【書評】初夜 林真理子著
なぜこの本を借りたかというと、読みたい本のタイトルとして、携帯のメモ欄に登録していたからだ。
たぶん、何かの書評か記事なりで、「初夜」というタイトルの本が面白そうだと思って、登録したはずだ。
ただ携帯のメモ欄は字数制限があり、著者名を割愛していたので、誰が書いた本だかわからなくなった。
図書館での検索の結果、何種類か出てきて、とりあえずこの本は、まだ読んだことの無い林真理子の短編集であることと文庫本であることから借りた訳である。
内容は、さすが林真理子と言った感じ(林真理子の著作は初めてなのだが、マスコミ露出の多いせいか、そのイメージにぴったりな感じだったので)の、大人の恋愛と言えばなんだかキレイな感じだが、中高年のいかにもありそうなドロドロした恋愛話やおぞましい醜態話で、電車で読む小説としてはとにかく面白かった。
文体的には、少し微妙な違和感を感じでしまうのだが、それが何故なのかは、わからない。またそれがドロドロ感を醸し出して、良いのでもあるが・・・
ともかく中高年になった今では、ちょっと電車で読むにはちょうどいい感じの短編集と思うことが出来ましたね。
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