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2012年2月16日 (木)

【書評】売春未満 新・名前のない女たち素人女性編 中村淳彦/著

Bai 以前は一般的だった「バレたらどうする?」という不安や焦りは古い感覚になりつつあり、若者たちを中心に、かつてとはまったく異なるポジティブにカラダを売る意識が生まれている。
格差、リストラ、貧困・・・社会が混乱する現在、その女性たちを大切に思っている親や彼氏でさえ、カラダを売ることを辞めさせる言葉を持っていない。(「プロローグ」より引用)

本著は、素人ヌード月刊誌「ストリートシュガー」に応募し、自宅撮影する一般女性へのインタビュー集である。登場した17人の職業の内訳はOL4人、人妻3人、現役風俗嬢1人、失業中9人、彼氏または夫がいるのは14人、風俗経験者は10人、今回が初めてが2人。出演料とインタビューは、自宅撮影(目隠し可)4万円、自宅外3万円に設定して集めたようだ。

まずもって、その程度の値段で、いとも簡単に撮影されていることに驚きを隠せない。世間のデフレなんて比でない、裸体のスーパーデフレ状態だ。

この世界を良く知る著者の切り口は、慣れるわけでもなく、彼女達の側に立つでなく、非常に的を得ていて、常人であれば頷くものである。
「とことん堕ちて全てを失わないと、自分の浅はかさに気が付かないかもしれない。」
「結局、エロ本の出演理由は短時間でお金が貰えるからということだった。ハダカや自宅を全国に晒すことになるというリスクは頭の中からすっぽりと抜けている。」
「旦那も彼氏もいない36歳。好きな彼氏が現れて結婚しない限り、たまにカラダを売ることは止められそうにない。」
「股を開いて陰部を晒す恋人の姿を、写真の中の彼氏は笑顔で見つめていた。」
「(偏差値が低い)キャバ嬢養成学校出身の○○は、三十路を迎えてもルックスだけを頼りにしてこのままの人生を進んでいくのだろうか。」
「ルックスには自信があって上から目線で社会を眺めていて、自分はいい女なのでいつでも簡単に稼げると思っている。怠惰な夜の匂いが染み付いている彼女は、魅力的どころか、僕にはどうしてそんなに自信を持てるのかさっぱりわからなかった。」
「女性の魅力は、顔やスタイルではない、中身である。」

それにしても、著者がいうところの「ピンサロ嬢は青森、企画AV女優は千葉というのが、カラダを売る女たちの定番の出身地である。田舎でも都会でもない千葉は、女子たちの性倫理感は都心や他県より感覚的な統計ではなぜか薄い」ってのは、千葉に住むものとしては、やるせない。

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