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2012年7月

2012年7月31日 (火)

【書評】100歳の流儀 新藤兼人/著

100 先ごろ100歳で亡くなられた映画監督の新藤兼人さんの随想録である。
(つまり本著が発刊されてまもなく亡くなられたということだ)
映画通を評している私ですが、新藤監督作品は、ほとんど見ていない。
本著を読んでいて一つも観ている作品が出てこなくて、まさか一つも観ていないのではないかと恐怖したら、最近のもののいくつかはちゃんと観ていて、安堵した。

映画監督というより脚本家というべき著者の認める文章は、その経験、人間観察、壮絶な生き様から、鬼気迫る至言の言霊となっている。

まえがきの結びは、きわめて印象的だ。
「この本から、なにがしかの影響をうけてくださる方がいらしたなら本望である。
 みなさん、さようなら。」
さすが100歳まで懸命に駆け抜けてきた著者ならではの一言である。

100歳になってもこれだけことを考え、これだけの内容のものが書ける。
すべては、たゆまぬ努力があってのものだとは思うが、そんなことを深く考えずに、いろんな意味で希望の持てる書である。

ロンドン五輪、男子体操団体、日本4位から銀メダルに変更

体操団体6種目、全部観てしまいました。日本男子頑張っていましたから。

跳馬で山室選手が足を負傷し、点が伸びず、中国に引き離されての2位で最終種目のあん馬でした。

日本の最も苦手なあん馬、いやな予感がしましたが、そのとおりの残念な結果になりました。

一人目の田中和仁選手が一度落下、二番手の最年少加藤遼平選手は、見事な演技でしたが、最終演技者内村航平選手が、あん馬から下りる際に、不完全な形となって、まさかの大減点。Uchimura

イギリス、ウクライナに抜かれての4位になり、メダルを逃す結果に・・・。

ところが、内村選手の減点判定に対し、日本選手団は抗議し、再審議に。
内村選手の降り技のC難度判定が認められるのか?

日本選手とウクライナ選手のそれぞれ不安な様子が映し出されて、観ているこちらも苦しくなりますね。

苦しい体勢ながら、C難度の演技まで持っていった内村選手が凄いというか、ちゃんと最後決めろよ!って感じでもありました。

結局、C難度が認められて、日本団体は銀メダル、イギリスが百年ぶりの銅メダル、一瞬銅メダルかと思えたウクライナは悲しいことに4位になりました。

さあ、やっと眠れる(笑)

2012年7月30日 (月)

【書評】霧のむこうのふしぎな町 柏葉幸子/著 竹川功三郎/絵

Husigi
宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」の原作的な作品ということで、読んでみた。

本作品の主人公リサは、ちょっとぽっちゃりした小学6年生の女の子。
霧のむこうのふしぎな町に紛れ込んで、一週間くらい過ごして、現実の世界に戻っていくおとぎ話だ。

両作品の共通点としては、主人公が小学生の女の子、霧のむこうにある不思議な町が舞台であること、その不思議な町では働かないといけないこと、不思議な町の住人に主人公は好かれていること。不思議な町の有力者が厳しいおばあさんであること。

それでも両作品からもたらされるそれぞれのイメージは、とても似ているとは思えない。
まったくの別物に思えてしまう。

作品の骨格というか基本コンセプトは確かに似ているようなので、オマージュを受けた宮崎駿監督が彼らしいアイデアてんこ盛りで「千と千尋の神隠し」という作品が出来たのかもしれない。

2012年7月29日 (日)

初めてJALマイレージを使って九州は鹿児島に行きました。

JALマイレージ会員になって、はや5年。やっとマイレージで貯めたマイルで特典航空券を予約しての九州行きを実現しました。

ちなみに最初6月下旬を予約するもの、九州で豪雨で2度延期しての3度目の正直での九州行きです。天気は心配ですが、逆雨男の強運に託します。

さて、JALマイレージですが、出発4日前までに予約が必要です。出発日直前まで、予約変更(変更後の出発日4日前)が無料で可能です。ただし、最初に予約した日から90日以内までが有効期限です。

今回、真夏の九州は暑いので9月に延期しようかと思ったのですが、9月22日までの有効期限で、万一、台風などで天候悪化した場合に、目も当てられなくなるので、7月終盤でのマイレージ利用を決行した次第です。

ちなみにチケットですが、JALマイレージカードをチェックインのマシンに挿入することで発券されました。かなり楽ですね。
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アーミーナイフはまた没収されないように預ける手荷物に移動させました。
スプレー缶もダメらしいのですが、肌につけるものは手荷物で大丈夫でした。

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鹿児島行きの767です。   

上空は雲海の上で天気良かったです。
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鹿児島空港到着です。滑走路のはるか向こう側の山並みは今から向かう霧島ですが、完全に雲の中ですね。

Imgp0084鹿児島空港の管制塔ですImgp0085南の諸島部へのハブ空港として機能しています。
Imgp0086西郷どんがお出迎えです。Imgp0088空港外には足湯があります。   

Imgp0089レンタカー会社のお迎えです。
Imgp0090黒のマツダデミオで出発です。 

Imgp0083座席の肘掛に灰皿がありました。喫煙の名残があるとは結構古い機体なんですね。

2012年7月28日 (土)

第65回富士登山競走山頂コース出場も八合目タイムアウトでした。

前回は、勘違いで五合目リタイアでしたが、今回は八合目通過を目指しての参戦ですが、一度も富士山練習しておらず、スピード、スタミナ、登攀力の強化しないでの参戦でした。
(ジムに行っていないので坂道練習不足なので・・・)

3時に千葉を出発しました。2時間あまりで到着するも、駐車場の場所がわからず、昨年と同じ場所に向かう途中に、誘導に導かれて、下吉田第二小学校に無事駐車。

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3時間睡眠での富士吉田入りだったので、45分ほど仮眠しました。

砂が靴に入らないようにするためのショートスパッツがやはり見当たらず、ウエアは快晴仕様で臨みます。

Imgp9632バスで、スタート地点の富士吉田市役所に向かいます。

Imgp9635富士吉田市役所に到着です。

Imgp9636今日のシューズは3号機、ノースフェースです。富士山の砂でボロボロになると引退するかもしれません。

Imgp9637スタートラインには有力選手です。今年は有力な外国人選手も参戦のようです。ニュージーランドのジョナサン・ワイアット選手もその一人ですが、どの選手かはわかりません。

Imgp9640私のスタート位置はブロックC、つまりは最後方からです。もっと前からスタートしたいところですが、実績が無い以上やむを得ないですね。

このあとスタートして、富士吉田市役所から数百メートル走って、直角に左折すると、ゴールが見えます。そう、富士山が正面に見えるのです。いつも思うのは、20km先のゴールが見えるレースって、世界でも唯一なのではないかと。ひたすらきつくなる上り坂を登り続けます。

Imgp9641Imgp9642_3 スタートしてから2時間経過して、五合目直前で、大渋滞です。最後抜ける部分がゆっくりで一人しか通過できないためです。ここで恐らく五分くらいはロスしたと思います。この辺りの選手は、山頂までギリギリのペースなので、焦れますね。

なんとか五合目の関門を2時間15分ちょっとで通過して、いよいよ山頂コースに向かいます。

Imgp9643目指す山頂が見えてきました。

Imgp9644ランナーの列が山頂に向け延々続いています。

Imgp9645八合目手前の岩場を通過します。

Imgp9646八合目関門手前ですが、制限時間4時間を6分過ぎています。と、ミニーマウス柄のランナーは、UTMFにも、おんたけウルトラにいました。私と同じくらいのレベルでしょうか。

Imgp9647雲よりはるかに高い八合目です。快晴で序盤暑かったですね。ここらは涼しい風で気持ちよいですが。

Imgp9648八合目の関門到着です。4時間7分くらいでした。

Imgp9649八合目でリタイアとなったランナー達。皆さん関門通過できず、疲労も困憊で元気ないですね。

Imgp9650標高3400mの本八合目です。山頂まで残り標高差376m。ここからが高度障害も出てきて、キツイのですがね。

Imgp9652その富士山山頂です。もはやゴールを目指すランナーの姿を見えません。

Imgp96542時間20分かけて上ってきた1000mを駆け下ります。

Imgp9655富士の裾野です。

Imgp9657富士吉田口にトラバースして進みます。

Imgp9658馬で降りる人がいました。

Imgp9660五合目の荷物引渡し場所に到着です。

Imgp9661馬が並んでいました。

Imgp9662バスに向かう前方に3位のピンクの札をかけている女性ランナーがいました。バッグのゼッケン番号から五合目コースでしょうか?いずれにせよ3位おめでとうございます。

Imgp9663山頂コースと五合目コースのランナー入り混じってバスに乗り込みます。

Imgp9664バスは補助席フル活用の満員で麓に下りてゆきます。車内はかなり汗臭いです。五合目でもらった昼食のおにぎり3つを食べて、そのまま爆睡してしまいました。

Imgp9665富士諏訪の森山公園に到着です。今年と来年は富士吉田市役所が工事中なので閉会式会場はここに変わったようです。そのまま駐車場に向かうシャトルバスに乗り込みます。

Imgp9666右足の靴に入っていた富士山の砂です。靴3号機も引退するほど傷みませんでした。来年も一緒に出走しますかね。

Imgp9668今日は暑かったようで、車外気温計は39度です。

Imgp9669道の駅と間違えて農業振興会館の駐車場に入ってしまいましたが、地元農家の仮設販売所がありました。美味しそうな桃とぶどうを買って帰りました。

苦手な上りと高度を考えると八合目には4時間半はかかると思っていただけに、まったくの練習不足で4時間7分での到着は自分としてはかなり嬉しい結果でした。(標高3200mくらいまでは、平均以上のペースで登れたと思います。そこから先は明らかにペースダウンしたので、たぶん高度障害(高山病)になったためだと思いますが、直前に富士山で練習すればそれも乗り越えられるかも)

次が八合目を突破したいですね。

追記:どこが疲労したかって、とにかく心臓が疲れた感じです。段々きつくなる上り、しかもどんどん空気が薄くなる。脚とか腰とかより、酸素を取り込むために心臓と肺が疲れましたね。

【書評】限界集落株式会社 星野伸一/著

Genkai
読んで気持ちの良い小説である。限界集落に限らず、爽やかな未来を感じられ、いろいろな人の人生や日本社会全体に明るさをもたらせてくれるような小説だ。

などと大仰な書き出しであるが、内容はライトな読みやすい小説である。

あらすじとしては、先が見えない限界集落が、紆余曲折を経て一致団結して、利益を上げられるビジネス集団に変わっていく。例えるなら、廃部寸前の弱小高校野球部が甲子園を目指すみたいな話だ。

主人公をはじめ、それなりに挫折を経験した多様な登場人物には、読者は、そのうちの誰かに感情移入できるのではないか?
家族、恋愛、田舎でのビジネスなどなど、いろいろな状況が描かれており、どんな人にも、そうそうと思えるシーンがあるのではないか。

最後に、本著に流れる、多様な価値観を認めつつ、結局のところ、前に進んでいこうとする努力が実を結ぶという、ある種当たり前の生き方にこそ、未来があることを改めて思い起こさせてくれる。

2012年7月25日 (水)

人生初の三塁打です。

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先日の九州百名山登山(4山登頂)で、脚はパンパンですが、職場の草野球のメンバー不足で、久しぶりにスタメンでの出場になりました。

もちろんライパチ(ライトで打順八番)です。Imgp0379↑ライトからの眺めです。

水曜日の午後7時から、中学校のグランドでのナイターです。

目の悪い私には厳しい環境ですが、今日は即席チームでの交流試合、気楽に守れます。

初回1回表、いきなりライトにフライが上がり、ビビリましたが、無事捕球成功。一安心です。

2回裏、1アウト、ランナー1塁で打順が来ました。
相手チームのエースは右サイドスローで球が速く、変化球も切れていました。

直球で2ボールのあとの3球目の直球をジャストミートしましたが、ライトライナー。

2打席目は、4回裏、2アウト、ランナー無し。相手のピッチャー交代し、右オーバーハンド。

2球、低めの変化球(スライダー?)を見逃し、3球目の直球をジャストミート、ライトの右を抜ける長打コースに。

ファーストベース手前からスピードアップして、3塁オーバーランしつつ、本塁突入は見送った。好返球で本塁憤死でしたが、もう少し最初から走っていれば・・・。

それでも人生初のスリーベース。誰にも言いませんでしたが、少し嬉しかったです。
(T先輩のバットを使ったのも良かったみたいですね。譲ってもらおうかな(笑))

帰宅後、野球小僧だった長男坊にスリーベースの話をちょっと自慢しました。

6回表の守備では、ライトに2度、球が飛んできました。
一塁後方の凡フライに追いつくも、眼で球を追いきれず、グラブをかすって、アゴに当たって、落球。さらに、次はライトオーバーのフライに追いつけず、校庭の端まで球を追って、なんとか2塁打で収まりました。

さてさて、グラウンドを走り回った楽しい草野球を終えて、明後日には富士登山競走に挑みます。パンパンの脚は、今日のダッシュでうまくほぐれて、復活してくれるかしら(笑)

2012年7月23日 (月)

祖母山【日本百名山96】

1756m 大分県・宮崎県

祖母山は九州では珍しく、アルペン的風貌を見せる山。岩峰を高々と空に突き出したその姿は、登高意欲をかきたてる。(日本百名山地図帳より引用)

2012/07/23 日帰り 10.6km
11:13 北谷登山口 14:13
11:50 五合目   13:43
12:21 八合目 
12:52 祖母山山頂 12:56

【ひと言】2日間で九州五山制覇の第4弾。道中、蜂にまとわりつかれて、大変でした。山頂での展望も無く、鹿の足跡や糞のある樹林帯をひたすら展望無く進みました。下山直後、スコールがありましたが、小屋で髪を洗いながら雨宿りできたのもラッキーでした。

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九重山【日本百名山95】

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標高1787m 大分県

豊後の火山群で1700メートルの峰々を連ねる。主峰は久住山。ミヤマキリシマのピンクの山々が覆いつくす様子は訪れる者を魅了する。(日本百名山地図帳より引用)

2012/07/23 日帰り 約9km
06:36 牧の戸登山口09:12
07:25 扇ヶ鼻分岐 08:37
07:47 久住分かれ 
07:58 久住山山頂 08:12

【ひと言】晴天下の快適登山でした。時間無く主峰の久住山のみのピストンでしたが、主峰より周りの山の方が高く見える不思議な感じでした。また機会を見て、最高峰の中岳や大船山にも行きたいですね。

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2012年7月22日 (日)

開聞岳【日本百名山99】

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標高924m 鹿児島県

海から突き出るような円錐形の山。暖地性や亜熱帯系の植物が多く繁茂する。古来から鹿児島湾の目印として海上交通の貴重な存在。(日本百名山地図帳より引用)

2012/07/22 日帰り 約8km
18:55 開聞山麓ふれあい公園 21:59
19:30 五合目________21:25
19:51 七合目________
20:29 開聞岳山頂(標高924m)20:38

【ひと言】誰にも会わない夜間登山となりましたが、山麓ふれあい公園の管理人のおじさんのお見送りとお迎えが嬉しかったです。風呂あがりのおじさんが、「もう登ってきたのかい?」と夜間の速攻登山に呆れていたのがとても印象深いです(笑)

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グレゴリーZ40バックパック男性用(GregoryZ40)の初陣です。

唯一のバックパックであったMacpacのカスケード80が、朽ちて、引退してしまいました。
後継を見つけられないまま、数年が過ぎ、先日、グレゴリーが割引してあったので、購入したのがZ40です。
Z40

名前のとおり容量は40リットルなので、カスケード80(容量80リットル)の後継にはなりませんが、テント泊程度ならできそうです。

気に入っているのは、背中の部分がメッシュとなって通気性が抜群なところです。
Z401
私の知る限り、グレゴリーとドイターしかこうした仕組みはないところです。

そしていよいよ今日からZ40で山に出かけます。
豪雨でアタックを2度延期した九州です。

今回は九州の百名山6峰のうち5つ制覇してきます。(残り1つは屋久島の宮之浦岳です。)
0泊2日で、久住山(大分県)、祖母山(大分県・宮崎県)、阿蘇山(熊本県)、霧島(鹿児島県・宮崎県)、開聞岳(鹿児島県)の五山です。

ちなみにアタックザックは、グレゴリーミウォック18リットルです。

麓ではこんな感じで背負います。グレゴリー親子ザックです。

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少しは晴れてくれるといいのですが・・・。

追記:霧島では雷雨、開聞岳は一人も出会うことの無い夜間登山、九重山では快晴下の快適登山、祖母山では蜂にまとわり付かれての速攻登山、最後の阿蘇山は通行止めでの登頂断念の結局、4山制覇に終わりました。
 結構頑張ったので、UTMFより脚にきています。(笑)

霧島山【日本百名山98】

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1700m 宮崎県・鹿児島県

霧島火山群の主峰は北西端の韓国岳。以下、南東へ個性のある峰々が一直線に並ぶ。山麓一体は深い原生林、山稜上は礫地で展望抜群だ。(日本百名山地図帳より引用)

2012/07/22 日帰り 約8.5km
12:07 大浪池登山口
12:30 大浪池避難小屋
13:20 霧島山避難小屋
14:01 韓国岳(標高1700m)
14:41 えびの高原韓国岳登山口
15:08 大浪池登山口

【ひと言】大気が不安定で久しぶりの暴風雷雨の中の登山となりました。新燃岳噴火の規制解除によって韓国岳の登頂が果たせたことは幸運でした。

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2012年7月21日 (土)

【テレビ】主に泣いてます(フジテレビ)

Nanao
ドラマ初主演の菜々緒が演じるのは 絶世の幸薄美女・紺野泉。
主役の紺野泉は美しすぎて幸せになれない幸薄美女…なぜなら彼女を見た瞬間、世の中の全ての男は心を奪われ、なりふり構わず追い回してしまうから。例えば宅急便の配達人、例えば就職試験の面接官…どんな男も彼女の美しすぎる顔を見たらたちまち恋に落ち追い回す。そのため泉は就職もできず、女友達もできないばかりか家族にまで見放されてしまう。

漫画みたいだと思っていたら、原作は漫画だった(笑)

そんな訳で適当に見ていたら、「トキばあ」の声に聞き覚えが・・・

んん?

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なんと、名舞台女優の高泉淳子さんが出ているではないか!

こいつは見ないといけない。

まあ、普通の人は、菜々緒がこのドラマで美女の泉を演じるだけでなく、美女を世間から隠すための数々の“コスプレ”にも挑戦するのが楽しみなんでしょうが、私には「トキばあ」から目が離せません。(笑)

2012年7月20日 (金)

四万十川ウルトラマラソンに当選しました!

2012年10月21日開催の第1回ちばアクアラインマラソンには千葉県民ながら抽選にはずれ、出場が叶いませんでしたが、同日の第18回四万十川ウルトラマラソンには当選しました。(昨日発表がありました。)

陸上連盟公認100kmレースはこことサロマ湖しかありません。そういう意味では、陸連公認記録となる魅力的なウルトラマラソンです。

かなり出場したいですね。

ただし、千葉からですと飛行機代と宿泊代がかかります。
潤沢な資金が無いので悩みどころです。

ちなみに同日は、伊南川トレイルランと千葉スイーツマラソンもあります。
(いずれも友人に誘われているのがまた悩みどころです。)

まあ、出場手続きは8月8日までらしいので、しばらく悩んでみます。

2012年7月18日 (水)

橋下徹・大阪市長よりすごいぞ、熊谷俊人市長

我が街千葉の市長、熊谷市長のインタビュー記事が載っていた。

彼は緊縮財政主義者ではないけれど、今の日本においては、そう思えるほど、先鋭的に財政支出をカットしている。(実態は私が好きな均衡財政主義者です。)

行政の機能は「資源の再分配」、行政の役割は「秩序維持」と「社会の持続的な発展環境の整備」(農業に例えるなら来年の収穫が今年より多くなるようにきちんと種を残し、抜け駆けを許さない社会を維持するということ。ちなみに今の日本はまったく逆で、将来先細りするのが見えていて、今腹が減っているというだけで考えもなしに種まで食っている状況だ。あきれるばかりだ。)だと信じてやまないところであるが、いまどきの政治家としては珍しくそれをきちんと実現してくれている。そして、それが市民から許されているのが実に不思議な魅力的な政治家だ。

パフォーマンスに走らず、着実に現実的な改革を進めている。
34歳と若い市長でありますが、もっと大きな舵取りをして欲しいと思えてしまいます。

と、褒めちぎってしまいましたが、まずはインタビュー記事をご覧下さい。

最後に、こうした着実な改革をきちんと評価できる市民、国民でありたいですね。

2012年7月17日 (火)

【テレビ】NHKスペシャル ミラクルボディー マラソン最強軍団

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現マラソン世界記録保持者パトリック・マカウ(ケニア)と人類初の2時間3分台を記録した“皇帝”ことハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)、そして、マカウの記録に4秒差にせまるウィルソン・キプサング(ケニア)。現在、マラソンを2時間3分台で走りきった人間は、世界でこの3人しかいない。今回、彼ら三人の全面協力で科学的な分析がされているランナー垂涎の番組でした。

東アフリカのマラソンランナーの驚異的な能力、例えば赤血球が小型化し、さらさらの血液で酸素を大量に運べることや、彼らの心臓の大きさが常人の1.6倍であるとか、そうした脅威の心肺機能の高さに、なるほどそうなんだと頷くほか無く、それは私や多くのランナーにとってもはやどうしようもないでした。

一方、とても勉強になったのは、東アフリカ選手のランニングフォームだ。
しかもそれは極めてシンプルな一言で説明できる
「つま先から着地する」
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彼らは貧しさから幼少期には靴をはかずに走り回っていて、そのときに裸足が受ける地面からの衝撃を緩和するため、自然とつま先着地のフォームを身に着けていたというのだ。それがかかと着地の場合のように衝撃に耐えるため筋肉をこわばらせることなく、結果的に余計な筋肉を使わず乳酸もたまらず疲れ知らずの走りの要因らしい。(ただし足の指や土踏まずの筋肉が鍛えられていなければならない。)

ちなみに私の通常のランニングフォームは完全にかかと着地だ。
毎日自分のシューズの底を見ているから、よくわかる。
磨り減っているのは主にかかと周辺ばかりなので。
市民ランナーの多くはこんな感じです。↓
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それでも私はつま先着地は割と得意なのです。
それはトレランで走っているときはつま先着地が多いからだ。不整地を走る場合、かかと着地だと足首を捻挫してしまう恐れが高く、下りではスリップするリスクが高いからだ。
アフリカの選手の練習コースは起伏があって不整地で、まさにトレランそのものでした。

しかし、私の普段のジョギング(帰宅ラン)でつま先着地(フラット走法)はできるだろうか?

いや、やるしかない!
明日から意識してやってみよう。
足指の筋力と足底筋(土踏まず)を鍛えよう!
(ちなみに昨日トレランで100km走ったので、土踏まずはパンパンです。)

それにしてもケニア選手の層の厚さは、目を見張る。
世界記録保持者マカウ選手はロンドン五輪に出場できないのだから・・・。

最後にロンドン五輪への出場を決めたキプサング選手の言葉が人生訓のように心に響いた。

「この競争の激しい世界で生き残る唯一の道はどんなことがあっても自信を持つこと」

追記:
 番組でちょっと嬉しかったことが1つありました。
 それはマラソン世界記録保持者マカウ選手の足指が少し外反母趾気味だったこと。
 私の足の親指の曲がり方とほぼ同じくらいの感じでした。
 親近感が湧きましたね。そして根拠の無い自信も(笑)

追記2:
 テレビを観てこの1ヵ月半、ずっとつま先着地のことを考え、試行錯誤してきましたが、結論として、我われ市民ランナーには無理な気がしました。つまり、つま先着地すれば疲れず速く走れるのではなく、速く走れるからつま先着地になるのが、真実だと思います。

 1キロを3分以内で走り続けられる超一流ランナーは、時速は20km以上で、つまり脚を速く動かさないといけない。速く走るためには前に出した足をすぐに後ろに引くしかなく、前に出した足が地面に着く頃には、すでに後ろに引き始めた頃で、その結果、かかとでなく、つま先の方が地面に近くなっていて、そのままつま先からの着地となる。

 逆に、市民ランナーのスピードはマラソン時には時速10kmから15kmくらい。それぐらいだと、かかとが地面に先に着くのは極めて自然なフォームなのです。無理につま先を先につけるとか、あるいはフラットにすることすら、ファーム的には無理がきたり、ストレスを生じさせると思います。(実際に12kmの帰宅ランで試み、走りきれましたが、どうにも不自然でストレスを感じました。)

 そんな、かかと着地してしまう我われ市民ランナーでも、短距離の全力疾走の場合、足を相当速く動かさざるを得ず、結果かかと着地はできず、自然とつま先着地になりますよね。つまり、足を動かす速度が速ければ自然とつま先着地になるということです。

 結論としては、かかと着地で特に問題がないのであればそのままで良し、つま先着地ができるならそれも良し。つまりは自分に合うランニングフォームで鍛えて走るべし!

2012年7月16日 (月)

2012おんたけウルトラトレイル100、無事完走しました。

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今年で第5回となるおんたけウルトラトレイルに3年ぶり3回目の参加です。
第1回で人生初めての100kmを走破したときの感動は、忘れられない思い出の大会です。

ここ2回は、仕事の忙しさを理由に、本当はレースでの目標がなくなってしまい不参加でしたが、今回は大きな目標を持って挑みました。

完走タイムの14時間切りです。14時間を切ると100マイル(160km)への参加資格が得られるのです。
ランニングのお師匠様と同時達成を目指しました。

今回は、集中豪雨といってよいほどの暴風雨という悪天候のレースとなりましたが、タフガイばかりが参加しているので、みなさん苦も無く走りきっていました。凄いです。
それどころか、たぶん気温が低く、土砂崩れによるコース変更(山越えが1つ減った)で、リピーターの多くが自己記録を更新したのではないかと思います。

さて、チーム★秋の道の結果ですが、わが師匠は無事14時間切りを達成しました。さすがです。
一方、私の方は第2回の自己記録15時間25分を1時間以上短縮しましたが、14時間を切ることはできませんでした。

自分としては、正直、今までの力を全て出し尽くした結果です。
なので、この現実を受け止めなければなりません。

まあ、あれこれ悩まず、まずは走りながら受け止めてみましょう(笑)

2012年7月12日 (木)

新型モノレール登場!

帰宅ランで、千葉都市モノレールの橋脚をくぐろうとした時、頭上をモノレールが通過した。

良くある光景なのであるが、頭上のモノレールが違っていた。

そう、7月8日から運行開始した千葉都市モノレールの新型モノレールだった。

カメラで写真を撮るまもなく通り過ぎてしまったが、初めての邂逅にちょっと嬉しくなった。

写真が無いので知り合いの写真を無断で引用します。許してね。(笑)
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公式サイトの画像
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2012年7月11日 (水)

私は山にトレランしに、仲間は新バットで初勝利を目指す!

私は山にトレランしに、仲間は新バットで初勝利を目指す!
私は山にトレランしに、仲間は新バットで初勝利を目指す!
 いよいよUTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)出場ポイント獲得に向けての第2弾、おんたけウルトラトレイル100が日曜午前0時から始まります。
(UTMF完走4ポイント+おんたけ100完走3ポイントの計7ポイントでモンブランへの出場ポイント獲得です。)

 さて、こうした超長距離レースの場合、私は完走を主目標としているところですが、この大会ではタイムで14時間を切ると、エリートの部の同100マイルレースへの出場権が付与されるとのこと、第2回大会の自己記録15時間25分ながらもランニングエリート目指して(笑)、14時間切りを目標にして、ランニングの師匠と共に前半から飛ばしていこうと思っています。

 さらに師匠の希望に合わせて、レース翌日の16日海の日に近くの御嶽山(おんたけさん:標高3,067m)にご来光登山する予定です。
 100kmの山岳レースの翌日に登山ができるのか?不安ではありますが、翌翌週の富士登山競走に向けた高地トレーニングも兼ねて、登ってきます。

 こんなランニングと登山三昧の三連休ですが、実は山の師匠からは北海道登山の話があり、草野球の方も、お誘いが2つありました。

 北海道登山はレースと重なっていたので早々に断念しました。

 野球の一つは、職場の野球大会です。1回戦を勝ち上がっての準々決勝です。
土曜日にあるので、一瞬、出場しようかと思いましたが、午後1時から試合開始とのこと、レースの受付時間に間に合わないので、欠席します。

 もう一つは、草野球チームのリーグ戦ですが、日曜なので当然欠席になります。
 私が出場可能な弱小チームなのですが、そのマネージャーから試合連絡のメールが欠席する私にもあり、その中に以下のようなバット購入の連絡がありました。

↓メール文
バット購入について
メタルハンターⅡというすごいバットを注文しました。おそらく次戦に間に合うはずです。
会費では対応しきれないため、臨時で1,000円納入お願いします。(予算決算については添付参照)

以上です。
初勝利目指して最強バットで打ちまくりましょう☆
↑メール文ここまで

 練習より道具に頼っての強化が少し情けないのですが、エラーに三振で足を引っ張るかずさんがいないので、チームは新バットで初勝利間違いないでしょう!

 私はそう信じて14時間ぶっ続けで走り切ります!

やるぞー

限定チーバくんストラップ

またまた久しぶりのチーバくんネタです。

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LAWSONでバイトしているチーバくんのストラップです。

限定500体らしいです。

このLAWSON限定チーバくんストラップは5cmくらいあります。

携帯のストラップには向きませんが、バックとかにはちょうどいい大きさです。

2012年7月10日 (火)

【書評】片眼の猿 道尾秀介/著

【書評】片眼の猿 道尾秀介/著
本著はコミカルなハードボイルド調ライトミステリー小説である。
そのライトな文体と主人公やその他の登場人物の軽いノリで楽しく読みやすいのであるが、本筋の謎説き、キャラクターへの謎かけ、人間性や人生に対する深い洞察がその軽さに対し深淵であり、その対比が実に際立って印象的な小説である。

こういう軽いノリでものを書くことが私には到底出来そうにない。まさに才能の違いそのものだろう。(笑)
なので、本書評をの読むと堅そうな小説に思えるかもしれないが、本著は実に軽くて読みやすい。

まずタイトルであるが、「片眼の猿」。????
本小説のタイトルとしては実に似つかわしくないと言わざるを得ない。
私ならタイトルには「ファントム探偵社」とかにするだろう。

この「片眼の猿」は、999匹の片眼の猿の国でたった一匹の両目の猿は、自分の片眼を潰して仲間と同化したという話らしい。解釈はいろいろありそうだが、周りの言動に気押されて、自分らしさを殺してしまったことを寓話としているのであろう。

他にもいろいろと深い話がちりばめられているのであるが、最後から2行目の言葉が最高はかっこいい。
「眼に見えているものばかりを重要視する連中に、俺は興味ない。」

そう言えるだけの見識と自信は、残念ながら今の自分にはない。

追記:本著は、部下から借りた文庫小説であり、綺麗な文庫本を大切に扱うべく、別の部下から新婚旅行のお土産にもらったイタリア製の革のブックカバーに挟んで、通勤途上に読んだものである。そういう意味で、本著は忘れられない作品となるであろう。Imgp8991

2012年7月 9日 (月)

我が家のお風呂が進化しました!

先日からお風呂の給湯設備にエラー表示が出るので見てもらうと、2万円の部品交換し、しばらく持たせるか、思い切って機器一式更新するか、のご提案をいただいた。

築12年経過していることから、給湯機器更新しました。

といっても、浴室で変化したのは、このコントロールパネル部分だけ。P7083000P7083001_2P7083004 

お洒落になり、省電力化でエコらしいのですが、パッと見、目の悪い私には、状態が把握できず、どうにも落ち着きません。(風呂場では眼鏡かけていませんので・・・)

P7083009_2P7083010
以前の操作パネルは明るくカラフルで、認知性が高かったと思います。子どもが小さい頃には、「黄色いボタン押して!」とか、一緒に入りながら楽しく指示していたことが思い起こされました。

デザインとして、どちらが優れているのか、私的には難しいところですね。

とりあえず慣れるしかないです。(笑)

2012年7月 8日 (日)

【映画】千と千尋の神隠し

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 言わずと知れた宮崎駿監督の代表的な作品。

 子ども達がバラエティばかり見ているので、土曜の夜に父親権限で昨日録画したのを強引にリビングのテレビで見始めた。

 父親の趣味に付き合う気など無く、そのままリビングでDSなどをしていた子ども達もいつのまにか映画に引き込まれて、結局12時を過ぎて終わったのだが、子どもらも最後まで見ていた。さすが、映像と演出で釘付けとなる、心を鷲掴みしてその世界に引き込む力のある宮崎アニメだ。

 久しぶりに全編通して見たが、宮崎ワールド全開の本作品は、実に示唆深い。

 「一生懸命に生きる。」それが、本作品というか、宮崎アニメすべてに普遍のテーマなのであるが、現代社会の寓話として本作品は宮崎アニメの中でも特筆すべき作品であろう。

 冒頭、千尋の両親が食べているうちに豚になるシーンは、親として衝撃的なシーンだ。食い意地の張っていない私にとって、さらに食い意地が張らなくなった、まさに人生に影響を与えた映像だ。

 「かおなし」は、実に意味ありげなキャラクターだ。
 私的には、日本人全般を指すキャラクターなのではないかと思う。
 バブル期に金に物を言わせて、理念無く、傍若無人に振舞った日本人へのアンチテーゼに思えてしまう。
 個性的であれとは、私は思わないが、理念のある、自ら名を名乗っていける生き方は必要であろう。

 また、仕事はでき、リーダーとして魅力十分ながらも、我が子が擦り返られても気が付かない「湯婆婆」も意味深だ。これも日本人のリーダーとしての一類型に思えてしまう。

 最後に千が厳しい労働の末、千尋として、自分の世界に戻る。一生懸命に生きていく子どもに未来が託されている(少なからず大人が支援しているのだが)ということを、我が息子達はちゃんと感じ取れたのか・・・。

 親として、大人として、彼らの世代にも、きちんと掴み取って欲しいな。

<監督・原作・脚本>
宮崎駿
<主題歌>
「いつも何度でも」
作詞 覚和歌子 作曲・歌 木村弓
(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
<製作総指揮>
徳間康快
<製作>
松下武義
氏家齊一郎
成田豊
星野康二
植村伴次郎
相原宏徳
<音楽>
久石譲(サントラ盤:徳間ジャパンコミュニケーションズ)
<プロデューサー>
鈴木敏夫
<製作担当>
奥田誠治
福山亮一
<作画監督>
安藤雅司
高坂希太郎
賀川愛
<美術監督>
武重洋二
<色彩設計>
保田道世
<デジタル作画>
片塰満則
<映像演出>
奥井敦
<録音演出>
林和弘
<整音>
井上秀司

2012年7月 7日 (土)

【書評】雨・赤毛 サマセット・モーム/著 中野好夫/訳

 世界短編小説史上の傑作というので、今更ながら読んでみた。

 「雨」は、読み始めるとすぐに落ちが見えてきた。

 最後の一言、「(男は)みんな同じ穴の狢(むじな)だよ、豚」

 はい、そのとおりですね。さすがに、傑作なだけはあります。90年前なら。

 次に「赤毛」、これまた同じく読み始めてすぐに落ちが見えてきた。

 さすがに名作、落ちの落ちがあった。

 これまた男の身勝手さを見事にあぶりだす、傑作であった。

 最後「ホノルル」、これは前二作に比べると、今ひとつなのであるが、光り輝く若き日の恋愛は、後日色褪せるという、前二作と根底に流れるものは同じだ。

 本作品は1921年の短編集「木の葉のそよぎ」からのものである。1959年に日本で文庫化された。
 字がとても小さいし、行間が狭い。歩きながら読んでいると、次の行に目を上手く移せないのだ。

 昔の文庫は、とても読みづらいというのもわかった(笑)

2012年7月 5日 (木)

【テレビ】東野圭吾ミステリーズ(フジテレビ木曜劇場)

ぜいたくの一言に尽きるドラマシリーズだ。言わずと知れた人気ミステリー作家、東野圭吾の短編小説から11作品を厳選した上、1話完結型のスタイルで、名高い俳優陣を週ごとに完全に取り換えるのだから(朝日新聞7月5日朝刊「試写室」からの引用)

昔の上司が東野圭吾好きで、進んで貸してくれるので、よく読んだ作家であるし、ドラマでも「百夜行」、「ガリレオシリーズ」など見させてもらってきた。

多彩なストーリー展開とプロットの巧みさは当代随一、しかも多作なところが素晴らしい作家である。

第1話は「さよならコーチ~罠」

P7062999 唐沢寿明、田中麗奈に戸田菜穂の豪華布陣。芸達者が魅せる珠玉のミステリーは、濃厚な味わいでした。ラストの落ちも、東野圭吾らしい見事な余韻を味あわせてくれました。

あと10作、楽しみです。

第2話 犯人のいない殺人の夜 主演:坂口憲二
第3話 エンドレス・ナイト 主演:松下奈緒
第4話 レイコと玲子
第5話 甘いはずなのに
第6話 シャレードがいっぱい
第7話 白い凶器
第8話 小さな故意の物語
第9話 結婚報告
第10話 二十年目の約束
第11話 再生魔術の女

2012年7月 2日 (月)

チーパスが子育て家庭を応援します!

久しぶりのチーバくんネタです。

P7083013
次男坊が学校からもらってきたカードとパンフレットです。

うーん、千葉県で子育て支援策が生まれたようです。
我が家はだいぶ子育ても終わりかけていますが、読んでみますか(笑)

なるほど、ちばの子育て家庭優待カード「チーパス」ができ、「チーパスの店」(協賛店)でこのカードを提示すると、いろいろな子育て応援サービスを受けることができるそうです。

詳しくは県ホームページ

森田健作知事は、「子育てサポート日本一」の千葉県を目指した施策に取り組むそうです。
少子高齢化対策に期待しましょう!

UEFA EURO2012 ユーロ決勝の結果、スペイン優勝、連覇でした。

ユーロ決勝のスペイン対イタリアの結果は、4対0でスペインの圧勝でした。

スペインはユーロ初の連覇達成です。

UEFA EURO2012 ユーロ決勝 後半

2点差を追い上げなければいけないイタリア、そのために後半交代させたモッタ選手が後半15分に右太もも裏を痛めて、事実上の退場。P7022977 イタリア自滅の形で10人で戦うことに・・・。

つまらないユーロ決勝後半になりそうです。

そして後半39分、途中出場のフェルナンド・トーレス選手に決定的な3点目を取られました。
その3分後、さらにスペインは追加点

UEFA EURO2012 ユーロ決勝 スペイン対イタリア始まりました。

日曜深夜午前3時45分、サッカーヨーロッパ選手権、ユーロの決勝が始まりました。

2010年ワールドカップで悲願の優勝を果たし、前回2008年のユーロ王者で連覇を目指すスペイン、今大会で攻撃的サッカーに脱皮しつつあるもワールドカップ4回優勝しながらユーロは1回しか優勝していないイタリアの対決です。

スペインはワールドカップでのスタイルそのままですが、イタリアは絶好調のMFピルロ選手とFWバルテッリ選手がどれだけ機能するか?好勝負が期待されます。

開始5分くらいはイタリアペースで進むも、徐々にスペインのパスワークがボールを支配し始めて、スペインは前半14分、シルバ選手のヘディングで先制しました。P7022900

凄いシュートでした。

やはりスペインは強いですね。
イタリアのピルロ選手は防戦一方ですが、必殺のカウンター攻撃に期待です。

前半41分にスペインはカウンターで2点目取りました。P7022955
サイドバックのアルバ選手がものすごいスピードで抜け出してのゴールでした。
P7022920 P7022934 長友選手のような感じでした。

前半はスペイン2点、イタリア0点で終了しました。

【書評】山からの絵本 辻まこと/著

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 誰だか忘れたが山好きの評者がかなり高位で薦めていたのが本著である。

 1966年の出版、私と同級である古い本である。

 絵本というほど、絵は多くないのであるが、その絵はなんとも言えない味のある絵であり、書棚に飾りたいと思う素晴らしい本である。(絶版なので、中古品を買うしかない。)

 本著は戦前戦後、山を愛して山を彷徨った山好きの著者による随筆集である。当時の山登りは、今とは違って、とても不便で、命をかけつつも、どこか牧歌的で時間がゆっくりと流れ、野生動物との遭遇も多い、自然に近く野性味あふれるものである。それらが、著者の特異な挿絵により、一層情緒深くなっている。

 ちなみに、印象的なのは絵ばかりでなく、その文章においても、唸ってしまうような珠玉の言霊がある。
以下、引用する。

「年をとって拡がりすぎた生命が、内側に空虚を発見すると、その穴を埋めるために、手はいろいろな物を集めて、それでなんとかしようとするのかも知れない。切手やマッチの箱や絵はがきや・・・。」(祖父の岩の一節)

<ごみ屋敷となる心理とは、こういうことなのかも?年をとったときにわかるのかな?>

「なにか注目すべきことがらがあると、どんなことも、それに結びつけて考えようとするのは村の多くの人たちの癖である。精神のきわめて安直な経済学である。」(三本足の狐の一節)

<精神のきわめて安直な経済学である。>
 モノゴトの真理を努力して探究しようとしないで、その表面と周りの反応だけ見て、適当に判断することを見事に表している一言である。これも1つの人間の生きる知恵なのであるが、動けるうちは、労を惜しまず、安直に判断しないようにしたいと思った。

2012年7月 1日 (日)

【書評】皇族のひとりごと 三笠宮寛仁/著

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 寛仁親王薨去の報に、いまさらであるが、かの人の著作を読んでみた。

 皇族が本を出す、この方以外はなし得ていない事から、今となっては貴重な本である。

 現在の天皇制について語るほど詳しくは無いが、日本の歴史における天皇家の関わりについては、本職の学者には敵わないけれど、一緒に飲んだり遊んだりする仲間の中では、おそらくは抜きん出て、語れるだろう。なので、寛仁親王が一般社会に向けて発せられた天皇制に関するもの言いは、私にとっては不要であるが、多くの人には、天皇制理解において大いに役に立ったことであろう。

 ところで本著では、そんな堅い話は実は少なくて、親王の破天荒な生き様、もの言いが素直に綴られていて、実に楽しい随筆になっている。

 大酒のみの親王なので、当然酒の話は多く、ガールフレンドの話、そしてエロ本なんて言葉も出ているのだから、本著が出版された35年前の時代世相から言っても、相当な物議をかもしたことは想像に難くない。

 本著では、当時独身であった寛仁親王自身が自分の恋愛感やオンナの好みの話をしているのであるが、実際に結婚してどうだったんだろうか?この本を出してしばらくして結婚されたが、親王の奥様は、後の総理大臣、麻生元総理大臣の実の妹さんである。

補足:寛仁親王は「ヒゲの殿下」と呼ばれ、大正天皇のお孫さんである。つまり、今上天皇(現在の天皇陛下)の従兄弟に当たる方である。皇位継承権も持っておられたが、お子様二人はともに女性であり、三笠宮と呼ばれる宮家も、残念ながら早晩終わることとなるだろう。天皇家にとってますます厳しい状況である。

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