懐かしいSEという仕事
今日、社内の基幹業務システムの大規模改修の打ち合わせ会議があった。
といっても、私のチームの業務システム部分は、社内システム上では、ごくごく小さく、ゴミみたいな存在なので、改修をそのまま受け入れて、業務上の運用でカバーするほか無い状況です。
さて、この打ち合わせ会議は、たぶん世間的にはレビューといわれるものだと思います。 出席者は、当該業務部門の私、システム改修外注チームの統括リーダー、リーダー、プログラム担当に、我が社のシステム管理者が同席しておりました。
外注チームから改修案が提示されていたのですが、これがさっぱりわからない。 なにせ、基幹業務(しかも端っこ)に携わリ始めて半年足らず。しかも前任者からはシステムの中身の話はなく、単純に操作していただけ(前任者もシステムの中身はわかっていないはず)。 そもそも巨大な社内基幹業務システムの全体像もわからず、DB(データベース)とかファイルから抽出するとか説明されてもなあ・・・な展開でした。(知らない用語やシステム構成に基づく説明だけでは、理解しろといわれても無理と言うものです。)
一番若いプログラム担当者が恐らく場数を踏むために、説明させられていましたが、まだまだ経験不足で、ユーザーが理解できる内容に噛み砕いての説明ができていませんでした。
途中で統括リーダーが担当者の話をさえぎって「それじゃわからない!」って注意していましたし・・・それを受けてリーダーが必死にフォローしているのを、私は噛み砕くの必死になりながらも、微笑ましく見てしまいましたね。
なぜ微笑ましく思ってしまったかというと、実はわたくし、20年前にSE(システムエンジニア)として、同じようなことをしていたからです。懐かしく思い出しました。
こうしたユーザーレビューでもっとも苦心し、配慮したのは、ユーザーとのギャップをどうすれば少なくできるかでした。互いの立ち位置(業務側かシステム側か)の絶対的な対立、専門用語の理解レベルの相違、システムの制約条件の認知差などなど、数多くのギャップがあるので、ともかく相互で共通認識を図るだけで大変なんですよね。
そんなことを思い出しながら、緊張感の漂う、かつ頭を使った会議でした。(一応、判っていない割りにかなり鋭い質問してましたから(笑))
私からごもっともな要求を行ったので、外注グループに宿題を与える形となって、レビューは終了しました。お互いの努力でギャップの少ない中での打ち合わせとなったので、私の業務部分は適切に改修してくれるでしょう。
それより心配なのは、我が社にはシステムに疎いユーザーが多いはずで、今後いろいろな部署とレビューをするようですが、そうしたユーザーとのギャップを埋めるのは大変だと思いましたね。
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