2353m 長野県
戸隠表山に対して「裏山」といわれ、表に隠れながらも高々とそびえる姿が美しい。峻険な稜線は修験者の格好な修行な場だった。(日本百名山地図帳から引用)
2011/11/02 日帰り 往復12km
12:11 戸隠牧場入口P 19:46
12:29 登山口 18:58
13:10 帯岩鎖場 18:10
13:29 一不動避難小屋 17:48
13:45 三文殊 17:34
14:11 五地蔵 17:10
14:21 七薬師 16:57
14:45 八観音 16:37
14:54 九勢至 16:28
15:45 高妻山山頂 15:54
【ひと言】雨飾山との同日制覇はとても苦しい山行になりました。一不動からは修験道らしいアップダウンが続き、距離、標高差以上に疲れます。下山はヘッドライトとなり、帯岩の鎖での降下では緊張し、最後は真っ暗で平たんな牧場で迷いに迷いました。高妻山での夜間登山はもうしません。
ポイント
1 昼過ぎからの登山
2 塩不足
3 疲労困憊時の判断、撤退か進軍か?
4 苦しい修験道
5 午後3時半の登頂
6 下山は2時間のヘッドライト行
7 暗闇での恐怖の鎖場降下
8 牧場での道迷い
9 追越車線走行違反
↑戸隠キャンプ場から始まります。
↑戸隠牧場を進みます。
↑戸隠山が見えます。ナイフエッジの稜線がここからでも見えますね。
↑牧場の放牧地から登山道に入ります。帰路にここから迷ってしまいました。
↑緑の回廊の看板です。午前中登った雨飾山も含まれていますね。
↑牧場敷地の境です。ここから本当の登山です。
↑明るい樹林の登山道を登ります。
↑沢を渡渉します。ここから十数回渡渉することになります。
↑沢を直登していきます。
↑一枚岩の滑滝です。滑りやすそうで、いやなところですが、鎖があるので安心です。
↑帯岩です。5mくらい直立に登って、右にトラバースします。明るいうちはそれほどでもないですが、帰りは怖かったですね。
↑トラバースはこんな感じです。1mくらいの垂れ下がった鎖が20本くらいトラバース沿いに続いています。写真だとさほどの傾斜に見えませんが、落ちるとやばい落差があります。
↑一不動避難小屋です。
↑まだ1時半ですが、もう下山者が一休みしています。ここからが修羅場でしたね。
↑登ってきた沢です。上から見るとなだらかに見えてしまうが不思議です。
↑スタートした戸隠牧場です。
↑二釈迦という地点です。このあと数字の十まで、名前が付いた場所が続きます。
↑目指す高妻山の雄姿が見えてきました。まだまだ遠く、まだまだ登らないといけないようです。
↑三文殊です。
↑たぶん中間点になる五地蔵山です。一番奥の高いところから左に稜線沿いに進むものと思われます。
↑四普賢です。実はペースが上がらず、山頂往復だと還りは夜だと思い、五地蔵まで進んだら引き返そうと思っていました。
↑五地蔵です。塩補給しようと塩キャラメル持って来たつもりでしたが、無かったので、カロリーメイト補給して、少し元気が回復したので、もう少し先を目指します。
↑時間が無いので、五地蔵山直下の分岐を直進します。
↑六弥勒です。
↑右は妙高山、左から2番目が火打山だと思われます。
↑七薬師です。
↑八観音です。
↑高妻山です。まだまだ山頂遠いです。
↑九勢至です。
↑振り返ります。この稜線を歩いてきました。
↑歩きにくいごつごつした岩の道を登ります。
↑最後の稜線の登りに出てきました。いやあ、長く苦しいのぼりでした。
↑十阿弥陀です。アップダウンが厳しく修験の道らしい登山道でした。ともかくこれで、ほぼ山頂まで着きました。
↑十阿弥陀から山頂までの眺めです。最高地点はあの少し高い部分のようです。
↑最高地点に着きました。
↑高妻山三角点です。
↑北アルプスです。鹿島槍ヶ岳に五竜岳ではないかと・・・
↑北アルプスの北側です。右が白馬岳だと思います。
↑うーん、これは方向的には雨飾山の気がしますが、さっき登ったときと山容が違うような・・・
↑こっちが雨飾山かも(笑)
↑いや、こちらが雨飾山だと思います。じゃあ、その前のは、なんだ?
↑左、火打山、右、妙高山。いずれも百名山です。高校時代の友達と登った懐かしい山です。
↑もうすぐ4時です。夕暮れ迫ってきました。下山し始めます。
↑稜線を下っていきます。
↑五地蔵山くらいまでは明るいうちに下りたいところです。
↑高妻山を振り返ります。
↑七薬師です。すっかり暗くなりました。
↑ヘッドライト装着です。上はLED LENSER H7で光量、照射範囲ともに調節可能なもので文字通り頭につけます。下はX-field XF11032で1480円と安価ですが、9LEDなので近距離ではかなり明るく、軽量かつ長時間電池が持つので腰に装着して足元を照らします。
↑ヘッドライトで照らしての五地蔵です。
↑一不動に着きました。沢を牧場に向けて下ります。心配事は、帯岩の鎖場です。うまく降りれるかしら・・・。そればかりが頭から離れません。
↑懸案の帯岩の鎖場を無事通過できました。見上げつつ写真を撮ります。いやあ、ビビリましたね。ヘッドライトで照らされたわずかな部分しか見えず、近くはフレアで眩しくて、かなり難しかったですね。明るい時間に登っていなかったら、降りるのは無理かも・・・。
↑牧場のゲートに到着です。着いたと思って安心したわけではないのですが、このあといつの間にか牧草地に紛れ込んでしまい、牧場内を彷徨いました。
↑真っ暗な牧場で方向感覚無く30分以上彷徨って、牧場の柵沿いに大回りに進んで、見覚えのある看板を見つけました。牛と糞に遇わなくて良かった。
↑牧場出口が閉まっていました。脇の通行可能部分から抜け出します。
↑駐車場です。下の反射しているのが、車のボディの反射です。ともかく無事の下山、良かったです。
★総括
先にも書きましたが、稜線から山頂までが長く、しかもアップダウンが続きます。早い時間の出立が必要です。それにしても戸隠山経由での往復だと、さらに長い上に、蟻ノ戸渡りという両側が切り落ちたナイフエッジの狭小なヤセ尾根を通過する必要があり、さらに時間が必要と思われます。山小屋は避難小屋しかなく、健脚、上中級者向きです。
【参考データ】
戸隠牧場登山口 往復12km 標高差1183m
最寄IC 上信越自動車道・信濃町ICから15km
駐車場 戸隠牧場前駐車スペース50台(無料・トイレなし)
山小屋 一不動避難小屋(無人)
温泉 黒姫あたりに温泉があるかも?
かずさんの日本百名山登頂記録一覧表はこちらです。
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