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2012年8月 1日 (水)

【書評】まちがっている エラーの心理学、誤りのパラドックス キャスリン・シュルツ/著

Machigai
仕事でよく誤りをしてしまう私なので、間違いとは何か?知りたくて借りた本です。

科学的な分析はされているものの、実のところ哲学的な本です。
そもそも、「間違い」とは主観的な認識であるということのようです。

ちなみに「間違っている」瞬間は無い。
在るのは「正しい」と思っている状態か「間違っていた」と思う状態しかないからである。

「間違っているかもしれない」という「正しい」と思っている状態からいろいろな情報を自らが分析して一気に「間違っていた」という「正しい」状態になるのある。

確かにそのとおりだと思う。

そしてこの「正しい」と「間違っていた」は、実のところ、個人の「知識」と「信念」が混在しているから判別が難しくなるのだ。
例えば、今では「地球が動いている」というのは、まさに偉い人が見つけた「知識」を我われが信じている(「信念」)からだ。
我われが持ちがちな間違った知識、すなわち迷信とは、結局、ただの「信念」に他ならない。
そしてそれを「間違っていた」と認識しない限り、本人にとっては「正しい」ままなのである。
まさに「間違い」とは、主観的な認識である。

そしてどうして我われが間違えてしまうのか?
それは帰納に偏りがあるからなのだ。
つまり、自分が信じたい知識や現象のみを事実として我われは受け入れる、つまり帰納を偏らせて、それを「正しい」ものと認識するらしい。
うーん、確かに確かにそのとおりだ。

また、人間の記憶は自己に都合の良い記憶に置き換えられる。これを「フラッシュバルブ記憶」というらしい。確かに古い記憶は自分に都合の良いように捻じ曲がっている。古い友人らと話すとよくそう思いますが、それは双方が都合の良いように記憶が変わっているからお互い様か(笑)

哲学系の翻訳ものなので、ちょっと読みづらいものの、なかなかためになりました。
(半分しか読みませんでしたが、返却期間が来たので返しました(笑))

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