巻機山(まきはたやま)【日本百名山27】
山名は山麓の機織伝説から。平坦で穏やかな頂稜は草原に池塘が点在する高山植物の宝庫。しかし山麓から頂上部へは急登が続く(日本百名山地図帳から引用)
【ひと言】残雪の多い5月末に加え、悪天候で一人の登山者とも会うことなく、この山塊にただひとり。ある意味最高に贅沢な山登りを満喫しました。
桜坂駐車場⇔井戸尾根⇔山頂 3:52(▽3:38)
高速のPAで仮眠していたが、あまりの眠さに起き上がれなかった。起きても雨にテンションが上がらない。天気予報では、午後からは晴れるとのこと。それを頼りに予定より5時間くらい遅い出発
途中、六日市町は、天地人の直江兼続の生誕地であることに気が付くが、坂戸城跡を確認して先を急ぐ。
桜坂の駐車場に11時過ぎに到着。人気がない中、準備する。登山シートを投函(写真1)し、出発するも、クマ除け鈴を忘れて、戻る。
11:23に再出発。樹林帯の急坂を進む。昨日からの雨で足場はゆるい。やがて四合目到着。(11:42)
先を急ぐと、また標識が。四合五勺って、中途半端な・・・ (写真2)
11:55に五合目通過。のどの渇きを覚え、給水。急坂が続く。するとさらに中途半端な標識が・・・五合三勺って・・・
明るい樹林帯(写真3)を一人進んでいると、初めての小さな残雪が。これから先、いっぱいあるんだろうなと思いつつ進む。
やっぱりいっぱいありました。雪を踏み抜かないよう慎重に進むも、今朝までの雨、今日はまだ誰もいないようで、踏み跡がない状態。かなり手探り状態で、ペースが上がらない。
六合目で、12:23 かなり時間がかかりそうな感じだ。ヌクビ沢(写真4)が少し見えてきた。霧よ晴れろよって祈りつつ進む。
七合目で、おにぎり2個補給。
霧もだいぶ晴れ、ピークが見えてきた。 前(ニセ)巻機山だろう。(写真6)
ニセ巻機山への上りで、とうとう巻機山の山頂(写真7)が見えた。 ニセ巻機山に13:15に、登頂成功。(写真8)
そこから下って、避難小屋(写真9)を通過し、最後の雪渓で、とうとう雪を踏み抜いた。右足が湿地に陥没して、ずぶ濡れだ。雪解け水は冷たかった。 (写真10)
気を取り直して、最後の急坂を上る。残雪があり、慎重に進むとあっという間に頂上に到着。13:35 (写真11)
霧も晴れて、見回すと、どうもここより高いピークが見える。そちらに進む。小さなケルンがつんでるところが一番高そうなところ(写真12)で、標識がないが、ここを山頂と認めて、山頂でお約束の食事を取る。誰も居ない山頂だ。
しばし景色を堪能するも霧がまた出てきた。そろそろ帰ることに。しかし、誰にも会わなかった。やはり今日は私、ひとり?
急ぎつつも、いつもより慎重に駆け下る。ニセ巻機山からの下りで、一時、霧が晴れ、また巻機山が見えた。これが最後の山容(写真13)だと思い、写真に収めて、先を進む。
予想通り、残雪だらけの明るい樹林帯で、踏み跡(写真14)を見失い、きっちり迷った。5分ほどうろうろして、ルートを見つけて進む。
往きもそうだったが、融雪による水が、登山道を川のように流れている。(写真15) できるだけ水を避けるも、限界がある。靴はもうどろどろだ。
高度が落ちると、登山道上の水もなくなり、快調に下った。15:15に、1台だけ停車している駐車場に到着。(写真16) 今日は一人も登山者に会わなかった。この広い山塊に私一人で貸切だったようだ。
着替えて直ちに、天地人観光名所めぐりに出発した。
11:23 桜坂駐車場
12:23 井戸尾根(六合目)
13:15 ニセ巻機山
13:35 御機屋
13:41 巻機山山頂
13:54 ニセ巻機山
14:35 井戸尾根(六合目)
15:15 桜坂駐車場
【参考データ】
登山道 井戸尾根ルート 片道5.5km往復11km 標高差約1200m
駐車場 桜坂駐車場30台くらい(有料)
山小屋 巻機山避難小屋(標高1800mくらい?)
温泉地 六日町あたりにあるかも?
かずさんの日本百名山登頂記録一覧表はこちらです。
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