ローカル線の旅(福塩線)
広島の田舎に帰るのにローカル線を使った。
福塩線(ふくえんせん)は、広島県福山市の福山駅から広島県三次市の塩町駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)です。
始発は福山駅です。百名城であるお城が駅前にあるのは非常に珍しいですね。
2両編成のワンマン電車です。出口は1両目の前扉のみで、運転士が切符を回収していました。
列車正面窓から見えるまっすぐに延びる線路です。何か不思議な気がする光景です。
府中駅に着きました。福山-府中間を走る列車は黄色の2両編成でした。
同じプラットフォームの反対側に電化されていない府中から三次に向かうディーゼル車両が待っていました。1両編成です。2時間に1本程度の運行で、なおかつスピードの遅い完全なローカル線です。
ここで、ローカル線より早いタクシーに乗り換えて26km先の上下駅に向かいます。
タクシーの車窓から撮った写真です。道中は少しずつ標高をあげて行きます。石垣ばかりが見えますが、棚田を見事に石垣で構築されています。ペルーのマチュピチュの石積みをすごいと思いましたが、このあたりの田んぼと田んぼの段差はほとんど石垣で、量的にはマチュピチュの石積みの何十倍何百倍の量でした。日本の石垣も凄いことを知らずにペルーのマチュピチュを賛美していたとは恥ずかしいばかりですね。
福塩線の駅である上下駅に同じ福塩線の府中駅からタクシーで乗って来ての到着です。なんだか不思議な感じです。
駅舎には分水嶺のまち、上下町(じょうげちょう)の看板がありました。今は府中市上下町になりましたが・・・。分水嶺ってわかりにくいですが、この町の川は瀬戸内海に流れる芦田川の源流であり、一方で日本海に流れる江の川の源流もあるという分かれ目の場所です。
ちなみにこの町出身の著名人といえば、かつては俳優の平幹二郎、今はアンガールズの田中です。
さらに不思議なことに、タクシーをはしごしました。ローカル線の駅から駅までタクシーで乗り付けて、今度は違うタクシーに乗り換えました。本家に行くには地元のしかも本家御用達のタクシーを呼んで乗り込む必要があるからです。(最後の狭い道は慣れているタクシーでないと行けないから)そして、それは亡き叔母がいつも使っていたタクシーです。運転手さんが、叔母の逸話を話してくれました。
「列車が発車時刻を遅らせて待ってくれるのは上下広しでも先生(叔母のこと)だけですよ。」
うーん、ローカル線とはいえJR西日本なんですがね。出発を遅らせてでも待ってくれるって、さすがな逸話です。
そして本家に到着しました。ローカル線とタクシーによる道中でした。
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