« 東京マラソン 抽選結果のお知らせ | トップページ | 久しぶりのヨットで体ガシガシ »

2009年10月16日 (金)

【書評】カムイ伝講義 田中優子著

Kamui
白土三平が描いた「カムイ伝」という劇画を教材に、江戸時代に生きた人々を解説する本。

少年時代に、週刊誌に連載されていた劇画だったとの記憶があるが、その荒々しい筆致になじめず、読まなかったが、大学の教授が江戸時代を理解するための教材として絶賛していることから、近いうちにぜひとも「カムイ伝」を読まなければと決意しました。
本書は、被差別部落民の江戸時代における役割や待遇について、極めて冷静かつ学術的にかかれており、今日われわれが薄っぺらなイメージというか、言葉だけでしか持ち得ない被差別部落民に対する知識とのギャップに、まさに恥ずかしいと言わざるを得ないばかりの心持ちとなった。
そのほかにも、農民のたくましさや武士の脆弱さなど、学校で習った歴史はもちろんのこと、歴史好きと自負していた自分すらもそれらに対する認識の浅はかさに、もう少し勉強しなくてはと思い知らされました。久しぶりにいい本読みましたよ。

« 東京マラソン 抽選結果のお知らせ | トップページ | 久しぶりのヨットで体ガシガシ »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【書評】カムイ伝講義 田中優子著:

« 東京マラソン 抽選結果のお知らせ | トップページ | 久しぶりのヨットで体ガシガシ »

★誘惑サイト★


リンク

2024年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

●広告サイト●


記事画像

  • ブログ記事画像
無料ブログはココログ

◆お願いサイト◆