お洒落(おしゃれ)とは
生存において一見すると不利で不合理な行動様式又は形態。その実態は生殖戦略において有益なもの。
かずさん仮説:
お洒落(おしゃれ)と言えば、男女を問わず、綺麗な服を着たりして格好良く着飾ったり、あるいは化粧したりといった、身だしなみ全般を整えることを指すのであろうが、私はもっと、生物としての根源的な、本質的なものとして考えていきたい。
そうした観点から見ると、お洒落とは、鳥類においては派手な色彩や模様であったり、みょうちくりんな求愛行動を行うことや、ヘラジカでは不必要な大きな角をもっていることなど、厳しい生存競争において、天敵に対し目立つことや俊敏な行動を妨げる形態・様式をとっていることが多い。これらは、一見すると生存上、きわめて不利益を与えるように思われる。
では、なぜこれらの形態や行動様式をするものが残る、すなわち遺伝していくのか?
それは、不利な形態をもってしても生きていけるという個体としての優秀さの証であり、それを判りやすく異性に判らせているということに違いない。
こうしたお洒落を生物として具現化しているのは、高等生物といわれる鳥類や哺乳類に多いことからも、生殖戦略における進化の結果だと思う。
つまり、生存上、不利な形態や行動様式を持つことは、異性への強烈でわかりやすいアピールであり、その結果、異性から評価され、つまりはもてるということ。
人間界を見ても、お洒落の目的のひとつは、異性へのアピールであることに異論はなく、お洒落な人はもてる場合が多いのではないか。
しかも、人間界においても、このお洒落をするということは、相当のコストがかかるもので、生存上、ほとんど無駄な行動であるにもかかわらず、その行動が評価されているというのは、まさにお洒落をできるというのが、余裕のある人間であり、生命力に優れた個体であるという証明行為そのものなのであろう。
この理論からすると、中高生男子のファッションたる「腰パン」とよばれる、今にもずり落ちそうなズボンの穿(は)き方も実はお洒落と評価しないといけないのかもしれない。
それは、腰パンは、一見どう見ても、動きにくそうだし、何よりかっこ悪くて頭も悪そうに思えるのですが、そうした不利益な評価を受けても、生きていけるという個体としての強さをあらわしているのかも?
なんて思うのは私だけでしょうかな?(笑)
ちなみに私はこうしたお洒落とは無縁な人間です。合理的に行動し、お洒落なんぞに興味もなく、それをする余裕のないただの中年男であります。ただ、ウルトラマラソンで100km以上を走ることに情熱を注ぐという膨大でまったく無駄なエネルギーを使っている男でもあるのですが・・・
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