ランニングの楽しみ
「ランニングが趣味です」と話すと、ほとんどいつも同じ問いをぶつけられる。
「走っている間、一体、何を考えているのですか」
その言葉には、「かなり退屈でしょうね。私にはとても耐えられない」という意味が込められている。ランニングは身体的につらいという以前に、退屈で耐えられないということだろう。
「あなたはよくそんな単調なことを長く続けられますね。よほど鈍感なんでしょうね」と言われているような感じもする。(日本経済新聞のランニング記事の抜粋)
これに対し、筆者は、「レース中にはヤマほど考えることはある」とし、具体的には、タイムの計算やメンタルや体調への気配りし、緻密に頭を働かせ続けている」と答えられている。
筆者は、すばらしい市民ランナーであり、ランニングの著作もあるかなり有名な記者です。彼の著作は、私も非常に楽しく読みました。ただ、私の場合は、ちょっと違うなと思いましたので、書き綴ってみることにしました。
私も確かに走る前、40年間くらいは、ランニングは退屈だと想像していました。
走らない人が、そう思うのは、ある意味当然だと思います。私もそうでしたから・・・
しかし、ランニングを継続し始めてからは、走っているときが、もっとも充実した時間になっている気がします。
それは、どういうことかと言いますと、限りなく他者から邪魔されない自由で純粋な思索の時間となっているからです。(特に帰宅ラン)
レース中は、先ほどの記者のとおり、タイムの計算なども多くしますが、練習(私の場合は、帰宅ランですが)中は、走りなれた同じ道ということもあり、いろいろな妄想やら思いつきが次から次へと湧いてきて、とても楽しい思索の時間になっています。
そうした楽しい妄想をしていると、不思議なことに仕事上のヒントもよく思いつきます。風呂に入っているときに、ふと思いつくのに似ている感じです。
ですので、ゆっくり走る帰宅ランは、私にとって、とても楽しい時間です。
とにかく家に帰るまでは、走り続けなければならないので、電車で帰る場合での読書や携帯電話といった気のまぎれる誘惑に邪魔されることが無く、たんたんと走り続けるしかない中で、まさに純な思索をしている訳なんです。
そのうえ、健康的かつ体力向上に役立つのですから、言うことないです。
(補足しますと、家と駅が離れており、電車と歩きの場合でも最短45分、乗り継ぎが悪ければ1時間位となり、ランニングの場合の1時間ちょっととの差が少ないのが、帰宅ランのモチベーションの一つとなっています。)
確かにタイムが気になる陸上選手などは練習も必死でしょうから、楽しいなんていってられないでしょうが、マラソンの生涯目標タイムを達成し、次は100キロでの10時間切りが人生の目標となった私にとっては、毎日の12キロの帰宅ランは、距離を踏むことにより、新たな自分の目標に一歩一歩近づいていく長く楽しい道程そのものになっているのに加え、くつろげる我が家に帰るという幸せへの道のり(ランニング中の苦しさからの開放という部分も含む)そのものなのですから・・・
さあ、今日も楽しい妄想の時間をすごしつつ、目標と幸せに近づいていきますかな。
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