【書評】「お手本の国」のウソ 田口理穂ほか/著
歴史的に見て、日本は先駆的な取り組みをおこない成功した外国の真似をするのが極めて得意な国柄な気がする。そんな日本が現代においてお手本とする国の実情をその国に在住する日本人がその実体(本著では「ウソ」と呼んでいる)を明らかにしてくれるのが本著である。
メニューは以下の7つ
フランスの少子化対策
フィンランドの教育
イギリスの二大政党政治
アメリカの陪審裁判
ニュージーランドの自然保護
ドイツの戦争責任
ギリシアの観光政策
1つ言えることは、どの国も試行錯誤しつつ、したたかに政策実行しているということだ。
日本が表面的に単純に真似してもなかなか効果は出ないことが良くわかりました。
ま、それでも日本は自国にあった形に修正しつつ、やり遂げてくれるでしょう。って、ちょっと楽観過ぎますかね。
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