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2010年6月 3日 (木)

【書評】あるキング 伊坂幸太郎著

King
 野球の面白さを感じ、プロ野球選手への憧れを抱き始めたころ、多くの少年が、自分は天才バッターになれないかと夢見てきたはずだ。
 つまり、打てばホームラン、投げれば全て三振って、私も思いましたよ。ほんとに子どものころ。一瞬だけですが。

 そういう日本の多くの少年が夢見たであろうことをモチーフに、野球の天才に降りかかる悲劇を伝記風に綴った小説です。

 現代日本に生きておれば、どんな人、野球音痴でも、野球の話題に最低限は接している訳で、そうした時代背景を基に、孤高の人である天才、昔話に出てくるなら王様の孤独を現代の時代背景を基に描いている。

 なんて、書くと実にお堅く、難しいお話のようですが、そんなことはありません。野球というディテールへの拘わり素人目には十分であり、それにより、実に荒唐無稽な話の部分にあるのですが、野球へのディテールがしかりしているので、話の展開についていけます。

 輪廻転生、因果応報については、なかなか現代社会に取り込みにくいテーマですが、久しぶりにそういう小説に出会った気がします。
 なお、著者の作品ははじめて読みました。別の作品も読んでみたくなりましたね。

 しかし、野球っていうのが、人類の歴史において、どういう評価が下されるのか?
実に興味深いですね。
(私の予想では、野球というスポーツは何百年か後には無くなって、なぜ昔の人が野球に熱狂していたか、誰もわからなくなると思います。)

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