【テレビ】NHKスペシャル 対立を克服できるか~領土で揺れる 日中・日韓~
「中国や韓国との間で、領土をめぐる問題が一気に噴き出したこの夏。日本に向けられた反感の根底にあるものは何か。専門家による分析や徹底討論を通じて浮き彫りにする。」と銘打ったNHKらしい、特集番組でした。
日本側の専門家としては、元外交官の田中均氏やジャーナリストの櫻井よしこ氏という、私の知る限り、最適な人選にNHKの報道機関としての強い決意とプライドを感じました。
韓国側の専門家も日本語の達者な日本通の方ばかりでした。(前半尖閣諸島問題を日本人だけで論じていました。つまり中国側の専門家はいませんでした。)
竹島問題の方は日韓の専門家による討論でしたが、その印象としては、「民族理」に縛られた韓国側の専門家の偏向した視点、意見を表明するばかりで、それが韓国の偏向さを如実に表していましたね。
日本側は、外交的な論拠をもって韓国側の暴論を正そうとする田中氏や歪曲した歴史をねつ造する韓国とそれを暗黙に認めてきた日本政府を自らが調べ上げた事実をもとに静かに合理的に糾弾する櫻井氏が印象的でした。
日本の歴史認識を責めることや植民地支配などに対し韓国への謝罪を求めることが、当然であるという韓国側の主張は、こうした討論番組に出る韓国知識人においても、何の迷いもなく表出していることに、日本人としては理解不能、韓民族の病的な異常さを感じました。(日本人は偏向的に断言する人を右翼とか左翼とかに区分してしまいがちですが、かの国にはそういう人ばかり、しかも右翼ばかりですね。)
単なる異常で片づけたいところでありますが、実際の韓国は、日本が提訴しようとするICJ(国際司法裁判所)で争うには時期尚早として、引き伸ばしつつ、海外での広告戦略を精力的に行って何十年後かの逆転を狙っています。(韓国側の指摘に対する櫻井氏の的確な反論でそれがあぶり出されていましたね。櫻井よしこさんは、素晴らしいジャーナリストです。)
正直、こうした韓国の用意周到さは国家としては賞賛に値する戦略ですね。
このような狡猾さが日本にあれば、今の東アジアは大日本帝国しかなかったでしょうから、歴史的には日本は無論、中国、韓国にとっても良かったということなのでしょうね。
追記:
ナチスドイツの宣伝大臣ゲッペルスの有名な言葉を思い出します。
「嘘も百回言えば本当になる」(直訳:「もしあなたが十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう。」)
これを韓国は自国内で証明しました。もはや韓国では誰も嘘だと思っていないようですね。
そして今や韓国は世界に発信しています。
そうなると、竹島は世界的にも日本の領土でなくなってしまうのか?
追記2:
それにしても韓国では誰一人として、日本の主張にも一理ある的な発言する人すらいない。こういうのって全体主義って習ったんだけど違うのかなあ・・・(断言しない、いかにもな日本人的発言です。お許しを)
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韓国には、「親日罪」(?)という法律があって、日本に有利な発言をすると、罰せられます。数ヶ月前も、小学生が、この罪で逮捕されたらしいです。
隠れ親日は、沢山いますが、声をあげることができないのです。
投稿: tnk | 2012年11月11日 (日) 10時39分