第21回山口100萩往還マラニック大会140km(1)
5月3日から4日にかけて、私が参加してきました「萩往還140km」のご報告いたします。
まず、本大会ですが、もう第21回なんですね。山口は開催県名、萩往還とは、メインコースの名称で、江戸時代の街道の名前ですね。
マラニックとは、「マラソン」と「ピクニック」を合わせた造語で、タイムを競い合うのではなく、それぞれのペースで踏破するもので、走る距離は、概ねマラソンより長いものでしょうか。
さて、100ってのが、よくわからないんですが、まあいいでしょう。
で、まずカテゴリーですが、5つあります。(今回は一つ減ったようです。)
A250km
B140km
C 70km
D 35km
F 35km(歩け歩けの部)
で、私の出たのはBの140kmの部でした。ちなみに250kmの部は、参加条件があり、それを私は満たしておりませんでした。
(250kmの参加条件:①250km出走経験者であること、又は②本大会140kmの出走経験(完踏はしていなくてもよい)、かつ100km以上のウルトラマラソンでの完走経験有り)
さて、140kmのコースですが、以前書いたとおり、山口市の瑠璃光寺から瀬戸内海側の防府市内を折り返し、sスタート地点の山口市を通過し、日本海側の萩市内を周回したのち折り返し、瑠璃光寺に戻るというものです。
このルートのほとんどが、かつて萩往還といわれたところを走るもので、本大会の名称にもなっているところです。
前置きはこのくらいにして、そろそろ報告に入りましょうか。
<スタートまで>
9時、帰省先の金沢駅から特急サンダーバードで新大阪に。GWでありましたので、指定席は取れませんでしたが、自由席を確保。前日、徹夜でドライブした疲れもあり、爆睡。隣の人の顔がもう思い出せません。
11時半くらいに、新大阪に到着。ダッシュで新幹線のプラットホームで、自由席乗り場に。列の8番目くらいに。ちょうど、すぐ近くに弁当売り場があったので、バッグを置いて、弁当とビールを購入。(詳細は、5月3日のブログ記事のとおり)
3列シートの真ん中に空きがあり、若い男性に囲まれる形に。ビール飲んで弁当食べて、また爆睡。奥の男性が広島で降りたので、目が覚めたので、寝ないで次の乗り継ぎ方法を検討。1時半に新山口駅に到着。
ちょっとお腹の感じが来てたので、トイレを探し、和式しかないのにがっかりしつつ、屈んでみると、トイレットペーパーが設置されてないことを発見。有料100円に戦意(便意)喪失。
さて、県庁所在地である山口市の山口駅は、実は地方ローカル線(いわゆる何とか本線でない)。乗り継ぎ待ちが40分もあるのと、駅から会場まで距離があるので、会場近くに停車するバスに乗ることにした。590円でした。
バス車中、受付した後に、説明会に参加したいが、果たしてその時間が確保できるのか、考えていた。ややバスは時間を遅れたので、県庁前で降りて、受付に寄らずに、説明会場に向かった。(説明会場と受付場所は、1キロくらい離れている。)
そう、実はスタートは18時なんですが、説明会は15時から開催とのことで、初参加の私としては、一度聞いておく必要はあると、思ったので、説明会に出席したのでした。
開会15分前に、会場に入るも、すでに相当な人が、集まっている。否応なく、テンションが上がってきた。3時には、300名くらいは集まっただろうか、会場も満員になり、説明会が始まる。
この会場に、スタッフは2人とのこと。すでにスタートした250kmの部の見回りや140kmのスタート準備で、人手がないとのこと。
仕事柄いつも抜かりないことに注力してしまっている私には、目から鱗の驚きだ。21回目の実績を踏まえても、300名の説明会を2人で仕切るとは・・・。そういえば、説明会場に何の受付もなかったし・・・
しかし、説明会の内容は、さすがでした。知りたい情報やポイントがぎっしりで、熱い思いが伝わってくるものでした。
ちなみに、二人のお名前は忘れてしまいましたが、石彫公園の責任者の方と2回目の140kに出走するボランティアの男性でした。
出走される男性は、100kを7時間で走られるとのことで、40kの延長なら大丈夫と過信して望んだ初参加の昨年、胃痙攣を起こし、20時間超でのゴールとなったとのことでした。
想像以上に厳しくタフなコースだと、何度も熱く語っておられたのが印象的でした。(あとで知ることになりますが、富士登山競走を10回制覇したミスター富士登山競走の芹澤さんでした。)
夜間走行に必要なライトについても、明るいものを2つ持つようにとのアドバイスがあり、夜目に自信があり、軽量化のためライトを持たない場合、明るいライトを持っている人の背後にくっついて走行する「コバンザメ走法」しかないとの説明に会場で爆笑が起きておりました。
それから、昨日スタートした250kの部では、40キロもコースアウトした人がいたとか。そんな距離を間違えて進むとは、信じられないことだが・・・
説明終了後、質問が多くでましたが、予定通りの4時に説明会終了と同時に、急いで受付会場に向かいました。
受付会場は、瑠璃光寺と洞春寺の間にある松籟亭(しょうらいてい)って、いかにも由緒のありそうな建物が受け付け場所でした。
こちらもスタッフわずか2名で、忙しく受付を処理してました。感謝です。
それから、着替えのために、隣接する洞春寺に移動です。ちらっと見た案内板に「毛利元就公の菩提寺」と書いてありました。
着替え及び荷物置き場が、その菩提寺の本堂でした。さすがにご本尊の目の前は、荷物置き場とならないように、シートが敷かれず、空き場所となっておりましたが、少しお恐れ多く、びっくりです。
さっそく、場所を確保し、ゼッケンを付け、準備を始めると、同じ説明会場から着替えに戻った多数の人も到着し、かなり混雑してきました。そんな中、レース前にトイレに行っておきたいのと食事を取りたいタイミングを計りつつ、ザックの中身と、途中に置いておける2つの荷物をどうするかで、悩んでいるうちに、刻々と時間が・・・
ぎりぎりまで、うだうだ考えてしまうのが、私の性分だが、小一時間も経つと、まわりの人がほとんどいなくなってました。不思議なもので、人がいなくなると、集中して物事が進むのも、私らしい。
カロリーメイトを1箱食し、LEDライトは、先週購入した軽量タイプを選択。シューズは、2年間履きっぱなしで、限界を超えつつあるも、信頼感抜群のモントレイルのヴィテッセを選択しつつ、予備のため中間地点にハードロックを荷物として送ることに決定。
5時半に洞春寺を出て、まず送り荷物預かり場所に荷物を置く。すでにスタートには、長蛇の列。2分おきのウェーブスタートなのですが、前の方には、潜り込めそうにないので、まずは国宝瑠璃光寺五重塔を写真撮影。 この五重塔は、道路からすぐの場所に建っており、世俗に近すぎてなんだか荘厳さを少々失っているかのように感じてしまい、少々もったいない気もするくらいだ。
スタートの列の後方に進むと、トイレを見つけたので、少し待って、済ませて、準備万端。
実は、この大会に出発するに当たり、明日午後八時までに金沢に到着するよう、家族から強く要望されました。なぜかというと、GW後半の5,6日は千葉で疲労回復と学校の準備をするとのことで、明日夜に、帰省先の金沢から千葉に車で戻る予定となったからです。(ちなみに車の運転は私です。)
そんな訳で、少しでも早くスタートしたいという心理状態で、そろりそろり列の前方に進み、半分くらいのところまで進んで、すっかり忘れていた準備運動をその場で軽くしました。 やばいやばい・・・
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