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2011年12月18日 (日)

【書評】70歳エベレスト登頂 三浦雄一郎・豪太父子の8848m

Miura
 なんとなくであるが、こうした華やかな脚光を浴びがちな話に対し、私は警戒してしまう性質であり、ゆえに借りておきながら読むのがためらわれた。
 しかしながら、父子がエベレスト山頂で握手している本著の表紙を開いてみると、実に明るくあからさまな記録を一気に読み込んでしまった。(三浦雄一郎さんは冒険家とはいえ、想像以上に豪快かつタフなおじいさんだ。)

 これは本著が主として、三浦雄一郎氏の末っ子であり、ともにエベレストの頂に立った豪太さんによるものであることが大きい。スキーでオリンピックにも出場した一流のスポーツ選手からの転身、なにより彼の父に対する敬意と親愛、さらには父子ならではの記述がとても楽しい。

 それから、登山に親しまない読者を慮ってか、あるいはスポンサーへの配慮か、いずれにせよどちらでも良いのであるが、エベレスト登山の全装備・食料・計画、さらには排泄行為まで露わにされていて、それがユニークで新鮮であり、最も印象的な部分である。

 よって、山岳小説やドキュメンタリーとは異なるこれまでにない読了感が本著にはある。
 登山を行わない人に是非読んでもらいたいですね。

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