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2009年7月 2日 (木)

聖岳【日本百名山85】

Hijiri
標高3,013m 長野県・静岡県

赤石岳とを結ぶ頂稜は下方から見ると3000mの屏風だ。そのスケールは他を圧する。山腹は深い原生林、山稜はお花畑で彩られる。(日本百名山地図帳から引用)

便ヶ島⇔薙畑分岐⇔小聖岳⇔前聖岳 7:26(▽7:29)
距離往復18km 便ヶ島登山口920m 山頂3013m 標高差2093m 

2009/06/27
04:00 便ヶ島駐車場着
04:06 便ヶ島口-  11:31
04:34 西沢渡-- 11:11
04:39 渡河完了
06:08 兎岳遠望
06:55 薊畑分岐- 09:42(15分休憩)
07:30 小聖岳山頂 09:19
08:34 前聖岳山頂 08:54

当初、八幡平、岩手山、早池峰山の3座登頂を目指していたが、思った以上に梅雨前線が南下したとの報道から、急遽、南アルプスに変更した。

実は初めての南アルプスとなるのですが、相変わらずの日帰り登山。しかも今回は、かなり無謀な聖岳・光岳縦走での日帰り登山を目指した。(結果は上の山行記録のとおり)

午後3時に自宅を出発し、7時すぎに中央道の駒ヶ岳SAに到着。明日の準備して、弁当食べて、仮眠した。翌深夜1時すぎに起床。すぐに出発した。

飯田ICを下車し、国道152号線を目指して、山道を突き進む。長いトンネルを抜けると国道152号線に出て、ひたすら南下する。上村地区に入り、いよいよ南アルプスの山中を突き進む。星も見え、晴天のようで、とても嬉しい。

やがて完全な山道になる。発電所に到着。ここからはナビに道が載っていない林道を進む。狭い上に落石・湧水も多く、大変な道だ。それでも途中に何台か車が止まっている。予定の3時を大幅に過ぎて、4時に便ヶ島に到着。整備された広い駐車場だ。Simgp0054

着替えも終わっているので、ライトを点けて、すぐに出発。(04:06)
と同時に後続の車もやって来た。登山する人だろうか?2間幅程度の整備された林道を進む。入口にあった熊注意の看板をみると、気持ちがどうも落ち付かない。熊よけ鈴が沢の音で響かないので、要所では手をたたきながら進む。途中、がけ崩れで、大量のガレで林道が何箇所も寸断されていた。そのガレた箇所を踏み越えて進む。

平たい登山道を駆け進むと渡し籠の有る西沢渡に到着。(04:34)Simgp0060
だいぶ明るくなってきた。ライトはいらない感じ。沢を渡ろうとするが、今は雨が降っていないのだが、梅雨時期でもあるためか、助走なしで2メートル跳ばないと、濡れずに渡河できそうにない水量だ。

仕方なく渡し籠を使い方もわからず、初めて使用する。Simgp0065 籠に乗って、ロープを懸命に引っ張り、反対側に進む。少し向こうが高いため、最後のほうはロープを引っ張るのに相当な力が必要になり、疲労困憊して渡った。上体の筋肉はまったく鍛えていないだけに、きつかった。(04:39)Simgp0064

渡河してすぐに、廃小屋を通過し、いよいよ南アルプスの登山ルートらしい樹林の中の長くて急な山道に入る。Simgp0066 樹林が根こそぎなくなっている崩落箇所もあり、滑落の恐怖を感じながら、進む。

樹林の合い間から兎岳らしい山頂を垣間見(06:08)、Simgp0072 またも樹林帯を進む。雨が多いのだろう、苔むす原生林は、なかなか趣き深い。Simgp0073

Simgp0074 途中、雉を撃ったりして、何度か偽ピークにだまされ、上りに飽きたころ、薊畑分岐に到着(06:55)
とりあえず、予定通りの時間で何とかなった。

Simgp0078

↓ようやく目指す聖岳の頭が見えてきました。Simgp0080_2

Simgp0082

↑ど迫力の聖岳の山塊が見えてきました。頂上まではまだまだあります。

Simgp0084

↑やっと小聖岳に到達です。高度障害なのか、かなりペースが落ちてきました。

Simgp0086

↑後ろには、南アルプスの南端の光岳に続く稜線が見えます。

Simgp0087

↑もう、どっち方面かわかりません。

Simgp0088

↑いよいよ聖岳山頂直下の急登が始まります。

Simgp0090

↑お花です。なごみます。

Simgp0091

↑山頂直下、振り返ると群を抜いた高さになってました。

Simgp0092

↑聖岳山頂です。初めての南アルプス3,013mです。かなりばてました。

Simgp0093

↑一人で独占した山頂で記念撮影です。

Simgp0094

↑赤石岳方面です。

Simgp0095

↑さらに東側です。

Simgp0096

↑かすかに富士山が見えます。

Simgp0097

↑南方向です。光岳って見えるのかな?

Simgp0098

↑西方向です。高い山は見えませんね。

Simgp0099

↑北西方向です。

Simgp0101

↑赤石岳が目の前です。

Simgp0105

↑ですが、谷は深くて、とても簡単に縦走できそうにはありません。

Simgp0106

↑もうひとつのピークから見た山頂です。

Simgp0107

↑方位盤のようです。

Simgp0108

↑快晴のもと天空独り占めでしたが、そろそろ下山します。

Simgp0110

↑絶壁ですな。

Simgp0114

↑標高2,500mはあるのに、こんな感じです。さすが南アルプス。森林限界が高いです。

Simgp0116

↑振り返って聖岳を目に焼き付けておきます。

Imgp0118_2

↑光岳方面のパノラマです。

Simgp0119

↑かなり崩落が進んでいます。ちょっと怖いです。ここでおにぎり食べながら、今日無謀な計画である光岳への縦走をあきらめました。やはり標高2500m以上の縦走はキツイです。吐きそうな感じなので、ここでの撤退はやむを得ないですね。

Simgp0120

↑苔むす登山道に戻ってきました。

Simgp0121

↑花?

Simgp0122

↑苔こけ苔です。

Simgp0125

↑樹林帯ですが、ものすごい傾斜です。転んだら止まりそうにないほどですが、ちゃんとネットが張ってあります。ありがたいです。

Simgp0126

↑廃小屋です。もうすぐ渡河地点です。

Simgp0127

↑渡し籠です。少しこちら側が高いのか、引き上げるのに難渋し、かなり疲れました。非力さが露呈です。

Simgp0128_2

↑渡河地点の標高です。2000m近く下ったのです。

Simgp0129

↑写真中央に猿がいます。驚くべきことに石を投げていました。面白がっているだけなんでしょうが、崩落地点であり、落石を誘発しかねない恐ろしい出来事でした。投石、落石がないことを天に任せて、崩落地点をトラバースします。

Simgp0132

↑トラバースした崩落部分です。何箇所もありました。写真ではそうでもありませんが、かなりの傾斜です。

Simgp0136

↑最後のトンネルです。

Simgp0137

↑駐車場直前です。

Simgp0139

↑今更ながら登山ガイド写しておきました。

Simgp0140

↑登山口です。出発時は暗かったのでよくわかりませんでした。

Simgp0144

↑便ヶ島までの林道はこんな感じです。

Simgp0145

↑林道が舗装されている部分でも、かなりの傾斜地を横切っています。沢までの高度がずいぶん高いです。

Simgp0147

↑ここでSimgp0148 土産買いました。

↑いいかんじの古民家を利用した蕎麦屋に入りました。

Simgp0149

↑お店においてあったガイドブックに載っています。

Simgp0150

↑「もり」がないので「ざる」を頼みました。しかし残念ながら、味は普通でした。

【参考データ】
 便ヶ島から往復18km
 駐車場 無料駐車場30台有り、トイレあり
 山小屋 聖平小屋あり
 温泉  不明

かずさんの日本百名山登頂記録一覧表はこちらです。

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