萩往還マラニック大会を完走しての感想
萩往還マラニック大会250kmを何とか完走して、4日が経過しました。
思った以上に左足の状態が悪いうえ、回復が思わしくありません。
これまで筋肉痛はあったものの、足の屈伸に支障が出る腱の腫れ(腱鞘炎?)がここまで悪化したのは初めてです。
それだけタフなコースであり、250kmという距離のダメージが以下に大きいことだったと痛感しております。
特に月間300km程度しか走っていないトレーニング量では、それに耐えるだけの身体になっていなかったと言うことなのでしょう。
さて、参加してわかったこの萩往還250kmの私なりのポイントをお伝えします。
1 睡魔との闘いが厳しいこと
2 坂道対策をどう選択するか
まず、1の睡魔との闘いですが、判っていたのですが想像以上でしたね。
250kmの部は、例年5月2日の午後6時スタートですが、実際の起床時間はもっと前でしょうし、仮にそれを同日午前6時起床とすれば、ゴール制限時間の4日午後6時までだと60時間後になります。ちなみにほぼ同距離のギリシアのスパルタスロンですが、午前7時スタートで制限時間は36時間です。40時間程度起きていればよいことになります。
60時間だと起き続ける事すら困難な上に、250kmを走る疲労を考えると睡魔との闘いは実に厳しいです。
私は、結局仮眠3回、計3時間睡眠をとりました。眠気に弱いため、積極的に仮眠を取った結果ですが、前後の時間を含めれば4時間以上のロスが生じたと思われます。
できるだけ直前まで睡眠をとったうえで、2日目夜間の仮眠所で1時間半程度の仮眠で切り上げることがタイム短縮のポイントだと思います。
次に、2の坂道対策の戦略的選択ですが、これは萩往還マラニックのコースは舗装路中心でアップダウンがあるものの走れないレベルの坂ではなく、そのうえでどうするかということです。
実際のところ、走り続けるるには厳しい上り坂なのですが、ここを我慢してどれだけ走り続けるかが、タイム短縮のポイントであり、ここを走らないという選択が体力温存、ひいては完走へのポイントでもあります。(つまり上り坂を走らない、すなわち平地をしっかり走りきることこそ、完走に向けてのポイントです。)
私の場合は、上り坂が大の不得意なので、上り坂でかなり歩きましたが、逆に言うと、その上り坂をしっかり走ることができれば、タイムの短縮も可能ということになろうかと思います。
それにしても、250kmでの左足の損傷、長引きそうです。
追記:
この萩往還マラニック大会ですが、なんだかまた出場したくなる大会です。
250kmという驚愕の距離設定もさることながら、各エイドに見られる温かみのあるサポート、ゴール前約30kmの萩往還での他のカテゴリー選手との邂逅とエール交換の素晴らしさなど、大会に参加してよかった、山口県に行ってよかったと思わせるところでしょうか。
ともかく素晴らしい大会です。
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