寝袋の性能や如何ほどか?
山道具の準備第一弾として、寝袋(スリーピングバッグ又はシュラフ)のカバーとインナーを購入した。これで寝袋3点セットがそろった。
左から、シュラフインナー、寝袋、シュラフカバーである。
インナーは、イスカ ライナーサイドジッパー スーパーライト 2710円
カバーも同じイスカ ゴアテックスシュラフカバーULワイド 15800円 である。
縫い付けてあるタグにはmacpac の Solstice R と表記されている。
この製品名と思われる Solstice であるが、夏至または冬至という意味のようだ。たぶん寒い方の「冬至」と思われる、なぜならニュージーランド南島のクライストチャーチの登山専門店で購入したときに、店員に薦められるまま2番目に良いものを購入したからだ。ちなみに1番目でなくても大丈夫か?と尋ねたら、それはヒマラヤ用だと言われたことが記憶に残っている。つまり、2番目でほとんどの山では寒くないと言っていたからだ。
実際、ニュージランドで使用したのは夏だけですが、とにかく暑くて寝苦しくて、何度も目を覚まして、結局からだ半分を外に出して、眠った記憶しかありません。
そのときは、さすが2番目のことだけあると思ったのですが、この2番目というのがどれだけの保温レベルなのか?使用可能温度や快眠温度はどうなのか?わからない。寝袋に表示がないかと調べましたが、そんな情報は載っていません。(下の写真)
うーん、これは困った。ダウンが入って、結構ボリュームがあるので、そこそこの性能があるはずだが・・・。どの程度の冬山で使えるんだか?
日本に輸入されるようになったmacpacの日本サイトを覗いてみると、輸入している製品はバックパックしかなかった。
仕方ないので、ニュージーランドの公式サイトを覗いてみると、スリーピングバッグの製品が列記してあった。
残念ながら「Solstice R」なる製品はない。18年も前のこと、もう無いのだろう。
記憶をたどると、当時500ニュージランドドル(約3万円)ぐらいで買ったような気がするので、その値段あたりの製品を見てみます。
コンフォート(快適)は0℃、下限は-6℃、極限は-23℃となっています。
極限ってのは、説明文を解釈すると6時間は低体温症にならない温度のようです。
(猛烈な寒さでがたがたと震えて、凍死するまで数時間は耐えられるレベルという感じでしょうか。)
前回12月に庭で夏用テントに寝たときに、寝袋だけだと、夜中寒くて何度も目が覚めた経験から、恐らくこの数値レベルの寝袋ではないかと思われます。
ちなみに、あるサイトにこんな事が書かれていました。
快適睡眠温度域下限 = 実際に寝袋を使用する温度 - 5℃
を目安にすると多少の天候の変動にも対応できて、安心して使えますよ♪
私の寝袋はダウンが入っているので、たぶん3シーズン用(夏以外)だと思いますが、ダウンがどのくらい使われていて、使用可能温度がどれくらいか?は結局判らない。
これは何度も体感するしかないですね。
ということで、今晩は体感第2弾として、寝袋+インナー+カバーで寝てみます。
天気予報では最低気温0度らしいので、どうなりますことか・・・。
【結果】
人気の無い、つまり普段暖房していない北側の客間で寝ました。
外気の寒さに近いように窓は開けたままにしようかと思いましたが、今回は閉めて寝ました。ですので、室温は寒いとはいえ、5度くらいだったと思われます。
服装は登山の服でなく、普段の寝る時と同じとしました。
いやあ、ぽかぽかとコタツに入っている感じの暖かさでした。
ぬっくぬっくで幸せいっぱいの寝袋でした。
上述の計算式から快適温度0℃程度であることは間違いなさそうですね。
18年前のものですが、ダウンは恐るべしです。
やはり私のmacpacの寝袋は、秋冬春の3シーズン用ですね。
次回は、実戦に向けて外で体感ですね。(冬の寒空に露天で寝てみた編)
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いやいや、これで冬山も完璧ですね。
やっぱりまずは家で寝てみるのですね。
寝心地良さそうですねぇ~♪
投稿: Lisa | 2012年1月 7日 (土) 23時06分