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2012年7月28日 (土)

【書評】限界集落株式会社 星野伸一/著

Genkai
読んで気持ちの良い小説である。限界集落に限らず、爽やかな未来を感じられ、いろいろな人の人生や日本社会全体に明るさをもたらせてくれるような小説だ。

などと大仰な書き出しであるが、内容はライトな読みやすい小説である。

あらすじとしては、先が見えない限界集落が、紆余曲折を経て一致団結して、利益を上げられるビジネス集団に変わっていく。例えるなら、廃部寸前の弱小高校野球部が甲子園を目指すみたいな話だ。

主人公をはじめ、それなりに挫折を経験した多様な登場人物には、読者は、そのうちの誰かに感情移入できるのではないか?
家族、恋愛、田舎でのビジネスなどなど、いろいろな状況が描かれており、どんな人にも、そうそうと思えるシーンがあるのではないか。

最後に、本著に流れる、多様な価値観を認めつつ、結局のところ、前に進んでいこうとする努力が実を結ぶという、ある種当たり前の生き方にこそ、未来があることを改めて思い起こさせてくれる。

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