【書評】霧のむこうのふしぎな町 柏葉幸子/著 竹川功三郎/絵
宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」の原作的な作品ということで、読んでみた。
本作品の主人公リサは、ちょっとぽっちゃりした小学6年生の女の子。
霧のむこうのふしぎな町に紛れ込んで、一週間くらい過ごして、現実の世界に戻っていくおとぎ話だ。
両作品の共通点としては、主人公が小学生の女の子、霧のむこうにある不思議な町が舞台であること、その不思議な町では働かないといけないこと、不思議な町の住人に主人公は好かれていること。不思議な町の有力者が厳しいおばあさんであること。
それでも両作品からもたらされるそれぞれのイメージは、とても似ているとは思えない。
まったくの別物に思えてしまう。
作品の骨格というか基本コンセプトは確かに似ているようなので、オマージュを受けた宮崎駿監督が彼らしいアイデアてんこ盛りで「千と千尋の神隠し」という作品が出来たのかもしれない。
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