確かな幻影
週明け特有のけだるいため息の先に彼女の小さな背中が見える。
テキパキと仕事をこなしている美しい姿だ。
なんだかそれは幻のような気もするのだが、確かにそこに超然と存在している。
そう思ってしまうのは、こちらの気の沈みなどとは比較にならないほど彼女が深刻な事態に陥っていることを知っているからだ。
なのにこちらにも気を遣ってくれている。
彼女がよく言う少年のようなと言えば聞こえは良いが上っ面な中身の薄い言葉を伝えることしか私にはできない。
まして直接助けてあげることもできない。
何ができるのかわからなくて、声もかけずに姿を消した。
消えたことをこれ以上後悔しないため、しっかり食べて寝て、自分が元気を取り戻して、その元気を少し分けてあげることにしよう。
まずは、笑顔で明るく挨拶かな。
彼女のいう少年のような自分らしい振る舞いで、それを確かなものとしていこう。
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