなく)
 私としては、まどろしくって納得できかねますが、世界の日本としてはこれが最善でしょうね。面倒でしんどい選択と思いますが、日本がアサーティブな対応をすることで、道は開ける。だから、頑張りましょう!

追記2:
 さて、大中国様とは、今後どうしますかね。
 また、勉強しないと(泣)
 まずは誰かに良い本なり紹介してもらわないと・・・。

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