
標高2,932m 長野県・富山県
日本一の長大な雪渓を抱え、高山植物の宝庫として名高い。近代登山黎明期から人気が高く、白馬・後立山連峰北部の盟主的存在。(日本百名山地図帳より引用)
2012/09/26 日帰り
猿倉駐車場山頂往復13km
05:37 猿倉駐車場 13:35
05:41 猿倉荘
06:27 白馬尻 12:58
08:42 花畑避難小屋 11:20
09:24 村営頂上宿舎 10:54
09:49 白馬山荘 10:45
10:09 白馬岳山頂 10:35
【ひと言】
久しぶりの登山靴を履いての登山。マメはできるわ、足はふらつくわ(どうも疲労寝不足でめまいがしていたよう)で、ヘロヘロのペースになりました。しかしながら、狙い通りの快晴に恵まれ、山頂からは百名山をはじめとする山々が見渡す限り見通せました。雪渓の方はさすがに9月も下旬でかなり荒れて小さくなっていました。
ポイント
1 天気図と睨めっこしての最後の夏休みでの山行
2 久しぶりの登山靴と軽アイゼン
3 ヘロヘロ登山でおばちゃんにも抜かれる
4 快晴で百名山繚乱
5 吐き気で道の駅白馬でのそば定食食べられず
05:21猿倉駐車場に到着。少し雲が出ると予想していましたが、雲ひとつない予想以上の快晴で白馬岳がよく見えます。
白馬岳までの登山ルートの案内です。
05:41猿倉荘前を通過します。
05:42猿倉荘脇の登山口です。
05:52鑓温泉登山口
06:00曙光に照らされる白馬岳です。
山頂付近の山荘に物資を運ぶヘリコプターです。猿倉に駐機してありました。一緒に林道を進んだ車が2台、駐機場に停まりましたので、パイロットさんだったのでしょうか?
06:11林道終点、ここから登山道です。
白馬岳です。雪渓が見えてきました。
白馬尻小屋です。
大雪渓末端ですが、9月下旬なので秋道で斜面を進みます。
だいぶ小さくなった大雪渓を横目にガレた斜面を登ります。
雲が東から雪渓を登るように迫ってきます。
大雪渓入口に到着です。
軽アイゼンを装着します。(実はおじさんが斜面を進むのを見て、しばらくそれに付いて行きました。)
下からガスが上がってきています。
大雪渓を進みます。
ガスがかかってきました。
振り返るともうホワイトアウト状態です。大雪渓の終わり口を間違えそうになりましたが、なんとかたどり着きました。
初夏ならこの辺りまで大雪渓上を進むのでしょうが、空洞にクレバスなので、脇のガレた斜面を進みます。
凛々しい山が見えます。杓子岳前衛の離山だと思います。
葱平です。この辺りから急登が続きます。
小さな雪の塊です。といっても、十数メートルはあると思いますが・・・。
高度が上がって、杓子岳が見えてきました。
花畑の緊急避難小屋です。収容人数は数人です。
村営頂上宿舎が見えました。すぐそこに見えましたが、40分かかりました。すでにバテバテで長く苦しかったです。
お花畑の表示です。夏はすごいんでしょうね。
標高2553mの標識です。まだ380mも登ります。
村営白馬岳頂上宿舎に到着です。
白馬三山の残り二つ、左:杓子岳(2812m)、右:鑓ヶ岳(標高2903m)
白馬山荘が見えます。
白馬山荘に到着です。背後に白馬岳山頂が見えます。
頂上に向かう最後の登りです。情けないほど時間がかかりました。
10:09白馬岳山頂に到着です。
いつもの三角点と靴です。久しぶりの登山靴ですが、すでにマメで痛かったです。
白馬岳の頂上標識です。
南側を望みます。右隅に白馬山荘、その奥に村営頂上宿舎。真ん中やや左手前が杓子岳、その右上が白馬鑓ヶ岳です。その奥には五竜岳でしょうか。
北側を望みます。馬の背、三国境、盛り上がったところが小蓮華山だと思います。
ここから、快晴を利しての、遥かなる山並みをご説明します。
遥か山梨県の八ヶ岳と富士山です。
南アルプスの山並みです。一番高く尖がっているのが日本第二位の北岳、その左の高いのが甲斐駒ケ岳、逆の右側が間ノ岳と仙丈ケ岳、一度大きくくぼんで塩見岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳だと思います。
北アルプス南部の山並みです。中央左から、大天井岳、穂高岳、右で尖がっているのが槍ヶ岳です。その奥にちょこっと頭を見せているのが乗鞍岳でしょう。
西南方向に見えるは、左:立山、右の三角錐の山は剱岳ですね。近いです。
遥かむこうに白山がはっきりと見えますね。
北東方向です。左:金山、右:火打山だと思います。
妙高山だと思います。
中央右が高妻山、その右手に繋がるのが戸隠連山でしょう。
東に目をやると、左が先週登った四阿山(あずまやさん)、右:浅間山です。
白馬岳山頂部南端から北方向を写します。縦長の山頂部分です。右手は、切れ落ちた絶壁です。
山頂の銘盤ですが、かすれてよく分かりません。
見飽きない素晴らしい山頂からの眺めですが、そろそろ下山します。
レリーフが有りました。
白馬岳山頂部です。50mくらいしか下がっていませんが、多くの山が見えなくなるという、まさに山頂部だけで味わえる絶景だったことを痛感します。
白馬山荘にある北アルプスの案内図です。
この先見えなくなる北アルプスの雄姿を眺めます。
大雪渓に向けて下ります。
大雪渓が見えてきました。風が吹くと雪で冷やされて雲が出来ていますね。雲発生装置のようですね。
私が命名します。「馬の横面岩」
初夏は雪があったであろう岩場を下りてきました。
木橋を渡ります。
大雪渓上端部の空洞、クレバスです。
大雪渓上端の取り付き部です。
軽アイゼンをつけて大雪渓を下り始めます。赤い旗を目印に進みます。
大雪渓を登ってくる登山者がいます。それにしても大きな石がゴロゴロしています。
大雪渓終端部が見えてきました。
大雪渓を振り返ります。
親子連れと下りの道の情報交換しました。勝手に雪渓に旗を立てている人がいたらしく、行きとは違うルートに戸惑いました。
大雪渓末端部でスキーをしている人がいました。石がゴロゴロしているのですが、大丈夫なんでしょうか?
名残惜しい大雪渓を振り返ります。
白馬尻山荘でアイゼンを売っていました。値段は安いです。
登山道を修復されていました。紅葉シーズン前が登山者も少なく作業しやすいのでしょうね。
林道を下ります。
猿倉荘への登山道を下りず身に林道を下ると、駐車場に直接出ました。
駐車場を出発します。
道の駅白馬で蕎麦定食を頼みますが、吐き気がして、ほとんど食べられず、運転も出来ない状態で、車内で3時間寝て、少し復活して帰宅しました。人生二度目の生命の危機を感じる苦しさでした。原因はよくわかりませんが、疲労によるめまいでの不調だと思います。
夕方の北アルプスがきれいです。
遥かむこうに夕焼けにかすむ八ヶ岳連峰が見えます。
この後、中央道は事故渋滞で、9時過ぎに千葉に到着しました。快晴で山々を堪能できましたが、なにより疲れた山行でしたね。
最近のコメント