大台ケ原山【日本百名山90】
大台ケ原山【百名山90】 1695m 三重県・奈良県
紀伊半島の脊梁のひとつ、台高山脈の主峰。いくつかの頭峰に囲まれた平頂の山で、大渓谷や原生林などの雄大な自然美を誇る。(日本百名山地図帳より引用)
【ひと言】紀伊半島の秘境というにふさわしい山奥にある山です。笹原が多いのが特徴ですが、印象に残ったのはよく整備された木道です。偉い人が来るから整備されたという噂もありますが・・・。
大台ケ原駐車場→日出ヶ岳→大蛇嵓→シオカラ沢→大台ケ原駐車場 1:50(▽1:55)関東千葉からの日帰り1座目
いつものようにETCで1000円とするべく、高速道路のSAで仮眠。奈良県に入るには、一度高速道路を降りなくてはいけないので、三重県の御在所SAで仮眠した。大台ケ原までは、120キロもあるがやむを得ないが仕方ない。
午前0時に目覚ましセットしたが、起きれず午前1時に起床!東名阪高速道路から名阪国道に入り、その後、まさに山道を進む。
大台ケ原ドライブウエイに入ると、離合も困難な細い山道に。途中鹿さんたちにも会えた。日も明け始めた。4時20分に大台ケ原駐車場に到着。広い駐車場だ。
4時35分出発!クマ除け鈴を持って来るのを忘れたが、クマはいないんじゃないかという甘い期待は、打ち砕かれた。ツキノワグマに関する注意書きがあった。ただ、これまでの注意書きとトーンがだいぶ違った。クマを驚かせないようにという感じで、襲われる前提の話でなかった。このあたりのクマはおとなしいのか?
明るい森を抜け、稜線に出ると、複数のカメラマンがいた。木段を上ると、日出ヶ岳だった。(4:54)見晴らしの良い場所で、10人程度の先客が居た。
雲の切れ目からの日の出を確認して、先を急ぐ。
整備された木段が続く。ちっとも疲れない。前方に鹿が。鹿が本当に多い。立ち枯れた木が稜線上に林立し、笹が覆っている。独特の景観だが、これは森林の衰退を表していると、説明されていた。
途中、神武天皇の銅像があった(5:30)。だから皇太子様も登ったのかなどと邪推したりしながら、下り基調で大蛇嵓に進む。
大蛇嵓は、やはり断崖絶壁の場所だった。(5:39)鉄柵があるが、慎重に身を乗り出す。高所が苦手な私は、まさに手に汗を握り、気分が悪くなる場所だった。滑りやすそうな岩であり、濡れていたら非常確実につるっといきそうな場所だった。帰りは、両手両足で這いつくばって戻りました。怖かった。
しかし、なかなかの絶景。山深さを感じつつ、海も見え、何より断崖絶壁な感じを全身で味わえます。
大蛇嵓からルートに戻ると、下りが始まった。急峻という注意喚起されていたが、普通の下りだ。下りきったところで、シオカラ谷の小さな吊り橋に到着。(6:00)ここから、上りに。思ったほどの距離なく、見所もなく、出発地点の駐車場に到着。(6:19)車はだいぶ増えていた。
なお、私のコースは、割と一般的な時計回りの周回コースであるが、最高峰にあっという間に登頂し、最後がきついのぼりという、何だか変なルートに感じた。
よって、逆となる半時計周りに進んだほうが、登山らしく感じると思いました。つまり、先にシオカラ沢まで下りて、その後、徐々に上っていき、後半に最高峰の日出ヶ岳を登頂する。この方がいいと思います。
追記:八甲田山での雨でリコーのデジカメがダメになっていたらしく、何枚も写真撮ったのですが、全滅してました。オリンパスで撮った鹿の写真2枚しか残っていませんでした。
【参考データ】
登山道 大台ケ原駐車場からの東大台周遊ルート 距離約7km 標高差約100m
タイム 標準3時間45分(かずさん1時間50分)
駐車場 200台くらい(無料、トイレあり)
山小屋 大台荘ほか多数
温泉 小処温泉(直線距離では5kmほどなれど、道路で行くのは大回りが必要)
かずさんの日本百名山登頂記録一覧表はこちらです。
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